阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
ご利用下さい。

「JTB私鉄時刻表 関西 東海2024」を購入する(2024.3.18)

「JTB時刻表」といえば、JRや民鉄だけでなく、バスや航空、船舶までもを網羅した、国内の公共交通機関を利用して旅行する上では欠かせない情報源の一つであります。

その「JTB時刻表」を発行する「JTBパブリッシング」では、この度関西・東海エリアの民鉄を網羅する「JTB私鉄時刻表 関西 東海2024」(以下、「JTB私鉄時刻表」といいます。)を発売しました。

20240318_201024




上述のX投稿のとおり、「JTB時刻表」のフォーマットで、東海3県(三重・愛知・岐阜)と関西2府4県の大手・中小各私鉄(民鉄)の時刻が、「JTB時刻表」と同じフォーマットで見られる時刻表となっています。

これだけでも、十分網羅性のある時刻表で、活用価値が高いものと感じますが、ページを開くと更に、その掲載情報の深さを感じることができましたので、注目点をご紹介したいと思います。



【大阪メトロ御堂筋線も「全列車掲載」】
img569
(JTB私鉄時刻表P458より引用)

上記引用画像は、Osaka Metro御堂筋線及び北大阪急行のページですが、ご覧のとおり「全列車掲載」となっています。

このJTB私鉄時刻表のスゴいところは、基本的に「全列車掲載」である点です。
大手民鉄は勿論、地下鉄(名古屋、京都、大阪、神戸)も全列車掲載です。
ですので、上記引用画像のとおり、ラッシュ時には2分間隔で運転している御堂筋線でも、当たり前のように全列車掲載となっています。
逆に全列車掲載ではない(日中は運転間隔のみ掲載)のは、豊橋鉄道東田本線と、阪堺電気鉄道上町線・阪堺線の、いずれも路面電車のみとなっています。

即ち、これら3線区以外は、全駅・全列車掲載となるわけですから、これだけでも、このJTB私鉄時刻表の情報量の多さを感じ取ることができるのではないのでしょうか。



【「ラピート」に「グリーン車」マーク?】
やはり地元が気になる、ということで、南海本線のページを開けてみます。
img570-2
(JTB私鉄時刻表P510より引用、赤枠は管理人による。)

上述のとおり全駅・全列車掲載であるのに加え、「列車番号」も掲載されているのは、ファンにとっても心強い情報です。
(列車番号については、上記Osaka Metro・北大阪急行のように、掲載の都合で省略されている場合もあります。)

そして気になるのが、上記引用画像中に赤枠で記した「グリーン車」のマーク。
勿論、「ラピート」にグリーン車が連結されているわけではありません。
JTB私鉄時刻表では、このグリーン車マークは、「特急料金などのほかに特別料金の必要な車両」と説明されています。
img572
(JTB私鉄時刻表巻頭P8より引用、赤枠は管理人による。)

なるほど、ラピートの「スーパーシート」には、特急料金の他に「特別車両料金」が必要なため、それを示す「グリーン車」マークが付けられている、というわけです。



【「ひのとり」「しまかぜ」にはグリーン車マークなし、「しまかぜ」には「ビュッフェ」マークが】
それならば、同様に「デラックスカー」「プレミアム車両」と、上級サービスも提供している近鉄特急でも、同様に「グリーン車」マークが見られるのではないか、と思いページをめくってみました。
img571-2
(JTB私鉄時刻表P248より引用)

こちらは逆に、「グリーン車」マークは無く、「全席指定」マークに「プレミアム車両・レギュラー車両連結」(ひのとり)、「展望車両・グループ席車両連結」(しまかぜ)と注釈が入っています。

この違いは果たして何なのか?気になるところですが、私自身の推測では、以下の経緯でこのような掲載方法になったのでは、と考えます。
・「ひのとり」の場合は「プレミアム車両」「レギュラー車両」ともに特別車両料金が必要。
・上記「特別料金の必要な車両」の定義からすれば、「ひのとり」充当列車は全席「グリーン車」マークが付くことになる。
・しかしそれだと、「ひのとり」と他の特急とで、座席設備に大幅な差が付くように見えてしまい、読者に誤解を生じさせる恐れがある。
・よって、近鉄のページでは、別途特別車両券が必要な列車であっても「グリーン車」マークは使わず、注釈等で、別途料金が必要な旨説明。
・その考え方を踏襲するため、「しまかぜ」も「グリーン車」マークではなく「全席指定」マークとなる。

南海・近鉄の両社の料金体系を考えるに、上述のような推理が成り立ちそうに感じましたが、どんなものでしょうか。


一方、「しまかぜ」には、コーヒーカップのマーク、即ち「ビュッフェ」のマークが付けられています。
これは、「しまかぜ」に連結されている「カフェ車両」のことを指しています。
車内で軽食を提供する車両として連結されている「カフェ車両」に、この「ビュッフェ」マークが付けられるのは、至極納得のいくところです。
一方で、同じく観光特急の「あをによし」「青の交響曲(シンフォニー)」にもカウンターでスイーツなどを提供していますが、ビュッフェマークは付いていません。
恐らく、これら2列車と「しまかぜ」とでは、提供される食事の違い(スイーツは軽食に入らない)で区分けされているのかな、とも感じました。



ともあれ、入手して一通りしか眺めていませんが、情報量の多さと表示のユニークさに、価値の高さと面白さを感じましたので、早速記事にしたためた次第です。

乗りつぶしや撮影、運用調査などなど、ファンにとって活用価値の高いこのJTB私鉄時刻表。
お値段は2,200円(税込)とやや張りますが、手元に置いておきたい一冊であると感じました。

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 (JTBのMOOK)
JTBパブリッシング
2024-03-18


JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 (JTBのMOOK) [ JTB時刻表 編集部 ]
JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 (JTBのMOOK) [ JTB時刻表 編集部 ]



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【JR東日本】E653系「上沼垂(かみぬったり)色」登場(2024.4.21)かつての485系カラーが復活

JR東日本では、2024年5月に新潟駅開業120周年、そして7月に羽越本線全線開通100周年を迎えることに併せて、現在特急「しらゆき」(新潟〜上越妙高・新井)及び一部の「いなほ」(新潟〜酒田)で運用しているE653系(4両編成)の外観デザインを、いわゆる「上沼垂色」(かみぬったりしょく)と呼ばれる、485系特急形車両に用いられていたカラーに変更することを発表しました。

新潟駅開業120周年×羽越本線全線開通100周年 特急「しらゆき」「いなほ」 E653系“上沼垂色”Debut!|JR東日本

概要は以下のとおりです。

【E653系外観デザイン変更】
・対象車両:
E653系4両編成 1本

・運用路線、列車
信越本線:特急「しらゆき」(新潟〜上越妙高・新井)
白新線・羽越本線:特急「いなほ」3号・10号(新潟〜酒田)
(上沼垂色の車両を使用する列車は日々異なる)

・営業運転開始日・列車
4月21日(日) 特急「いなほ3号」(新潟10:48発→酒田13:01着)から営業運転開始

【E653系「上沼垂色」撮影会】
・開催日時:
2024年4月20日(土)
第1部は午前、第2部は午後の開催

・開催場所:
新潟車両センター(信越本線「越後石山」駅集合・解散)

・販売価格及び数両:
通常コース:
13,000円/名、各部30名

特別コース:
39,180円/名、各部1組(最大2名まで)

・販売期間:
2024年3月18日(月)12:30〜4月14日(日)23:59(売り切れ次第終了)

・購入方法:JRE MALL「JR東日本新潟支社店」で購入(会員登録が必要)
https://www.jreastmall.com/shop/c/cI3/


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR東日本のE653系は、常磐線特急「フレッシュひたち」に投入後、後継のE657系が投入された後、現在は新潟地区の特急「しらゆき」「いなほ」に使用されています。

一方で、交直流双方の区間を運行できる強みを活かしてか、様々な臨時列車や団体列車にも使用されており、こういった車両向けの編成については、「旧・国鉄特急色」や「フレッシュひたち時代になかったオリジナルカラー」に施されており、ファンの注目も高い車両となっています。
(参考)




そして今回、引き続き新潟地区で「しらゆき」「いなほ」として運行されているE653系のうち1編成が、「上沼垂色」というカラーに変更されることが発表されました。

この「上沼垂色」、かつて新潟地区を中心に運行されていた485系特急形車両に施されたデザインで、白色基調で、緑色と青色の帯が下部に施されたものとなっています。

「上沼垂」という、ある意味難読のカラーリングの名前の由来は、当時のJR東日本・上沼垂運転区に所属していた485系に実施されたデザインであることから、主にファンの間に名付けられました。
「上沼垂」という難読地名に加え、特急「北越」「いなほ」だけでなく「雷鳥」「白鳥」といった、新潟エリアを越え、北は青森、そして南は大阪まで運行されていた、という運用範囲の広さも相まって、ファンの間では今なお人気の高いカラーとなっているものと思われます。

DSC06486_R
DSC06484_R
▲上沼垂色の485系「いなほ」(秋田駅)2013年撮影
上沼垂色末期でも、新潟〜秋田の「いなほ」として活躍し続けました。


img568
▲上沼垂色の485系「雷鳥」(大阪駅)1989年頃撮影
かつては、大阪〜新潟の「雷鳥」や、大阪〜青森の「白鳥」に、この「上沼垂色」の485系が投入されていました。
そのため、このように、遠く離れた大阪駅でも、毎日のようにこの「上沼垂色」が見られました。



このように、ファンの思い入れも大きい「上沼垂色」が、この度E653系に復活するとのことで、これまた注目のデザイン列車の運転と思われます。

また上記発表では、撮影会では「特急シンボルマーク」の掲出も行われるとのことですので、こちらも人気を集めるのではないのでしょうか。
撮影会の発売開始は明日12時半とのことですので、参加したい方は忘れずチェックしておきたいところです。


私自身、この「上沼垂色」の485系は、特急「白鳥」に乗車したことがありました。
1995年の7月、初めて北海道へ渡道する際に、前日の急行「きたぐに」が運休し、その代替として翌朝の大阪発「白鳥」を選んだ次第でした。
その際のきっぷは、下記過去記事でご紹介しています。
(参考)

この時は、本来乗車予定だった「きたぐに」が運休となったことに加え、乗車した「白鳥」も新潟駅での車両トラブルで約1時間遅れとなるという、まさにトラブルまみれの旅立ちでした。

ただでさえ、大阪〜青森の「白鳥」に乗り通すことに加え、前後にこのようなトラブルに見舞われたこともあり、この乗車は今でも即座に思い出せるくらいに、強く印象に残ったものでした。

その時に乗車した485系「白鳥」の上沼垂色が復活するということなので、機会があれば是非現車を見てみて、その当時の記憶に改めて思いを馳せてみたいな、と感じました。




鉄道コム関連記事】
E653系 上沼垂色車両 運転(2024年4月21日〜) - 鉄道コム
北陸新幹線延伸の裏で、金沢でも見られた「懐かしの色」復活の発表 今週一週間の鉄道ニュース - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
特急「しらゆき」「いなほ」車両に「上沼垂色」復刻へ 往年の国鉄特急の色 | 乗りものニュース
JR東日本、485系「上沼垂色」をE653系に - 4/21デビュー、撮影会も | マイナビニュース
4月20日 JR東日本『E653系「上沼垂色」撮影会』を新潟車両センターで開催|鉄道イベント|2024年3月14日掲載|鉄道ファン・railf.jp
キター!E653系が“上沼垂色”に!新潟駅開業×羽越本線全線開通の周年記念企画 | レイルラボ ニュース



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

旧・名鉄谷汲線谷汲駅を訪問する(2024.3.14)

このブログで逐次ご紹介してきた「西国三十三ヵ所巡り」ですが、先日無事最後の札所「谷汲山華厳寺」を訪問して終了しました。
谷汲山華厳寺のお話は別途ご紹介したいと思いますが、そのついでに、近くにある旧・名鉄谷汲線谷汲駅を訪問しました。


名鉄谷汲線とは、名鉄(名古屋鉄道)のいわゆる「600V線区」のうち、黒野〜谷汲間の路線で、今回訪問した谷汲山華厳寺へのアクセスなどとして建設されてました。
しかし、利用者の減少により、2001年9月末をもって廃止となりました。

廃止から20年以上が過ぎた現在でも、旧・谷汲駅は当時のままで保存されているということもあり、この西国三十三ヵ所巡りの折りに訪問したいと以前から思っていました。
華厳寺から車ですぐ、徒歩でも20分程度でしょうか。谷汲の町中に駅は今も残っていました。

20240314_125434_R
▲旧・名鉄谷汲駅 駅舎
路線が営業していた頃から、隣接する「昆虫館」と一体の建物となっていました。

改札口も当時のままです。
20240314_125445_R
20240314_125515_R


運賃表も廃止前そのままで、何も知らずにここにくると、本当に列車がやってくると錯覚するほどに、当時のままに残っていました。
20240314_130121_R


改札口を通り、ホームに入っていきます。
20240314_125540_R
20240314_130103_R


ホームに入りますと、1面2線のホームに、車両が2両保存展示されていました。
20240314_125615_R
▲モ750形755号車

20240314_130020_R
▲モ510形514号車

いずれも、谷汲線廃止直線まで活躍していた車両でした。
当時の時刻表によりますと、これらの車両が、末期は60分間隔で運転されていたようです。

駅名票も、当時のままに残っていました。
20240314_125621_R


車両と併せて駅名標を撮影すると、まさに営業中の路線の感があります。
20240314_125920_R
20240314_125941_R


そして、運行最終日に掲出されたのであろう「さようなら谷汲線」のプレートも、当時のまま保存されていました。
20240314_125559_R


20240314_130208_R
▲谷汲線営業当時の観光案内図

まさに廃止当時にタイムスリップしたかのように、車両だけでなく駅施設関係も当時のまま保存されているここ谷汲駅。
事前に調べた範囲ですと、当時の車両が保存されていることは承知していましたが、駅の掲示関係も含めて当時のままというのは、自分にとって想定外で、訪問できて本当に良かった、と感じました。



この谷汲線ですが、廃止されたのが2001年9月末でした。
当時は、個人的に色々な事情が重なっていてた時期でもあったことから、現在のように路線の廃止を追いかけていられない時期でありました。

そのため、谷汲線の廃止も情報として知ってはいたものの、敢えて乗りに行くほどでもないか、とスルーしていたように思いました。
それ以前に当時は、そのうちJR全線に乗れればいいか、という考えで乗りつぶしを進めていたこともあり、こういった民鉄の廃止線区を急いで乗りに行かないと、と思っていなかった節もありました。

そんなこともあり、結局この谷汲線は私にとって未乗のまま廃止されたわけです。
今となっては何と勿体ないことをしてたのだ、と思うのですが、当時の状況からは仕方がないとも思っています。

それだけに、今回谷汲駅が当時の様子そのままに残っていたことは、嬉しく感じた次第でした。
最後に、この旧・谷汲駅の保存・活用活動をされているNPO団体のリンク先をご紹介させていただきます。
今後もこの谷汲駅の車両・施設の保存が末永く続くよう、微力ではありますが応援させていただきたいと思います。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【南海電鉄】スイスの姉妹鉄道「モントルー・オーベラン・ベルノワ鉄道」とのコラボラッピング「ラピート」運行(2024.3.14〜)

南海電鉄では、同社と姉妹鉄道協定を締結している「モントルー・オーベラン・ベルノワ鉄道」(MOB鉄道、スイス)の展望列車「ゴールデンパス・エクスプレス」をラッピングした「MOBラピート」を運行することを発表しました。

スイスの姉妹鉄道「モントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道」とコラボした、特急ラピート ラッピング列車を運行します! | 南海電鉄

概要は以下のとおりです。

【名称】
MOBラピート

【運行期間】
2024年3月14日(木)〜当面の間

【ラッピング内容】
2024031221-24-582
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/240307.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



南海電鉄の空港特急「ラピート」は、そのデザインの特別さから高い注目を集めることもあってか、これまで様々なラッピングが施されてきました。

今回ラッピングされるのは、同社と姉妹鉄道協定を結んでいるスイスの「MOB鉄道」の観光列車「ゴールデンパス・エクスプレス」の塗装で、側面をこの列車のラッピング施し、ホームから見ればまさにこの「ゴールデンパス・エクスプレス」がやって来たのではないか、と思えるデザインとなっています。

このMOB鉄道は、南海電鉄と同様に沿線に世界遺産を擁するとのことですが、こちら南海電鉄の高野線沿線では、高野山と高野山麓エリアが世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に指定され、丁度20年となります。
南海電鉄でも下記発表のように、登録20周年企画を実施することを発表していますが、今回のMOB鉄道とのコラボラッピングも、そういった世界遺産登録20周年に絡めた企画の一つ、といえるのかも知れませんね。
(参考)
高野山世界遺産登録20周年企画「ふれたい、高野山。2024」を開催 | 南海電鉄



鉄道コム関連記事】
南海 ラピート MOBラッピング車両 運転(2024年3月14日〜) - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
南海電鉄「MOB ラピート」スイスの姉妹鉄道とコラボ、3/14運行開始 | マイナビニュース
南海50000系第4編成が「MOBラピート」に|鉄道ニュース|2024年3月15日掲載|鉄道ファン・railf.jp
もはや別の特急?南海の空港特急「ラピート」が大胆に変身!「スイスを走る展望列車」のデザインに | 乗りものニュース



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【JR西日本】ロケット「カイロス」打ち上げ延期に伴い3月13日に臨時列車を運転。3月9日(土)に比べ更に2本増発に

和歌山県串本町で、ロケット発射場「スペースポート紀伊」から小型ロケット「カイロス」が、3月9日(土)に打ち上げられる計画でしたが、同日の打ち上げは延期となり、3月13日(水)に延期となりました。
(参考)
プレスリリース:カイロスロケット初号機の打上げ日について

これに伴い、3月9日(土)にも運転されたきのくに線の臨時列車について、3月13日(水)にも運行されることが発表されました。

ロケット「カイロス」打ち上げに伴うきのくに線 臨時列車の運転 :JR西日本

概要は以下のとおりです。

【臨時列車本数】
紀伊田辺・串本→新宮方面:5本
新宮→串本→紀伊田辺方面:6本
合計:11本
(参考:3月9日(土)の臨時列車:計9本)

【時刻表】(主な駅を掲載)
(上り:新宮方面)
2024031220-45-551


(下り:紀伊田辺方面)
2024031220-46-302

(いずれも上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240311_00_press_rocket.pdf)より引用)

【その他】
・多くの利用が見込まれるため、「サイクルトレイン」の設定は中止。
・今後も「スペースポート紀伊」でロケットが発射される際に混雑が予想されれば、臨時列車を運転する場合あり。

(参考)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響により当初の予定から4回の延期となり、ようやく3月9日(土)の打ち上げにまでこぎ着けた、この「カイロス」ですが、打ち上げ当日、発射場周辺の海上警戒区域に船舶が残っていたため、延期となりました。
(参考)
民間ロケット「カイロス」、延期した打ち上げは13日午前11時1分に再設定 : 読売新聞

まさかここに来て、そんな理由で打ち上げ延期となるとは、地元や見学者から落胆の声も聞こえたりしましたが、一方で打ち上げの機器等のトラブルは無いことから、4日後に再打ち上げが可能となりました。

これに伴い、きのくに線の臨時列車も、3月9日(土)と同様に設定されるのですが、よく見ますと3月9日の設定に比べ、串本〜新宮間で1往復(2本)追加されているのが目に付きます。
(新宮10:00発→串本11:25着、串本11:32発→新宮12:48着)

当初の打ち上げ予定日には、多数の見学客が利用し、相当な混雑となった模様で、急遽さらに1往復追加で設定することになった模様です。
多くの利用者が、この機会にきのくに線を利用するのは、大変有り難い話で、今後も「スペースポート紀伊」でのロケット発射の際に、多数の見学客が、このきのくに線を利用してもらえると嬉しいな、と感じています。


明日の「カイロス」打ち上げは11時1分から11時17分の間に予定されています。
ロケットの発射は簡単ではないことは、素人の私でも十分理解できますが、それでも無事な発射を願いたいニュースであります。

20230903_060225
▲特急くろしお「ロケットカイロス号」に貼り付けられた応援ステッカー。
明日3月13日んみは、このように無事打ち上げられることを願っています。




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【JR西日本】通勤特急「らくラクやまと」出発式を開催(2024.3.18)当日の乗客にはオリジナルクリアファイルがプレゼント

JR西日本では、3月18日(月)に通勤特急「らくラクやまと」のデビューを記念して、奈良駅で出発式を行うことを発表しました。

通勤特急「らくラクやまと」デビューを記念し 奈良駅で出発式を行います! :JR西日本

概要は以下のとおりです。

【日時】
2024年3月18日(月) 午前7時〜7時20分頃まで

【場所】
奈良駅2番のりば

【「オリジナルクリアファイル」プレゼント】
運行開始当日、奈良駅発・新大阪駅発それぞれの「らくラクやまと」利用者に、オリジナルクリアフィアルをプレゼント。
(いずれも王寺〜久宝寺間で配布)

2024031120-50-031
▲「らくラクやまと」運行初日に配布されるオリジナルクリアフィアル
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/03/page_24734.html)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下記記事でご紹介したように、来週月曜日の運行開始を前にして駅案内等の準備も着々と進んでいる「らくラクやまと」。
(参考)


運行開始当日は、奈良駅発の列車で出発式が開催されますが、それに加え初日の列車では乗客に対してオリジナルクリアフィアルがプレゼントされます。

上記引用画像のとおり、今回配られるクリアファイルは、奈良駅発と新大阪駅発で異なるデザインtおなっている上に、「らくラク〜」シリーズのみならず、近畿エリアの有料着席サービスとして実施している「うれしート」「Aシート」もデザインされたものとなっています。

お金を出してでも購入したい、と思う人も出てくるくらい、秀逸なデザインに感じましたので、何かの機会に販売されれば、是非こうにゅうできればいいな、とも感じたニュースでありました。




鉄道コム関連記事】
通勤特急 らくラクやまと 運転(2024年3月18日〜) - 鉄道コム



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

開幕400日前!大阪メトロ「大阪・関西万博」ラッピング列車をみる(2024.3.9)

昨日(3月9日)は、2025年4月13日に開幕する「大阪・関西万博」のちょうど400日前でありました。
万博協会や各府県からも、400日前を記念したSNSの発信も多く見られました。




丁度400日前だから、というわけではありませんが、昨日Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線・西中島南方駅で撮影していたところ、同線30000系の「大阪・関西万博」ラッピング編成を撮影することができました。

DSC02778-2_R
▲大阪メトロ御堂筋線30000系、大阪・関西万博ラッピング編成

DSC02616_R
▲同・西中島南方駅停車中の撮影


大阪・関西万博のラッピング編成は、御堂筋線以外でも大阪メトロ谷町線、そして阪急、阪神、近鉄、京阪、JR西日本の各社で、万博開幕500日前から順次運行されています。
(参考)



これらのラッピング編成は、概ね万博終了時期まで運行される模様ですが、あっという間にあと1年半は過ぎていくだけに、計画的に記録撮影をしておきたいな、と思った次第でありました。




鉄道コム関連記事】
大阪メトロ 御堂筋線・谷町線 関西万博ラッピング列車 運転(2023年11月30日〜) - 鉄道コム



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

通勤特急「らくラクやまと」乗車位置案内をみる(2024.3.9)

来る3月16日(土)ダイヤ改正で、大和路線に新たに「らくラクやまと」が運行されます。
(参考)


「やまとじライナー」以来となる特急用車両を使用した有料着席サービス列車、そして「かすが」以来となる奈良県内のJR線を走る定期特急列車として、ファンの注目の高いこの列車。

運行開始を前にして、既に天王寺駅には、「らくラクやまと」の乗車位置がホームに貼り付けられていましたので、ご紹介します。
20240309_114607_1
▲「らくラクやまと」乗車位置案内


よく見ますと、「通勤特急」と記されており、「らくラクやまと」をはじめとした「らくラク」シリーズを、「通勤特急」として位置づけていることが、この表示からも垣間見ることができました。
(参考)


新大阪発が夜、奈良発が朝の、いずれも平日のみの運行ですので、おいそれと乗車するのもなかなか大変ですが、機会があれば乗車して、その様子をブログにアップできればと思っています。




鉄道コム関連記事】
通勤特急 らくラクやまと 運転(2024年3月18日〜) - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
大和路線に通勤特急「らくラクやまと」誕生へ 新大阪から環状線周りで奈良へ!? 「うれシート」も増発 | 乗りものニュース
JR西日本「らくラクやまと」新設、平日朝夕に奈良〜新大阪間で運転 | マイナビニュース
JR西、大和路線で通勤特急「らくラクやまと」新設!有料座席サービスも拡大へ | レイルラボ ニュース
JR西日本、奈良〜大阪エリア結ぶ通勤特急「らくラクやまと」新設 「快速 うれしート」もさらに拡大 2024年春ダイヤ改正 | 鉄道ニュース | 鉄道チャンネル



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム

【大阪メトロ・北急】まもなく見納めとなる「千里中央行き」を撮影する(2024.3.9)

下記記事でご紹介したように、来る3月22日に北大阪急行電鉄・南北線延伸線の千里中央〜箕面萱野間が開業するのに併せて、Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線及び北大阪急行でダイヤ改正が実施されます。
(参考)

この改正に伴い、これまで千里中央発着だった列車は、そのほとんど全てが箕面萱野発着となり、特に「千里中央行き」は消滅することになります。

長年、御堂筋線及び北大阪急行線の行き先として定着していた「千里中央」の表示も、あと2週間で見納めとなることから、本日(3月9日)に、その「千里中央行き」を撮影することにしました。



撮影地をどこにしようか考えていましたが、いつもお世話になっているブログ「Msykの業務(鉄道)日誌」さんの下記記事を参考に、御堂筋線の西中島南方(にしなかじま みなみかた)駅で撮影してみることにしました。

御堂筋線は、この区間では南北に走るので、日中の撮影は逆行気味になるところ、この日は曇り気味の天気でした。

こちらとしては、とにかく「千里中央」という行き先を記録したかったので、曇りという天気は逆に好都合でした。

以下、各車両の撮影記録をご紹介します。



【大阪メトロ30000系】
DSC02564_R

DSC02500_R


10系を置き換え、今や御堂筋線の主力として活躍する30000系。
実はこのLED表示がシャッタースピードをかなり落とさないと切れてしまい、何度か失敗しつつ、無事「千里中央」を記録することができました。

続きを読む

【のと鉄道】能登中島〜穴水間は2024年4月6日に運転再開。震災から3ヶ月で全線復旧に

令和6年1月1日に発生した能登半島地震により全線運休となった、石川県能登半島の第三セクター鉄道・のと鉄道。
震災直後はその被害の大きさから、復旧そのものの可能性も懸念されていました。

しかしその後、復旧工事が進み、去る2月15日には七尾〜能登中島間が復旧し、残る能登中島〜穴水間も、4月上旬の復旧を目指していることが、既に発表されていました。
(参考)


この度、のと鉄道及びJR西日本から、能登中島〜穴水間の運転再開について、両社より発表がありました。
全線運行再開のお知らせ – のと鉄道
のと鉄道七尾線の全線運行再開について:JR西日本

上記発表によりますと、同区間の運転再開は2024年4月6日(土)で、現在運行している代行バスは前日の4月5日(金)をもって運行終了となります。
なお、ダイヤは決まり次第別途発表とのことです。

また現在、七尾〜和倉温泉駅相互間において実施している、乗車券のみで特急列車に乗車できる特例についても、4月5日をもって終了することとしています。

詳細は、上記発表資料をご覧ください。




令和6年の正月のひとときに、突然襲ったこの地震。

震源地に近い能登半島北部では甚大な被害が発生し、また半島という地理的条件もあり、これまでの地震災害以上に復旧が難航していることは、様々なメディアで報じられていることは、既に多くの方がご存じのことだと思います。

能登半島を走る「のと鉄道」も例外ではなく、地震発生直後から全線運休し、被害の大きさが故に、鉄道・運輸機構の「鉄道災害調査隊(RAIL-FORCE)」による調査を受け、復旧方法の助言等を受けることとなりました。



その後2月15日には、比較的被害の軽い能登中島以南を運転再開し、そして今回、4月早々となる4月6日での運転再開が発表されました。

これにより、特に穴水町在住の高校生等の通学について、新学期からのと鉄道の利用が可能となり、生徒や保護者にとっても嬉しいことと思われます。


加えて、「能登さくら駅」こと「能登鹿島駅」の桜の見頃にも間に合うのではないか、とも思われます。

今回の地震の影響で、今年は見られないものと思われていた同駅の桜並木を列車が走るシーン。
桜の開花状況如何ではありますが、どうやら今年も見ることができそうな見込みで、地元の方やファンにとっては、大きな朗報といえるでしょう。
(参考)
下記日本気象協会の開花予想によりますと、金沢市での開花予想は3月28日、満開予想は4月2日となっています。
能登鹿島駅は、金沢市内よりも更に北にあることを考えると、もう少し満開時期は遅いものと思われますので、丁度満開頃に全線復旧となりそうな予想です。
2024年桜開花予想(第3回) 全国的に早い 東京は3月19日開花 満開は25日(気象予報士 石榑 亜紀子 2024年03月06日) - 日本気象協会 tenki.jp

勿論、現地は様々な社会インフラが復旧途上であり、訪問の際には現地の迷惑にならないように留意する必要があります。

とはいえ、「なりわい」の再建がこれまでの地震災害以上に課題となる今回の能登半島地震。
地域の主要産業の一つである観光産業で、このように人を呼び込めるきっかけが一つでも戻ってくることは、被災地にとって生活再建に向けて勇気づけられるものではないか、と感じたニュースでありました。

20231118_135534_R
▲穴水駅に停車中の、のと鉄道NT200形「花咲くいろは」ラッピング車両。
20231118_133524_R
▲穴水駅駅舎

あと一ヶ月ほどで、ここ穴水駅まで列車の運行が再開されます。
もっと長い道のりも十分予想できた全線再開ですが、間もなくこの駅にも再び列車が来る日がやって来ます。
復旧後の地域の復興は更に長い道のりになることは想像に難くないのですが、のと鉄道がその復興の一助となることを願いたいと思っています。




【関連ニュースサイト】
全線で運転再開へ ! 地震で被災の「のと鉄道」 バス代行輸送も終了 | 乗りものニュース
のと鉄道,4月6日に全線で運転再開へ|鉄道ニュース|2024年3月9日掲載|鉄道ファン・railf.jp
のと鉄道、4/6全線運転再開へ - 復旧工事が進捗、バス代行4/5終了 | マイナビニュース



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム
当ブログのTwitterアカウント
ブログ「阪和線の沿線から」のツイッターアカウントです。更新情報の通知やコメントの受付などはこちらのアカウントをフォローして下さい。
記事検索
「鉄道コム」登録ブログはこちらをクリック
鉄道コム
Archives
Categories
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ