阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
ご利用下さい。

貴志川線は岡電が

JR宝塚線事故のニュースは今日はお休みして、別のニュース。

南海貴志川線:
運営事業者候補、岡山電軌に決定−−地元は歓迎 /和歌山


貴志川線の運営事業者については、個人・法人含めて9者が応募していました。様々な業種の方が応募されていたようでしたが、やはり実績もあり、本命と思われていた岡電に決まったようです。

逆に岡電側としては、名鉄600V、日立電鉄と後継事業者として名乗りを上げながら、いずれも袖に振られた過去がありますから、3度目の正直といったところでしょうか。

これからは岡電の運営の元、収益を目指しつつ地元に密着した路線としていってほしいと思います。

また、岡電の地元では路面電車を育てていく市民団体が活発に活動しており、地元と二人三脚で歩んでいる印象を受けました。和歌山・貴志川でもそういった住民の活動が継続的に続いていってほしいと思います。

10年後、岡電が撤退することのないように、今から行政・住民・沿線企業が何ができるか考えて行動しなくてはいけないと考えます。

JR宝塚線事故について その4

昨日に引き続き、続報です。

脱線事故死者106人に 兵庫県警など捜索終了

捜査終了とのことなので、現段階での死者数が106人で確定とみていいのでしょう。これほどの大惨事は戦後4番目だとのことですが、他の3件は戦後間もない頃の混乱期で、安全対策も十分であったとは言えない時代あったのに比べ、今回は安全確保の技術等が確立されているはずの21世紀の事故である点、大きな違いがあると思います。

過密ダイヤでプレッシャー=遅れで集中できず事故と推察−JR西現役運転士が会見

興味深い記事です。速さを売りにするために無理をし過ぎたアーバンネットワークのダイヤのほんとのところがようやく表に出てきた印象です。
乗り降りの時間が短すぎるとしていますが、その通りです。

特に尼崎や大阪や三ノ宮、京都といった、福知山線とは関係なくとも「降車」「乗車」両方がともに多い駅での停車時間が短いのが以前から気になっていました。
この運転手の行動には勇気があるなあと思います。

ただ社内的粛正をうけなければいいのですが・・・

明日から連休です。電車でどこかに出かけたいのだが・・・そんな気を一気に滅入らせた事故でした。

今日の乗車記録


今日の乗車記録:
和泉鳥取(0741)〜和歌山 普通
和歌山(0819)〜岩出 普通
岩出駅前(1835)〜砂川駅前 和歌山バス那賀 1名

JR宝塚線事故について その3

一昨日の事故の続報です。

死者の数が、100人を超えそうになりました。22時時点で96名ですが、車内にはまだ10名程度取り残されている様子。
別に死者が一人だろうが100人だろうが、鉄道の単独事故というだけで十分重大事故になるわけですが、これだけ数が多いと、やはり運転手の単純なスピードオーバーだけでは済まされない部分が出てくるでしょう。

とりあえず、JR西日本の役員は役員賞与を全員分カットするようです。

JR西日本、役員賞与全額カット 13人、事故責任とる

そのJRですが、企業モラルの低下が事故の遠因ではないかとは、神戸新聞の記事。

深刻なモラル低下 JR中枢 現場に責任転嫁も

現場に責任転嫁されるのなら、現場も責任転嫁されないように嘘をつくという、まさに負のスパイラルにはまってしまっているうちにこの事故が起きたのではないかとのことです。その一端が昨日この日記でも書いた「オーバーランの5分の1虚偽申告」ではないかと思います。

軽量化ステンレス車体の強度の弱さを指摘するマスコミもあります。確かにそうかもしれないが論点がずれている気がします。現場が規律を守って運行する体制を整えないと、軽量化車輌であろうが国鉄時代の重量級車輌であろうが、大惨事は起きるような気がします。

さて、ここまで過密、というよりむしろ無理強いダイヤが問題になっている中、今後のダイヤ改正でこれを改めることはあり得るのだろうか?と考えてみます。「ダイヤは商品」とは鉄道会社の謳い文句でよく聞きますが、この商品であるダイヤを今後も放置しているのなら、そして今と変わらずダイヤ厳守、遅れた場合は厳罰という過酷なものなら、似たような事故はまた起きるかも知れません。

JR西日本首脳陣が今回の反省をどのように生かすのか、その姿勢が次のダイヤ改正に現れるのでは、と個人的に思います。

多少競争力が落ちても、駅での余裕時間を現在より増やしたり、乗り入れ線区を限定する等の安全サイドのダイヤ改正なら、反省と改善の姿勢があると判断できるのではないのでしょうか。

ともかく今は、残された人の救出と原因究明でしょうか。

3日目の夜をむかえました。お疲れでしょうが、がんばって下さい。>レスキュー隊の皆様
原因究明に全力を尽くして下さい>国土交通省・鉄道事故調査委員会の皆様

JR宝塚線事故について その2

昨日発生事故の続報です。

先頭車両、浮き上がった状態で激突…死者73人に (読売新聞)

オーバーラン、実は40m 車掌らが口裏合わせ (共同通信)

死者の数は昨晩の54名から更に増えています。20時前には、更に車内に10名程度の人が横たわっているのを発見したとの報道がありました。もしかしたら、死者の数は更に増えるのかも知れません。

で、オーバーランの長さが最初は8mだったのが実は40mだったとは。
口裏合わせした車掌と運転手は責められて当然でしょうが、問題はこういった虚偽報告が実は社内のあちこちでなされていたのではないか、といった信用・信頼の問題になってくるわけです。

第一義的には虚偽報告を行う現場の社員が悪いんでしょうが、虚偽報告せざるを得ないような環境を作り出している会社全体としての責任もあるように思えます。

そういう意味では、この記事はそういう状況を示唆しているのかも知れません。

尼崎脱線事故:
事故前の2週間 1秒単位で遅延調査実施


これが無言のプレッシャーにならない運転手はいないでしょう、たぶん。

昨日も書きましたが、警察・国土交通省による原因究明が待たれます。そしてJR西日本には当たり前の安全対策(ハード面だけでなく乗務員の心理的な面といった人的要素も含めて)を講じて頂きたいと切に願う。

何せ、当宅はタイトル通りJR阪和線沿線なわけですから、どうしてもJRを使わざるを得ない。にも関わらず安全対策が当たり前になされていないのは何とも心許ないわけですから・・・
(原付で南海本線の駅まで行くという手もないわけではないのですが・・・)

今日の乗車記録


今日の乗車記録:
砂川駅前(0748)〜岩出駅前 南海ウイングバス南部 2名
岩出駅前(1800)〜砂川駅前 南海ウイングバス南部 6名


JR宝塚線事故について

今朝ほど、JR宝塚線(福知山線)で快速電車が脱線し、マンションに激突するという何とも痛ましい事故が起きました。

JR福知山線脱線事故(Yahoo!ニュース)

JR西日本ホームページ

23時現在の報道では、死者は54名。平成に入ってからの鉄道事故では最大の死者数を出してしまいました。
(平成3年の信楽高原鉄道での衝突事故よりも多い死者数。確かあの事故もJR西日本が関係していました。)

乗客の証言によると、通常よりかなりのスピードを出していた模様。直前の伊丹駅でオーバーランしてしまい、遅れを取り戻そうとしていたのでしょうか?だとするとそのまま制限70キロのカーブに突っ込んだのでしょう。

一方、JR西日本の記者会見では、線状痕が見られたことから、置き石が原因で脱線したものとしたいような印象を受けたのは私だけでしょうか?

原因究明が待たれるところですが、置き石の有無はともかく、乗客の証言からスピード超過が大きな原因であることは確かなようです。

確かにオーバーランさせる運転手もどうかと思いますが、ギチギチのダイヤを組んでしまっているのもどうかという気もします。
(もともと余裕のないダイヤの遅れを取り戻すため速度超過させたのなら、運転手一人の責任ではないと思う)
あと、こんな時代に速度超過でブレーキのかからないシステムが未だに残っているのもどうかという気がします。

そういったあたりも含めて、原因究明と改善策を講じて頂きたい>JR西日本殿

今回の事故で犠牲となられた方のご冥福をお祈りいたします。また、被害を受けられた方のお見舞いを申し上げます。

今日の乗車記録


今日の乗車記録:
和泉鳥取(0801)〜和歌山 普通
和歌山駅〜県庁前 和歌山バス
紀伊(2126)〜和泉鳥取 普通


トッピー運休?

3年ほど前、屋久島に行った事があるのですが、その時にジェットフォイルを利用しました。フェリーよりも速く、飛行機よりも安く、種子屋久地方の住民にとってはなくてはならない交通機関と感じました。事実、私が乗ったときも満席での運行でした。

そのジェットフォイルがなんと運行停止になるそうです。

種子島航路 「トッピー」運行停止へ

なぜ運行停止になるかというと、運行会社であるいわさきコーポレーション鹿児島商船が離島航路におけるサービス基準を満たしていないため、国土交通省から運行停止の命令が出されるからだということです。

そのサービス基準とは、離島航路においては、高速船を運行する会社は、生活物資を運搬するフェリー会社と共同運行協定を結ばなければならないというもの。高速船との競争でフェリーが廃止となると島の生活に影響が及ぶからだというのがその理由です。

実は、こんなサービス基準があるとは全く知りませんでしたから、このニュースにびっくりして今日の日記に掲載したまでです。

確かに自由競争とはいえ、生活基盤を揺るがすようなものにはこういった規制もありだなあと納得しました。鹿児島商船は6月末にはサービス基準を満たすと言っていますが、島の住民の生活の事も考え、なるべく早く基準を満たしてジェットフォイルの運行をしてほしいと思います。

今日の乗車記録

砂川駅前(0748)〜岩出駅前 南海ウイングバス南部 1名
岩出駅前(1925)〜砂川駅前 和歌山バス那賀 1名

当ブログのTwitterアカウント
ブログ「阪和線の沿線から」のツイッターアカウントです。更新情報の通知やコメントの受付などはこちらのアカウントをフォローして下さい。
記事検索
「鉄道コム」登録ブログはこちらをクリック
鉄道コム
Archives
Categories
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
  • ライブドアブログ