阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
ご利用下さい。

【JR東日本】「オフピーク定期券」2023年3月18日(土)開始を発表。通常の定期券より約10%割引

JR東日本では今年9月、首都圏の朝のピーク時間帯前後にシフトして利用する代わりに、現行より割安となる「オフピーク定期券」を導入することとし、国土交通大臣に通勤定期運賃の変更認可申請を行いました。
阪和線の沿線から : 【JR東日本】オフピーク定期券導入に向けた手続きを開始。現行より10%値下げ、2023年3月導入予定

本日、この変更申請が認可されたことに伴い、「オフピーク定期券」の運賃等について、国土交通大臣に届け出たこと発表しました。

「オフピーク定期券」のサービスを開始します|JR東日本

「オフピーク定期券」の概要は以下のとおりです。

【オフピーク定期券とは】
平日朝のピーク時間帯以外の時間帯にのみ定期券として利用できる、通常の通勤定期券より割安なSuica 通勤定期券。
(現行の通勤定期券に比べ約10%割安)

【オフピーク定期券発売日】
2023年3月18日(土)

【対象エリア及び各駅のピーク時間帯】
・対象エリア:
東京の電車特定区間内完結となる区間
(JR東日本線と私鉄・地下鉄線にまたがるSuica通勤定期券においても、JR東日本線が対象エリア内であれば、「オフピーク定期券」を選択可能。)

・各駅のピーク時間帯:
現在実施中の「オフピークポイントサービス」のピーク時間帯と同一の時間。また、一部の私鉄・地下鉄線の駅においてもピーク時間帯を設定。
各駅のピーク時間帯の詳細は、特設サイト(https://www.jreast.co.jp/offpeak_teiki/)を参照。

・対象エリア及びピーク時間帯のイメージ:
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221227_ho01.pdf)より引用)

【オフピーク定期券及び通常の定期券運賃(例)】
・1ヵ月定期運賃(電車特定区間)
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(「オフピーク定期券」特設サイト(https://www.jreast.co.jp/offpeak_teiki/pdf/peak_time_search.pdf)より引用)

【2023年3月18日からの電車特定区間の運賃イメージ】
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221227_ho01.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR東日本が導入を発表している「オフピーク定期券」。
平日朝の限られた時間帯以外に利用できる定期券として、新型コロナ後の混雑緩和へのニーズに対応する新しい仕組みとして導入されることとなりますが、今回、その概要が発表されました。

内容は、当初の発表時に言及されていたとおり、通常の定期券より約10%割安な運賃となっています。
具体的な金額は、特設サイト及び上記の引用画像を確認いただければと思いますが、生活スタイルがピーク時間帯から外れた利用が前提となっている方にとっては、有り難い制度になるのではないかと思われます。

一方で、10%程度の割引でどこまでのピークシフトが発生するのか気になるところですが、ピーク時の需要が減ることで、設備や人員をスリム化することができるわけですから、この「オフピーク定期券」の利用状況と混雑緩和の実績が明らかになれば、今後更なる拡充などが考えられるかも知れません。

また、この「オフピーク定期券」が利用者に好評で、事業者にとってもコスト削減等の効果が生まれてくれば、JR東日本以外の首都圏民鉄でも追随の動きがでてくるかも知れませんので、他社の動向にも引き続き注目していきたいと思います。

一方で、首都圏ほど混雑が激しくない関西地区等では、「オフピーク定期券」のような仕組みが出てくるのは可能性はそう高くないかも知れませんが、別の形で混雑緩和を促す仕組みが出てくるかも知れませんので、こちらも着目していきたいな、と感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
JR東 オフピーク定期券 発売(2023年3月18日〜) - 鉄道コム
首都圏JR「オフピーク定期券」開始は3月18日 10%割引 全体値上げ+バリアフリー値上げも | 乗りものニュース
JR東日本「オフピーク定期券」3/18発売、通常の通勤定期券より割安 | マイナビニュース
JR東日本、約10%値下げのオフピーク定期券を3月発行。通常の通勤定期は約1.4%の値上げ - トラベル Watch



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【JR西日本】WEST EXPRESS 銀河「紀南コース」e5489・みどりの窓口等で発売へ

JR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」
現在のところ旅行会社のツアー商品として発売していますが、この度一部列車で「みどりの窓口」等での販売を開始することを発表しました。

「WEST EXPRESS 銀河(紀南コース)」の e5489 等での発売について|JR西日本

概要は以下のとおりです。

【対象列車】
「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの以下の日程
●京都→新宮(夜行・始発駅基準)
2月13日(月)、2月24日(金)、3月3日(金)
(※)購入可能な発着駅:
発駅・・・京都・新大阪
着駅・・・串本・紀伊勝浦・新宮

●新宮→京都(昼行)
2月15日(水)、2月26日(日)、3月5日(日)
(※)購入可能な発着駅:
発駅・・・新宮・紀伊勝浦・太地・古座・串本・周参見・白浜・紀伊田辺・海南・和歌山
着駅・・・白浜・紀伊田辺・海南・和歌山・日根野・天王寺・新大阪・京都


【販売方法】
・JR西日本ネット予約サービス「e5489」、全国のみどりの窓口、みどりの券売機プラス等で発売
・各運行日の1か月前の10時から発売
・e5489では、発売日の更に7日前の5時30分から「事前申込サービス」を利用可能(ファーストシート、クシェット、リクライニングを利用の場合)

【オプションサービス】
特製銀河弁当は、Webまたはスマートフォン用アプリ「tabiwa by WESTER」で予約受付。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲和歌山駅に停車中の「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース。
いずれも昼行の新宮発京都行きの行程です。


現在紀南コースで運行されている「WEST EXPRESS 銀河」ですが、元々は「みどりの窓口」やJR西日本インターネット予約「e5489」等で一般に販売されることが予定されていました。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」の運行概要を発表。2020年5月8日(金)・京都→出雲市の夜行特急列車として運行開始

しかし、運行開始直前に新型コロナウイルス感染症が発生し、「銀河」の運行開始そのものが延期となった上、約4ヵ月遅れで運行開始となった際も、当面の間旅行商品に限定しての販売となりました。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】「WEST EXPRESS 銀河」の運行開始を発表(2020.9.11〜)当面は日本旅行の旅行商品に限定して販売へ


以降、この2年間はコースの変化はあれど、旅行商品のみとしての販売が続いてきましたが、今回、紀南コースの一部日程で「みどりの窓口」「e5489」での販売が開始されることとなりました。

これまで旅行商品ですと、宿泊とセットが必須となっていましたので、「WEST EXPRESS 銀河だけに乗りたい」方、特に和歌山や大阪府南部在住で、紀南地区に宿泊する必要がない方にとっては、敷居がかなり高かったことは事実でありました。

今回、このWEST EXPRESS 銀河で「みどりの窓口」等での販売が開始されますが、期せずして「紀南コース」でスタートするのは、偶然とはいえ非常に嬉しい限りです。

「みどりの窓口」等で販売される日程も往復とも3パターン用意されて、いずれか都合の良い日を選んで、初めての「WEST EXPRESS 銀河」乗車ができればいいな、思いますので、予約開始日を忘れずチェックしておこうと思います。




【関連ニュースサイト】
WEST EXPRESS 銀河 紀南コース 一般発売(2023年1月13日〜) - 鉄道コム
JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」紀南コース「e5489」などで販売開始 | マイナビニュース
ウエストエクスプレス銀河、ネット予約・みどりの窓口で販売開始へ | 鉄道ニュース | 鉄道新聞
「WEST EXPRESS 銀河」みどりの窓口&ネットでも販売へ! 2月の紀南コースから | 乗りものニュース



【関連ブログ】
「WEST EXPRESS 銀河」、「みどりの窓口」で購入可能に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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南海高速バス「サザンクロス」の同人誌「SOUTHERN CROSS HISTORY 南海高速バス34年のあゆみ」を読む

南海バスグループが運行する高速バス「サザンクロス」。
遡ること今から34年前、1988年10月に和歌山〜東京(渋谷)間で運行した同社グループの高速バスの歴史。
そして、他社と並んで路線を急拡大するものの採算性から縮小、その後他社が開設しない路線の開拓を中心とした方針転換から、現在では関西地区の高速バス事業者でも独自の展開を見せているように思えます。

そして何より、車体側面に巨大な「N」の文字をあしらった「サザンクロス」のデザインはデビュー当初から変わることなく、歴代の車両に描かれ続けてきました。

そんな南海高速バス「サザンクロス」の歴史と現有車両を中心とした同人誌「SOUTHERN CROSS HISTORY」が発行されることを下記記事でご紹介しました。
阪和線の沿線から : 南海高速バス「サザンクロス」にスポットを当てた同人誌「SOUTHERN CROSS STORY」発刊が発表されました(2022年12月テスト販売予定)

本日、初回の頒布である「テスト販売」分が手元に到着しましたので、早速読ませていただきました。

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▲表紙は南海なんば高速バスターミナルに停車中の「サザンクロス」長野線。

表紙をめくると、当たり前ですがどのページにも「サザンクロス」が満載です。
「サザンクロス」の路線の歴史、歴代・現有車両の紹介、そして関連資料として、年表と開設当初の時刻表と、ビジュアル的、そして資料的にも貴重な「サザンクロス」の本となっています。

どのページを見ても、ひたすら「サザンクロス」が載っている本書。
まだ私が中学生の頃だったでしょうか、運行開始当初、高速バスといえば「サザンクロス」というイメージが強烈でした。
それから、一時期を除いて南海バスのエリアに住み続けてきた私にとっては、他の高速バスとは違う「サザンクロス」への思い入れがあるだけに、この同人誌はどうしても欲しい一冊でしたが、無事手にして、そして一ページ一ページを眺めるだけで、本当に満足な買い物と感じました。

「サザンクロス」のはじまりとなった和歌山線やその後展開された富山線、ちょっとユニークだった鹿児島線や、フラッグシップ的な東京線ダブルデッカー車両…と、過去の車両も含めた「サザンクロス」車両の写真が、美しいカラーで並んでいるのは、壮観とさえ思えます。
バスファン、南海ファンは勿論、大阪府南部に住まわれている南海電鉄沿線在住の方々には、是非とも手元に置いておきたい一冊、と感じました。


今回、私は「テスト販売」でこの同人誌を入手しましたが、次の入手機会としては、「コミックマーケット」の2日目(12月31日)で頒布されるとのことです。
4年ぶりに冬コミ(C101)に委託参加します! | 夜行バス・高速バス・鉄道乗車記サイト「ひろしプロジェクトWEB」

なお、頒布数は20冊と限定となっていますので、入手したい方はご留意下さい。

また、同書編集後記では「評判が良ければ十番や電子書籍での頒布」も検討されているとのことですので、より多くの人々が本書を手にすることができると嬉しいなと思っていますが、当ブログ記事がその一助となれば大変嬉しいな、と感じています。


最後になりましたが、南海高速バス「サザンクロス」の歴史を一冊にまとめていただいた、著者の「ひろしプロジェクト」様、そして本書の資料性を高めるために必要であったであろう過去の貴重な写真を提供いただいた方々に御礼を申し上げます。



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地下化直前の「梅田貨物線」を283系「オーシャンアロー」先頭車から撮影(2022.12.23)

下記記事でご紹介したように、来年3月18日のダイヤ改正に伴い、大阪駅(うめきたエリア)地下ホームが開業することで、特急「くろしお」「はるか」が大阪駅に停車することとなります。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大阪駅・うめきたエリア開業に伴う運行体系を発表。「くろしお」「はるか」に加え「おおさか東線」も乗り入れへ

但し、地下ホームへの線路の切替は、ダイヤ改正の約1か月前の2023年2月11日(土・祝)夜間から2月13日(月)早朝にかけて実施されることから、現在の地上区間を走行するのは、来年2月11日の最終列車までとなっています。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】大阪駅・うめきたエリアの線路切替工事に伴う「くろしお」「はるか」運休実施(2023.2.12)

あと一ヶ月半ほどで見納めとなるこの地上区間、乗り納めのためには、「くろしお」「はるか」の各特急列車に乗車する必要があります。
今回、京都鉄道博物館にDEC741の展示を見にいった帰りに、いい機会だということで、新大阪から天王寺まで、地下化前の梅田貨物線を経由する特急「くろしお」に乗車してみました。

しかも今回は、283系「オーシャンアロー」のグリーン車に乗車し、前面展望もしっかり記録に残しておきたいな、と思い、新大阪から天王寺までの約15分間、グリーン車を奮発して前面展望を楽しんできましたので、画像・動画をご紹介したいと思います。

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▲新大阪駅に停車中の特急「くろしお」13号(新大阪13:15発)
この先頭車両のグリーン車に乗車します。

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▲この座席(1号車1D席)から撮影してみます。

発車して淀川を渡ると、反対側から323系がやってきました。
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営業ダイヤでは梅田貨物線を走行することのない323系ですが、時折このように走っている模様で、この日も何度か新大阪駅にやって来ていました。
「くろしお13号」に乗車する前にも大阪駅に顔を出しており、このように珍しい取り合わせを撮影しておきました。
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▲新大阪駅に停車中の323系。
このまま西九条訪問に引き換えしていきました。

列車はその後、かつての「梅田貨物駅」、現在のグランフロント大阪など梅田の高層ビルを眺めながら走ります。
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新設の地上区間と合流した後は、西九条駅構内を通過して天王寺まで向かうのは、ダイヤ改正前と同様になります。


今回、グリーン車先頭車を確保して臨んだ動画撮影。
下記にてアップしていますので、グランフロント大阪など梅田の高層ビルを車内から眺めることのできる風景も、間もなく見納めとありますので、この動画でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

「鉄道きっぷ探求読本」を読む。NHK記者が執筆した「きっぷ収集」趣味にまつわる本です。

鉄道趣味には色々なジャンルがあります。
一般の方々に知られている分野としては、鉄道写真の撮影や、全国の鉄道路線を完全乗車、はたまた模型やグッズ集めなどが考えられます。

その中の一つで近年とみに注目を集めているジャンルの一つに「きっぷの収集」が挙げられます。

鉄道を利用するときに購入する「きっぷ」。
何気ない普通の紙切れですが、そこに書かれている文字から様々なことが分かりますし、同じ効力のきっぷであっても、発売された場所や時代によって記載のされ方が異なることもあります。

さらに言えば、きっぷの材質や大きさなど、また書かれている文字が印刷されたものか書き込まれたものか、等々、何気なく手にしているきっぷであっても、色々研究してみると、実は奥深いものがあります。


近年鉄道趣味の一ジャンルとして注目を集めているこれらの「きっぷ収集」、いざ収集を初めてみようにも、その基本的な知識から収集の実践までをまとめた入門的な書籍をあまり見かけることがなかったのではないか、と思います。

逆に、同人誌等では、様々なきっぷを取り上げてその内容を分析する、発展的な内容が多く、その間を埋めるような書籍があれば、この趣味も多くの人々が楽しめるのにな、と日頃から感じていました。



前置きが結構長くなりましたが、今回「きっぷ収集」趣味、いわゆる「きっぷ鉄」について、きっぷの役割や種類、そして歴史や収集方法、加えて最近のトピックスを交えた、入門から中級レベルの方々に是非おすすめな書籍が発行されましたので、ご紹介したいと思います。
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書籍名は「鉄道きっぷ探求読本」
著者の後藤茂文さんは、現役のNHK記者で、京都大学公共政策大学院を終了後同局に入局し、津放送局、大分放送局を経て2020年から松山放送局に勤務され、公共交通や経済、文化などを取材されています(本書より)

その成果は、各放送局のみならず全国にも放送され、NHKが放送する報道番組の中でも本人のコレクションとともにきっぷから見える昨今の鉄道の現況について解説された放送をご覧になった方も少なくないと思います。
阪和線の沿線から : NHK記事で「きっぷ鉄」の特集。様々なきっぷ収集と旅行会社の激減について取り上げられています。

今回、この後藤記者が自らの取材に加え、休日を使った趣味活動をもとに、「きっぷ」と「きっぷ収集」のことを基本的なことから記した一冊が完成しました。

内容は上述のとおり、きっぷの種類、歴史、集め方、趣味の深め方など、これまで「きっぷ収集」を手がけたことのない方は勿論、既にきっぷ収集を趣味とされている方でも新しい知識・視点を得ることができる一冊に感じた、いわば「きっぷ鉄の教科書」と呼んでもいいのかな、と感じました。

事実、私もこのブログでご紹介してきたように、以前からきっぷを集めてきたのですが、それでも初めて知ることも数多くあり、著者の見識と取材力の広さに感服した次第です。

しかも本書が単なる「趣味の本」に止まらないのは、IT化の少子高齢化による労働力不足に加え、コロナ禍による鉄道事業はもとより、きっぷを取り巻く状況の変化についても、相当の紙幅を割いて触れているところであります。
ともすれば、きっぷそのものの解説で終始してしまうこの手の趣味本でありますが、元来鉄道は人の移動需要を満たすために運営されるものであり、その状況は社会の変化とは無関係とはいられません。

そのためには、社会の動きがどのように趣味の対象(今回の場合は「きっぷ」)に影響を及ぼしているのか、というのを理解する必要があるわけで、またそれによって、より趣味の楽しみも深めることができるかと思います。

そういった視点で考えると、鉄道とは無縁の情報を日々追いかけてニュース題材を提供するという、NHK記者である著者だからこそ、こういった一冊の本を完成させることができたのではないか、と感じました。



私の鉄道趣味を振り返ってみますと、このブログでご紹介してきたように、「乗車」(乗り鉄)がメインで、そこから派生してきていた、と感じています。
その中でも「乗り鉄」のためには購入が必須であることから、「きっぷ」についても、割と初期の頃から自然と関心を持つようになったように記憶しています。
手元にはそれこそ30年以上昔に自らが集めたきっぷもあり、これらのきっぷを時折眺めながら、かつてたどった旅程を思い出したりしています。
(参考)


そういった、長年きっぷを集めてきた一人としても、よりこの趣味を楽しむ方が増えるといいな、という思いもあり、今回の書籍をお薦めしたく、今回のブログ記事をアップさせていただきました。

また、「きっぷ収集」というのは、自分が乗車に使うきっぷだけでなく、「乗りもしない」きっぷも購入し、収集の対象とすることから、少なからず鉄道事業者への収入に貢献している、とも考えています。
「アフターコロナ」で人々の生活様式がコロナ前に戻りつつあるとはいえ、こと鉄道事業に関しては、通勤やビジネスの利用が完全に元に戻ることはない、と各事業者では予想していることからも分かるように、厳しい経営環境がこれからも続くと考えられます。

そういう状況のなか、簡単に収入に貢献できる「きっぷ鉄」という活動は、鉄道事業者への「サポーター」という観点からも、より多くの方々に広げていきたいな、と思っています。



以上、私自身のきっぷ収集の話も交えて、長々と記事を書いてきましたが、今回の後藤記者によるこの一冊が鉄道ファンは勿論、それ以外の方々にも広く読んでいただき、「きっぷ収集」という趣味がより広まることを期待したいと思っています。

また、後藤記者の引き続きの活躍も期待したいと思いますし、公共交通全般を含む様々な社会問題、そして趣味のフィールドでもある「きっぷ」に関する報道に今後も注目したいと思います。



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JR西日本「DEC741」を京都鉄道博物館でみる(2022.12.23)

JR西日本の総合検測車「DEC741」。

これまで「クモヤ443」が担っていた架線の検測に加え、従来人間が現地で行っていた架線設備の地上検査も、システムで実施するべく、新たに50台のカメラを搭載した車両として、登場時に大きな話題となりました。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】総合検測車「DEC741」導入を発表。クモヤ443を置き換えへ

既に運用が開始され、JR西日本管内はもとより、直通運行が可能な他社線区でも検測を開始していますが、もとよりお客さんを乗せる車両ではないので、ダイヤが公開されているわけでは決してなく、撮影しようと思ったら本当に運次第、という車両であります。

そのDEC741が、この12月22日〜26日の4日間、京都鉄道博物館で展示されるという発表がありました。
阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】DEC741特別展示を開催(2022.12.22〜26)多くの要望に応えた展示を実施

上述のとおり、検査を行う「事業用車両」でありますので、じっくり写真を撮影する機会はこういう時でないとありません。
加えて、このDEC741には、上述のとおり合計50台のカメラが設置されており、その姿を天井側からみることができるのも、これまた京都鉄道博物館ならでは、ということで、展示開始日二日目の12月23日、早速現地に向かうことにしました。



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▲DEC741-1

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▲DEC741-101
かつての「クモル145・クル144」のような、青色に黄色の帯というカラーリングです。
(参考)
阪和線の沿線から : 京都鉄道博物館で展示されるクル144・クモル145を見にいく(2017.12.22)

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▲DEC741-101の窓がない部分に、このようなイラストロゴが描かれています。
このロゴですが、下記「鉄道コム」記事によりますと、「車両のコンセプト『鉄道の安全を守ること』や『DEC741が走る風景』といったことを示す」デザインを表したロゴとのことで、一般の方には得体の知れない車両に、少しでも親しみを持ってもらおう、という意図を感じたりしました。
JR西日本の「DEC741」登場 屋根上に大量のカメラを搭載 - 鉄道コム

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▲一方、DEC741-1の側面には、このようにカメラが付いています。
そして、カメラといえば、DEC741の特徴というべき、屋上に多数設置されたカメラです。
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先に紹介した側面も合わせると、計50台あるそうですが、さすがに50台全てを数えることはしませんでした。
ただ、DEC741を模型で再現してみよう、というモデラーの方にとっては、今回の展示は実車の記録を取ることができる、貴重な機会ではないかと思われます。

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天井のカメラに注目が集まるDEC741ですが、このカメラは見るからに高額なものであることが分かります。
そのため、今回のDEC741の展示では、通常に比べて見学者向けの注意書きが多数掲示されています。

ついつい柵からカメラを伸ばして撮影したい気持ちはわかりますが、仮に手持ちのカメラを落として車載カメラを破損するようなことがあれば、DEC741の展示が二度と行われないことも大いに考えられます。
これから見学される方は、十分注意して撮影しましょう。

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DEC741の概要案内です。
こうした資料を記録できるのも、京都鉄道博物館の展示ならではであります。



以上が、京都鉄道博物館で展示された「DEC741」のご紹介でした。
お客さんを乗せる車両ではなく、一般にダイヤが公開されていない「神出鬼没」の車両でありますので、こういった機会でじっくり見学・撮影できたのは、非常に嬉しく感じました。

つい先週も、こちらの記事でご紹介したように、JR四国キハ185系の展示を見るために京都鉄道博物館を訪問し、これで二週連続の訪問となりましたが、それだけ価値のある展示であることに違いない、と感じています。

2月23日から3月5日まで、下記記事でご紹介したように、JR東海の「キハ85系」「HC85系」の展示が予定されています。
阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】HC85系・キハ85系を特別展示(2023.2.23〜3.5)JR東海の車両は初めての展示
こちらの展示も非常に楽しみでありますので、是非訪問できればいいな、と思っています。




【関連ニュースサイト】
京都鉄道博物館 DEC741 展示(2022年12月22日〜) - 鉄道コム
「京都鉄道博物館 DEC741 展示」に関するブログ - 鉄道コム



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みどりの窓口発売の「京都鉄道博物館入場券」(2023年2月末で発売終了)

下記記事でご紹介したように、これまでJR西日本の「みどりの窓口」で発売されていた「京都鉄道博物館」の入場券が、来年3月の入場料金改定に伴い、発売が終了となります。

阪和線の沿線から : 【京都鉄道博物館】入館料金値上げを発表。一般は1,200円→1,500円に(2023.3.1〜)「みどりの窓口」でのイベント券販売も終了

(参考:現在の発売案内)
京都鉄道博物館入館券│イベント券:JRおでかけネット

これまで何度も京都鉄道博物館を訪問しましたが、実は毎回現地で支払っていました。
しかし、間もなくみどりの窓口での入場券発売が終了することから、今回マルス発券の京都鉄道博物館入場券を購入してみることにしました。

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券面は上記のとおりです。
「イベント券」という種類で、駅で往復の乗車券等と併せて販売し、現地で購入する手間を省ける、ということで、かつては多くの種類の「イベント券」が発売されていました。

しかし、ネット販売やコンビニでの発券等の仕組みが構築されたことから、取り扱われる「イベント券」は縮小傾向が続きました。

今回の「京都鉄道博物館」のみどりの窓口販売「イベント券」が終了することで、残るみどりの窓口販売「イベント券」もかなり少なくなってくるのではないかと思われます。

そう遠くない将来には、「みどりの窓口」で発売される「イベント券」も過去のものになるかも知れませんね…



【関連ニュースサイト】
「京都鉄道博物館」で鉄道情報を検索した結果 - 鉄道コム



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大阪環状線323系「クリスマス表示」「スーパー・ニンテンドー・ワールド」塗装をみる(2022.12.23)

本日(12月24日)はクリスマスイブ、そして明日はクリスマス、ということで、クリスマスにちなんだ話題をご提供したいと思います。

大阪環状線の323系では、一部の編成でクリスマスまでの期間中、種別表示(通常「普通」等が表示される)に「クリスマスツリー」を表示するという、ちょっとした季節の演出を行っています。

今年もまた、この「クリスマス」表示の323系を見つけましたので、ご紹介します。

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▲桃谷駅に停車中の323系「クリスマス」表示。

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▲表示部分を拡大してみます。

当該編成はLS07編成でした。



クリスマス、といえば「プレゼント」がつきものですが、このクリスマスプレゼントに「ゲーム」をお願いする子供達も多いのではないのでしょうか。

「スーパーマリオ」シリーズで有名な任天堂のゲーム機はその中でも有名ですが、この任天堂のゲームを世界観とした「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に開設されました。

そのコラボ企画として、323系の1編成に特別なラッピングを施した車両が、2021年1月から運行されています。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング列車を大阪環状線・JRゆめ咲線で運行(2021.1.27〜)マリオ、ルイージ等のキャラクターが描かれたデザインに

この「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング編成もやってきましたので、撮影してみました。
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▲水色が特徴の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング編成。

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▲側面には、マリオ、ルイージ、クッパ、ピーチ姫などが描かれています。


眺めるだけで非常に楽しいこの編成ですが、運行開始から間もなく2年となります。
ラッピングの終了時期は発表されていませんが、可能なときに、可能な場所で撮影していきたいと思います。




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京阪電鉄「大晦日終夜運転復活」ヘッドマークを掲出した8000系を撮影する(2022.12.23)

京阪電鉄では、今年の大晦日から来年の元旦にかけて、3年ぶりに終夜運転を実施することを発表しています。
阪和線の沿線から : 【京阪電鉄】3年ぶりに大晦日の終夜運転実施(2022.12.31〜2023.1.1)

この終夜運転復活を記念したヘッドマークが、12月31日まで8000系3編成に掲出されていますが、その様子を本日撮影してきましたので、ご紹介します。

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▲「大晦日終夜運転」ヘッドマークを掲出した8000系8006編成。

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▲同・後追いで撮影。

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▲淀屋橋駅に停車中の「大晦日終夜運転」ヘッドマーク掲出8000系8008編成。

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▲同・「大晦日終夜運転」と京阪特急の「ハトマーク」を並べて撮影してみました。


ヘッドマーク掲出期間は大晦日までなので、記録できる時に記録しておこう、と天気に関係なく沿線の思いついた場所で撮影してみました。

各事業者とも縮小傾向のある大晦日終夜運転の中で、このように復活を強くPRする姿勢というのもきっちり記録しておくことができました。



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京阪 大晦日終夜運転復活ヘッドマーク 掲出(2022年12月17日〜) - 鉄道コム



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「開封!鉄道秘史 未成線の謎」を読む

いま、日本国内には多数の鉄道路線があり、人々の日々の生活をささえています。

しかし、これら開業した鉄道路線の陰には、計画はしたものの頓挫した、あるいは実際に着工したもののその後の社会状況の変化などで建設が中止になった結果、鉄道路線として開業することが果たせなかった路線もあります。

これら、「未完成の鉄道路線」、略して「未成線」とファンの間で呼ばれているこれらの路線。
建設途中で放棄された橋梁・トンネル等がいまも存在しているところもあり、そういったところは観光資源として活用しようとしているところもあります。

一方で、計画だけで終わった線区では、その痕跡をたどることが難しく、監督官庁に提出された公文書などからその計画や経緯をたどることになります。

これら未成線は、ある時代では、鉄道路線の開業を目論んで多くの事業者が競願した結果、紆余曲折を経て一部の事業者だけが開業にたどり着き、その他の事業者は開業はおろか、着工さえもできずに断念、という事例が多くありました。

またある時代では、全国津々浦々に鉄道網を整備する目的として、過疎地域などのローカル線の建設に着手したものの、その後の交通事情や財政的な面からローカル線建設を中止した結果、工事の途中にも関わらず中止となる事例も多くありました。


これらの未成線の、計画段階から申請、着工、そして開業断念した結果、未成線となったプロセスを、過去の記録などを元に紐解いた書籍が、今回ご紹介する「開封!鉄道秘史 未成線の謎」です。

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開封!鉄道秘史 未成線の謎
森口 誠之
河出書房新社
2022-11-25



開封!鉄道秘史 未成線の謎 [ 森口 誠之 ]
開封!鉄道秘史 未成線の謎 [ 森口 誠之 ]


本書に収録されている未成線は合計45線区。

地域別に見ても、東京・大阪の都市鉄道やニュータウン新線、また地方の拠点都市を結ぶ都市間鉄道、そして北海道の総合開発を見据えた路線や国鉄時代に建設が進められたものの、国鉄再建にともない中止となった各地方のローカル線と、様々なエリアの未成線事例が紹介されています。

いずれの未成線も、建設目的から未成線に至る過程まで、丹念な資料調査をもとに、時系列にまとめた、言わば「未成線のバイブル」的な書籍になるのではないか、と感じました。


私自身、未成線については、ある程度はその分布は把握しているものの、本書を読んで初めて知った未成線も多くありました。

これらの志半ばで潰えた未成線、実際に完成していたらどのような列車が走り、どのような人々が利用していたのか。
そういった想像もしながら読んでみるのも面白いかも知れないな、と感じた一冊でしたので、是非お手にとって読んでいただければと思います。



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