阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
当ブロクの更新情報やコメントについては、当ブログ用ツイッターアカウントを
ご利用下さい。

【令和6年能登半島地震】七尾線・のと鉄道の運転計画が発表。七尾〜能登中島間は2月15日運転再開予定、能登中島〜穴水間は概ね4月中の運転再開を目指す。

JR西日本及びのと鉄道では、令和6年能登半島地震の影響により現在も運転見合わせが続いている、七尾〜穴水間について、今後の運転計画を発表しました。

七尾線運転計画の今後の運転計画について(1/31現在)|JR西日本



上記発表資料によると、今後の運転計画は以下のとおりとなっています。

【JR七尾線・七尾〜和倉温泉間】
・2月15日(木)から運転再開予定。

【のと鉄道】
・七尾〜能登中島間は2月15日(木)運転再開予定。
能登中島〜穴水間は4月中の運転再開を目指す



明日で発災から1ヶ月となる令和6年能登半島地震。
未だ水道も多くの地域で使用できず、避難生活でもただならぬ苦労が続いています。

鉄道路線についても、現在七尾線が金沢〜七尾間で運転再開しているものの、それから先の復旧には時間がかかることが見込まれていました。

そんな中、本日発表された内容によりますと、七尾〜能登中島間は2月15日の運転再開予定、そしって、能登中島〜穴水間は、4月中の運転再開を目指すこととされています。


線路への土砂流入など、大きな被害を受けたのと鉄道で、被害の大きさによっては、長期の運転見合わせが考えられただけに、4月中の復旧見込みが発表されただけでも、個人的には大いに安堵しました。
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▲西岸駅に到着したのと鉄道NT200形。
現在運転見合わせが続いているこの区間についても、4月中の復旧目標が示されました。


とはいえ、4月中であっても、被災地の生活が元に戻るのには、まだまだ時間がかかると思いますが、復旧から復興支援への段階が切り替わる中、のと鉄道の全線再開は地域の経済にとっても復興の大きな助けになるのではないか、と感じました。

政府では復興支援として「北陸応援割」の実施を計画していますが、その北陸応援割でのと鉄道に乗って支援、というのも大いにあり得る支援だけに、まずは無事に全線での運転再開が果たせるよう、引き続き応援していきたいと思います。



【関連ニュースサイト】
JR西日本「能登かがり火」2/3に全列車の運転再開、七尾駅まで運転 | マイナビニュース
のと鉄道、能登中島駅まで2/15再開 - 穴水駅まで4月中の再開めざす | マイナビニュース



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【南海電鉄】6000系「無塗装ステンレス」「現行塗装」2編成の撮影会を実施(2024.3.2)

南海電鉄では、昨年9月より運行している6000系車両の「ステンレス無塗装」編成と、現行塗装の6000系の2編成の撮影界を実施することを発表しました。

“30年前の無塗装6000系車両”と“現在の6000系車両”の「車両撮影会&鉄道部品オークション」を実施します | 南海電鉄

概要は以下のとおりです。

【実施日】
2024年3月2日(土)
第1回:11時〜13時
第2回:14時30分〜16時30分

【実施場所】
南海電鉄 小原田検車(最寄り駅:高野線御幸辻駅から徒歩約20分)

【実施内容】
・6000系(無塗装1編成と現行のラインカラー1編成)の車両撮影会
(※)1編成は4番線に、もう1編成は6番線に留置し、中間の5番線は通路として使用。
・鉄道部品オークション&部品販売
・撮影会限定6000系マフラータオルを全員にプレゼント

【参加費】
大人(中学生以上)13,000円
小児(小学生)6,500円

【募集方法】
ぶらりたびホームページ(http://www.nankai.co.jp/odekake/burari.html)より申し込み。

【募集人数】
第1回・第2回各120名、計240名

【募集期間】
2024年2月6日(火)10時〜2月13日(火)17時で、先着順。
募集人員に達した時点で募集終了。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



昨年9月11日より運行を開始した、南海電鉄6000系の「ステンレス無塗装」編成。
6000系登場時の1990年代前半まで運行されてきたこの無塗装編成は、まさに高野線のステンレス車両を象徴するものと感じるファンも多いかと思います。

6000系の完全引退が近づく中、ファンサービスとしてこのようなリバイバル編成の運行は嬉しい限りですが、運行に先立ち千代田工場での撮影会が開催されました。
(参考)


この撮影会、私も参加させていただき、輝かしいステンレス無塗装の6000系の姿に、ただただ感動した次第でした。
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▲2023年9月に開催された6000系ステンレス無塗装編成撮影会。


今回、再びこの6000系ステンレス無塗装編成の撮影会が開催されることになりますが、今度は場所を小原田検車(御幸辻〜橋本間)に変え、また無塗装編成と現行塗装の編成の2編成を留置させた撮影会となりますので、参加される方は、1回の撮影会で2種類の塗装をまとった6000系が撮影できることになり、これまた美味しい企画、といえるかも知れません。


参加費は13,000円と、前回の撮影会(6,000円)の倍以上ですが、またとない機会かも知れませんので、気になる方は是非発売開始直後に申し込みことをおススメします。
(前回の撮影会も、発売開始後あっという間に定員に達しました。)

総勢72両が製造された6000系も、今やその数は三分の一までに減りました。
あと数年もすれば高野線から見られなくなるその姿を、手元に記録しておく機会として、要チェックなイベントといえるでしょう。




鉄道コム関連記事】
南海 6000系 撮影・部品オークションイベント(2024年3月2日) - 鉄道コム

南海 6000系 無塗装復刻編成 運転(2023年9月11日〜) - 鉄道コム
南海6000系、いよいよ最後の花道か まもなく登場、無塗装復刻車両 - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
南海電鉄、無塗装&現行6000系車両撮影会と部品オークションを開催 | マイナビニュース
3月2日 南海6000系「車両撮影会&鉄道部品オークション」開催|鉄道イベント|2024年1月31日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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【JR西日本】無料Wi-Fiサービス変更。阪和線・関西空港線223系・225系でのWi-Fiサービスは3月31日で終了

JR西日本では、現在訪日外国人旅行者向けに提供している「JR-WEST FREE Wi-Fi」について、利用状況を鑑みて駅でのサービス拡充及び一部サービスの終了を発表しました。

訪日外国人のお客様向け無料公衆無線LANサービスの変更について 〜駅でのサービス拡充および一部サービス終了〜 :JR西日本

概要は以下のとおりです。

【駅でのサービス拡大】
・利用可能エリア拡大(新大阪駅、京都駅)
・新規サービス提供(北陸新幹線延伸駅(6駅)、西九条駅)

【一部サービス終了】
・関西空港線、大阪環状線、阪和線の普通列車内でのサービス提供は、2024年3月31日をもって終了。
(特急「はるか」では引き続き利用可能。)

・北陸新幹線沿線に伴い、第三セクター鉄道に移管する在来線駅(金沢、福井)でのサービス提供終了
(金沢、福井の新幹線駅では利用可能)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



阪和線・関西空港線で運行されている223系(0番台、2500番台)、225系(5000番台、5100番台)では、現在全ての編成に無料Wi-Fiサービスが提供されています。

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▲阪和線・関西空港線の223系に表示されている無料Wi-Fiサービス提供のステッカー。


両路線では、関西空港へのアクセス路線ということもあり、比較的早い時期から無料Wi-Fiサービスの整備が行われてきました。
しかし、利用状況を鑑みて、今回223系・225系での無料Wi-Fiサービス提供が終了することとなりました。


思えば、このブログでも、223系・225系の車内Wi-Fi設置状況を定期的に調査して、その拡充の様子をリアルタイムで追いかけてきました。
(参考)


国際ローミングサービスを利用しないといけない訪日外国人旅行者にとっては、こういった無料Wi-Fiサービスは有り難い存在といえますが、一方で、私も実際利用したところ、やはり通信速度が速いわけでは決してありませんでした。
国際ローミングサービスの普及、価格低下、そして通信インフラの維持管理費用もかさむこともあってでしょうか、こういった車内の無料Wi-Fiサービスも見直しの時期がやってきているのかな、と感じました。
ただ一方で、特急「はるか」では引き続き無料Wi-Fiサービスが提供されますので、この点ご注意いただければと思います。


かつて、阪和線で通勤しているメリットを活かして、その設置状況を取材してきた無料Wi-Fiサービスが、まさか一斉に終了になるとは、個人的にも驚いたニュースでありました。

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▲和歌山駅に停車中の225系「紀州路快速 大阪行き」。
この225系に搭載されていた無料Wi-Fiサービスも、この3月末をもってサービス終了となります。



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【JR西日本】和歌山線・橋本駅に設置の新たなスペースの名称を募集(〜2024.2.12)

和歌山線活性化検討委員会では、JR橋本駅で1月27日(土)より利用開始となっている新たなスペースについて、その名称を募集しています。

和歌山線 橋本駅 新たなスペースの名称募集!:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【募集期間】
2024年1月29日(月)〜2月12日(月・祝)

【応募方法】
和歌山線活性化検討委員会【公式】Instagramで募集。
・公式アカウントをフォロー
・名称募集投稿に「いいね」
・コメント欄に応募する名称を入力して投稿
(参考:名称募集投稿)


【結果発表】
2024年2月下旬(予定)、公式Instagramで発表。

【スペース概要、応募方法】
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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240129_00_press_hashimotoeki.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲JR・南海電鉄橋本駅。
JR線改札口そばに、新たなスペースが誕生しました。


ここ近年、不定期に橋本駅を利用する機会があるのですが、これまで「ゆかいな図書館」という施設があるとは知りませんでした。
この「ゆかいな図書館」が、今年1月14日に閉館しましたが、その代わりに、待ち時間に勉強やリモートワークができるスペースが新たに完成しました。

スペースの場所は、JR橋本駅の改札口側で、JR和歌山線は勿論、南海高野線利用の際にも利用しやすい場所に用意されています。
また設備も、ソファーやテーブル、パーソナルブースなど、上記発表資料にあるように、休憩やちょとした仕事も可能な、なかなか使い勝手の良いスペースになっているように感じます。

今回、上記活性化検討委員会の公式Instagramで、このスペースの名称を募集しています。
応募方法は上述のとおりですので、多くの方々の応募を楽しみにしています。

果たしてどんな名前が付けられるのか、そして、この新たなスペースの使い勝手はどのようなものか。
現地を取材できれば、改めての記事でご紹介したいと思います。




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【JR西日本】「きのくに線サミット2024」開催(2024.2.10〜12)YouTuberの西園寺さんの講演もあり

和歌山大学きのくに線活性化プロジェクト<きの活>では、JR西日本和歌山支社と連携して、「きのくに線サミット2024」を開催することを発表しました。

若者×地域×交通「きのくに線サミット2024」の開催について ―学生が企画!より良い地域交通の未来を若者が考える3日間のプログラム— :JR西日本



概要は以下のとおりです。

【開催日】
2024年2月10日(土)〜12日(月)

【実施場所・内容】
●1日目(新宮市役所)
地域交通の理論を学ぶ・全国の若者が交わる
西園寺氏(YouTuber)、西川一弘氏(和歌山大学)によるゲスト講演
地域交通・地域活性化をテーマに活動する若者・学生による事例発表

●2日目(特別列車「きのくに線うみびらき号」車内(JRきのくに線 新宮〜周参見駅間))
特別列車「きのくに線うみびらき号」に乗って紀南地域の交通事情・地域事情を学ぶ

地域で活躍するゲストによるトークセッション及び停車駅での駅舎・駅周辺見学

●3日目場所(新宮市役所)
グループワークや討論を行い、地域交通の未来について考える
地域交通の未来ビジョン作成・発表

【募集】
約50名(全国の地域交通・地域活性化に関心のある若者・学生(30歳まで))

【公式Webサイト(申し込み先)】



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本・きのくに線の、特に白浜〜新宮間は、輸送密度が1,000人程度という利用状況で、沿線人口が減少するなか、同線を含めた地域交通のあり方が問われています。

今回ご紹介した「きのくに線サミット2024」は、地元の高等教育機関である「和歌山大学」のプロジェクトが主催し、このきのくに線を舞台に学識者やインフルエンサーによる講演、そして特別列車に乗車したフィールドワーク、交流などといった、盛り沢山のプログラムが開催されます。


インフルエンサーとして取り上げられている「西園寺」さんは、著名な鉄道系YouTuberのようで、チャンネル登録者数は、記事執筆時点で約52万人と、大きな影響力を持っている方のお一人のようですので、こういった方が地域交通・地域活性化をテーマにゲスト講演するというのは、紀南地域の公共交通を考える上では、大きな機会ではないかと思います。


また、2日目は、特別列車に乗車し、新宮〜周参見間を往復するとのことで、この特別列車に乗りながら、沿線地域の人々との意見交換、というのも貴重な機会になるのではないのでしょうか。


このサミットですが、実は国土交通省の補助事業のため、参加費は無料で、2日目の貸切列車の弁当代2,500円のみが必要とのことですので、西園寺さんのファンだけでなく、地域の公共交通を考える若い方々は、是非参加してみてはいかがでしょうか。


なお、参加対象者は、「2月10日時点で満30歳まで」という条件があります。
私自身は勿論参加できる年齢ではありませんので、尚更、この記事を読んで多くの方々に参加して欲しいな、と思っていますので、是非ご検討いただければと思います。


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▲「きのくに線サミット2024」の2日目に運行される「特別列車」は、この227系で運行されることとなっています。
新宮方から周参見駅で折り返す、というのも珍しいかと思いますので、それも含めて、3日間のプログラムに多くの若者が参加されることを期待しています。




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【こみっくトレジャー43】戦利品紹介(5)「Railway Illustrated」宇都宮ライトレール関係2冊

先の記事に引き続き、先日(2024年1月14日)に開催された同人誌頒布イベント「こみっくトレジャー43」で入手した同人誌(戦利品)のご紹介です。

今回ご紹介するのは、サークル「あすやろう製本」さんの「Railway Illustrated」という本です。

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「あすやろう製本」さんの同人誌は、過去のこみトレで、下記の「山陽電鉄・神戸高速鉄道」の本をご紹介しました。
(参考)


この時の同人誌も、その厚みに反して、ぎっしり詰まった情報量で、資料的に価値の大きい同人誌だと思い、次の機会にも「あすやろう製本」さんの同人誌を入手したいと思っていました。

今回のこみトレ43で、会場を歩いていると、見覚えのある表紙デザインの本が並んでいたので、手に取って見たところ、昨年8月に開業したばかりの「宇都宮ライトレール」を特集した同人誌が2冊用意されていましたので、「これは!!」と思い、手に取りました。

「Railway Illustrated」と題されたこの2冊の同人誌。
1冊(「PREVIEW OF LIGHTLINE」)は、昨年8月のコミックマーケットでの新刊で、まさに開業直前の宇都宮ライトレールについて、開業までの30年の歩みを、宇都宮市・芳賀町の置かれた状況から、ライトレールの計画が世に現れて、それがこの30年を経てどのように変化し、そして実現していくかを、行政等の記録などを元に、丁寧にまとめた、宇都宮ライトレールの開業を振り返る上での記録がまとまった、資料的価値のある本となっています。

一方のもう1冊(「OPENING DAYS」)は、昨年12月のコミックマーケットでの新刊で、宇都宮ライトレール開業日、そして開業直後の様子、そして、沿線の「工事前」「工事中」「開業直前」の街の変化を定点記録していたりと、こちらも資料的価値の高いものとなっています。


宇都宮ライトレールに関しては、私は開業1週間後の昨年9月上旬に実際に乗車し、豪雨の中ではありましたが、しっかり沿線地域の足として定着している様子を現地で確認してきました。
(参考)


75年ぶりの完全新規での路面電車となる「宇都宮ライトレール」。
沿線住民のみならず、工業団地への交通アクセスも担うことから、順調に利用者が定着していることは、様々なメディアで見聞きしています。
いわば「成功例」として広く知れ渡ることのなったこの宇都宮ライトレールですが、その計画・建設・開業への足取りを手元に残しておき、必要に応じて引き出すことのできる資料として、重宝できる同人誌であると感じました。

上述のように、過去にもこみトレで参加されておられましたので、次回以降のこみトレでも、あすやろう製本さんの新刊に期待したいな、と感じた次第でありました。




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【こみっくトレジャー43】戦利品紹介(4)「交通系ICカードの本」

少し間が開いてしまいましたが、先日(2024年1月14日)に開催された同人誌頒布イベント「こみっくトレジャー43」で入手した同人誌(戦利品)のご紹介の続きです。

今回ご紹介するのは、サークル「Studio JamPack」さんの「交通系ICカードの本」(2冊)です。

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その名の通り、全国の交通系ICカードを紹介している本ですが、その網羅している情報量のすごさに驚きました。
何でも著者は、全国の交通系ICカードを集めておられているようで、今回入手したのは第1巻(2020〜2022年動向編)、第2巻(2023年上期動向+西日本編)でしたが、そのボリュームに、新刊の第3巻も買っておけば…と後悔したことしきりでありました。

内容は、現在及び過去に発行されている(いた)交通系ICカードについて、名称由来、利用可能エリア、各種情報に加え、当該カードが相互利用、あるいは片方向で利用できる他カードエリアについても、カードのマークを日本地図状に並べた地図上で確認できる、という、いわば「交通系ICカードの百科事典」といえる同人誌と感じました。


著者のすながわひろゆきさんは、全国の交通系ICカードを集めておられていることで、これまでテレビで紹介されたこともあったようです。
今回、それらのコレクションを本にまとめてみよう、というのが発刊の動機だったようです。


このブログでも、「交通系ICカード」というカテゴリーを設けて、地元である大阪府南部や和歌山県の話題を中心にご紹介してきましたが、残念ながら全国の動向をつぶさに追いかけるほどの余裕は、個人的な事情もあり、あるはずがありません。

そういった点で、この本は手元に置いておいて非常に役に立つものだと感じていますので、今後の新刊も引き続き追いかけていきたいと思っています。



【ネット販売リンク先】








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【水間鉄道】のと鉄道応援メッセージ副標撮影と能登半島地震募金の報告

下記記事でご紹介したように、水間鉄道では、去る1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」での被災者支援のため、支援募金を貝塚駅と水間観音駅で行っています。

また、この地震で大きな被害を受けている「のと鉄道」のカラーをイメージした応援メッセージを、電車副標で掲出しています。

(参考)


これらの様子を先日、貝塚駅で見てきましたので、ご報告します。

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▲水間鉄道応援メッセージ副標掲出編成
(1003号車)

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▲副標部分をアップします。
のと鉄道のカラーである水色基調の応援メッセージとなっています。

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▲同・応援メッセージ
(1004号車)

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▲1004号車の副標部分をアップします。


また、募金箱は、改札口横のきっぷ売場に常設されていました。
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▲水間鉄道・貝塚駅改札口

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▲募金箱は、窓口横に設置されています。

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▲折角なので、1,000円を募金してきました。
(1,000円札を入れるところを片手で撮影してみました。)
ほんのわずかの応援ではありますが、少しでも現地の復興に役立つことを願いたいと思います。


水間鉄道の発表によりますと、募金は1月2日からおよそ1ヶ月間、応援メッセージ副標掲出は1月31日までとなっています。
募金はともかく、副標掲出は明日が最後の週末になるかと思いますので、多くの方に撮影と募金に来ていただけると嬉しく思います。



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【JRグループ】北陸新幹線開業に伴う「青春18きっぷ」の取扱いを発表。越美北線・七尾線利用の際の特例が追加・変更に。夏季以降についてはその都度発表との「鉄道コム」報道も

JRグループ各社では、「青春18きっぷ」及び「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の発売を発表するとともに、3月16日の北陸新幹線・金沢〜敦賀間の開業に伴う「青春18きっぷ」等の取り扱いの変更についても発表しています。

「青春18きっぷ」「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の発売 および北陸新幹線開業に伴うおトクなきっぷの取扱いについて :JR西日本

概要は以下のとおりです。

【青春18きっぷの発売】
[春季]
・発売期間:
2024年2月20日(火)〜2024年3月31日(日)
・利用期間:
2024年3月1日(金)〜2024年4月10日(水)
・価格:
12,050円(おとな・こども同額)

【北陸新幹線開業に伴う「青春18きっぷ」の取扱いについて】
・2024年3月16日乗車分以降、金沢〜敦賀間(「IRいしかわ鉄道」「ハピラインふくい」)は、青春18きっぷでの利用は不可。(別途有効な乗車券類が必要。)

・氷見線・城端線・七尾線・越美北線を利用の場合は、下記の区間について、特例としてJR線へ通過利用する場合に、他社線を利用可能。
○あいの風とやま鉄道:
富山〜倶利伽羅峠間(富山・高岡の各駅で途中下車可能)
○IRいしかわ鉄道:
倶利伽羅峠〜津幡間(津幡駅で途中下車可能)
○ハピラインふくい:
越前花堂〜敦賀間(越前花堂・敦賀の各駅で途中下車可能)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



1982年の発売開始から40年以上の歴史を誇り、今や旧国鉄時代から引き続き発売されているレアな企画乗車券でもある「青春18きっぷ」。

国鉄の分割民営化から30年以上が経過し、JRグループ各社独自で企画きっぷを発売している中、いつまでこのグループ6社による発売体制が続くのか、ファンならずとも毎年気になるところです。

今回、北陸新幹線・金沢〜敦賀間の開業にともない、同区間のJR北陸本線が第三セクター鉄道へ移管されることから、これを契機に「青春18きっぷ」の廃止などがあるのでは?という予想もされる方もおられた模様ですが、実際はこのように、今年春の発売及び取扱いの変更が発表されました。


上記発表によりますと、これまで特例で認められていた第三セクター鉄道利用について、北陸新幹線延伸開業に伴い、若干の手直しが実施されています。

まず、「氷見線」「城端線」については、これまでどおり高山本線・富山駅からあいの風とやま鉄道を利用して、高岡駅で乗り継いで利用することで、別途運賃無しで利用が可能です。

次に「七尾線」は、これまで北陸本線・金沢駅からIRいしかわ鉄道を利用して津幡駅で乗り継いで利用することが可能でしたが、今回の変更により、こちらも高山本線・富山駅からあいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道を経由して津幡駅で乗り継ぐことになります。

今回新たに追加されたのは「越美北線」で、敦賀駅からハピラインふくいを経由して越前花堂駅で乗り継ぐことで、追加運賃なしで利用可能となります。

いずれの場合も、途中下車可能駅以外で下車した場合は、別に全乗車区間の運賃が必要となりますので、ご注意願います。

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▲越美北線の終点・九頭竜湖駅に停車中のキハ120。
青春18きっぷ利用の場合、3月16日(土)以降は、敦賀〜越前花堂駅までハピラインふくい線を利用することにより、本路線へ乗り継いで利用することが可能です。




さて、今回、「青春18きっぷ」の発売が「春季」のみの発表となっていました。
例年ですと、夏季・冬季も併せて発表されるのにも関わらず、今回は春季だけの発表であったことから、「夏季以降は『青春18きっぷ』が廃止されるのではないか?」等の予想を語るかたもおられる模様です。

一方、鉄道系ポータルサイト「鉄道コム」の取材によりますと、下記引用のとおりで、今回春用の発表となったのは、北陸新幹線開業に伴う変更があったから、また夏・秋用については、決まり次第発表するとのことでした。

JR東日本の広報担当に聞いてみると、今回は3月16日の北陸新幹線金沢〜敦賀間延伸開業などにあわせた「おトクなきっぷ」の変更があったことから、春用のみを発表したということ。また、普段は2月ごろに翌年度の分が発表されていますが、今回は調整の関係で、例年よりも早めの発表になったと説明しました。夏・秋用については、「その都度決まり次第発表する」としています。

JR西日本の広報担当にも質問したところ、こちらも「夏・秋は決まり次第発表する」という説明です。さらに突っ込んで、「北陸新幹線の延伸開業で廃止になるのでは?」とも質問しましたが、「その予定はない」ということでした。

あれっ、夏と冬の分はないの!? 2024年分の「青春18きっぷ」、発売内容が「春用のみ」発表の理由は - 鉄道コムより引用、下線太字は管理人による。


上記JR西日本の担当者への取材でもあるように、青春18きっぷについては、北陸新幹線の延伸開業で廃止となるわけでは無さそうです。
ただ今後、夏季の発売が発表される際、価格等何らかの変更があるかと思いますので、利用予定の方は、今後の発表に注意しておきたいところですね。




鉄道コム関連記事】
青春18きっぷ 春季 発売(2024年2月20日〜) - 鉄道コム
あれっ、夏と冬の分はないの!? 2024年分の「青春18きっぷ」、発売内容が「春用のみ」発表の理由は - 鉄道コム



【関連ニュースサイト】
「敦賀から越美北線」追加なしで乗れる! 青春18きっぷに「新たな通過特例」誕生 ハピラインふくいの運賃は不要 | 乗りものニュース



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【JR西日本】北陸新幹線・金沢〜敦賀間開業に伴う特別企画乗車券を発表。近畿圏〜北陸エリアをICOCA等1枚でシームレスに乗車できる乗継商品も発売

JR西日本では、3月16日(土)の北陸新幹線・金沢〜敦賀間開業に併せて特別企画乗車券の発売及び見直しについて発表しました。

北陸新幹線[金沢-敦賀間開業]に伴う特別企画乗車券の発売について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【首都圏〜北陸エリア】
・北陸新幹線完結商品「新幹線eチケットサービス」区間拡大
(交通系ICカード1枚で利用できる商品。小松〜敦賀間に区間拡大)

【近畿圏・北陸エリア】
・WEB早特7、WEB早特14の見直し
(北陸新幹線延伸に伴い、設定区間・発売額を見直し)

・WEB早特1の発売
(近畿圏〜七尾、和倉温泉、黒部宇奈月温泉に席数限定で新たに発売)

チケットレスサービスで北陸新幹線と「サンダーバード」を乗り継ぐ「北陸乗継チケットレス」「e北陸乗継チケットレス(J-WESTカード会員専用)」を発売
1回の予約操作で、「サンダーバード」「北陸新幹線」双方の予約が完了し、ICOCA等の交通系ICカード1枚で、シームレスに利用可能

「サンダーバード」の乗車券部分は交通系ICカードのチャージより引き去り。
(利用イメージ)
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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240123_00_press_hokurikukippu_1.pdf)より引用)

【中京圏〜北陸エリア】
・「WEB早特7」の発売
(名古屋〜福井・金沢・富山など。名古屋〜米原間は、「しらさぎ」普通車指定席または東海道新幹線の普通車自由席を選んで利用可能。)

・EXサービス利用者向け「[EXサービス限定]乗継きっぷ」発売
(EXサービスで東海道新幹線を利用し、米原駅で「しらさぎ」に乗り換える際に、乗車券と料金がセットになったきっぷ。)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に下記記事で特急料金の認可申請についてご紹介した、北陸新幹線・金沢〜敦賀間開業にともなう運賃・料金ですが、今回気になる特別企画乗車券(おトクなきっぷ)の概要について発表がありました。
(参考)


今回の発表で、個人的に気になっていたのは、「チケットサービス」の関係でした。
これまで、大阪〜金沢の「サンダーバード」については、「チケットレス特急券」と「交通系ICカード」を併せて使用することで、紙のきっぷを発券することなくシームレスに利用することが可能でした。

しかし、今回北陸新幹線の延伸により、敦賀駅での新幹線との乗り継ぎが発生することから、この手のチケットサービスサービスにどのような変化が出てくるのか、気がかりとなっていました。

今回の発表では、新たに「北陸乗継チケットレス」という商品を発売することになりました。
この商品は、「サンダーバード」の特急券と、「北陸新幹線」の乗車券・特急券の3つのきっぷがセットになったものです。

購入の際に使用する交通系ICカードを予め登録し、乗車する際には、登録した交通系ICカードを使用して乗車します。
「サンダーバード」の乗車券は、予め登録した交通系ICカードのチャージ額から引き去り、「北陸新幹線」に乗り継ぎの際には、登録した交通系ICカードを乗継改札にタッチすることで、シームレスに乗継が可能となっています。

言ってみれば、現行の「チケットレス特急券」と「新幹線eチケットレス」を組み合わせて、乗継による割引商品としてセットしたもの、といえますが、これにより、「新幹線開業後にチケットレスで金沢に行けなくなった」ということは無くなりそうで、安心しました。

また、J-WESTカード会員専用の「e北陸乗継チケットレス」は、大阪〜金沢で8,500円と、当日でも購入できるのにも関わらず比較的割安となっているので、この区間をよく利用する方にとっては、新幹線開業までにチェックしておきたいきっぷだな、と感じたニュースでありました。




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