阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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各地の交通系ICカードの相互利用、平成25年春に開始へ

実は昨年12月に全国各地の交通系ICカードの相互利用検討について発表がありましたが、この度相互利用のスケジュール等が発表されました。

交通系ICカードの相互利用サービスを実施することに合意しました(JR西日本ホームページ)

相互利用サービスを実施する交通系ICカードは次のとおりです。
「Kitaca」(JR北海道)
「PASMO」(関東地区民鉄等)
「Suica」(JR東日本)
「manaca(マナカ)」(名古屋地区民鉄等)
「TOICA」(JR東海)
「PiTaPa」(関西地区他民鉄等)
「ICOCA」(JR西日本)
「はやかけん」(福岡市交通局)
「nimoca」(西日本鉄道他)
「SUGOCA」(JR九州)

サービス開始時期は平成25年春、相互利用内容は「交通事業者の鉄道およびバスでのご利用」「各交通系ICカード加盟店での電子マネーのご利用(「PiTaPa」除く)」となっています。

相互利用可能となる交通事業者や、今回相互利用サービスを実施するカードの発行枚数・電子マネー加盟店数等は、こちらの添付資料(JR西日本プレスリリースより)に記載されています。

気になることとしては、PiTaPaの相互利用の鉄道・バス事業が少ない点です。
鉄道事業者のうちでも神戸市交通局・神戸高速鉄道・山陽電鉄等が事業者としては入っていませんし、バス事業者に至っては、「大阪市交通局」「水間鉄道」「しずてつジャストライン」の三社だけとなっています。

勿論、PiTaPaが利用出来るバス事業者としては、他にも阪急バス・阪神バス・奈良交通等多くの事業者が存在しますが、今回の相互利用ができるのは、これらの三社のみしかできない模様です。
これについては、相互利用開始後のPiTaPa事業者側の改善を願いたいところです。

ともあれ、これで例えばICOCAが例えば関東エリアではSuicaだけでなくPASMOエリアで利用出来ることから、関東方面への用務でもICOCA一枚で済むことになり、利便性が大幅に向上すると思われることから、平成25年春の相互利用サービスを心待ちにしたいと思います。

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今日の乗車記録

和泉鳥取(0803)〜和歌山 普通 モハ102-548
和歌山(1931)〜和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5019

JR九州、三角線に観光特急列車を新設。列車名は「A列車で行こう」

もはやJR九州のお家芸とも言える、観光特急列車。
観光客の集客と同時に地方路線の活性化につながっているいい例だと思っています。
そんな観光列車が、今度は熊本県の三角線に登場します。

三角線観光特急列車の新設について(JR九州プレスリリース)
JR九州 三角線に観光特急列車(鉄道ホビダス)

新たな観光特急列車の名称は「A列車で行こう」。
この列車名に聞き覚えのある方は多いかも知れません。ただ、その元ネタは、音楽だったりゲームだったりするかも知れませんが、どちらとも正解です。

楽曲の「A列車で行こう」は、ジャズのスタンダードナンバーで、ビッグバンドで演奏されている他、吹奏楽にもアレンジされており、様々な演奏会で耳にすることができると思います。

一方ゲームの「A列車で行こう」は、鉄道経営シミュレーションゲームとして既にシリーズ9作(+派生作品)が作られており、この手のゲームとしては根強い人気を誇る作品として支持されているようです。

中・高・社会人と吹奏楽の経験があり、PCでゲームをしたことのある自分としては、どちらの「A列車で行こう」も経験がありますが、まさか日本で経験できる3つめの「A列車で行こう」が三角線に登場するとは思ってもみませんでした。

閑話休題、JR九州の「A列車で行こう」の概要は次のとおりです。
・運転開始時期:平成23年秋予定。
・運行区間:熊本〜三角間を一日二往復。
・運転日:土曜・日曜・祝日運転(冬休み、春休み等は毎日運転)
・その他:三角駅で三角港―本渡港間を運行している定期航路「天草宝島ライン」と接続。また、天草観光の利便性向上のため、熊本―本渡間で運行されているバス「あまくさ号」を組み合わせたきっぷなども検討。

三角線の終点から更に天草諸島への観光列車、という位置づけが「その他」からのうかがえますが、そうすると、この「A列車で行こう」のAは、「天草」のAなのか、と勝手に思ったりもしました。

添付のイラストに目をやると、バーカウンターやソファーが設置されているのが目につきます。
このあたり、アメリカンなイメージが無いとも言えませんが、ここらへんは楽曲の「A列車」をイメージしたのでしょうか。

今回の列車は、イラストから考えられるに、キハ185系が改造されるものと考えられますが、このキハ185系ですが、既に「ゆふ」「九州横断特急」「くまがわ」に使用されている上、今は「あそぼーい」の代走として「阿蘇ゆるっと博号」にも使用されています。
今回の「A列車で行こう」は、このうち「阿蘇ゆるっと博号」で運用されているものを転用するものと思われますが、それでも果たして余裕があるのか、という気もしないでもありません。

ともあれ、私もかつて三角から島原方面への航路のアクセスとして利用した三角線、地味な路線という印象でしたが、今回の「A列車で行こう」の運行開始で、観光客の脚光を浴びることができればいいな、と思ったニュースでした。

<追記>
下記西日本新聞の記事によると、「A列車で行こう」の「A」は「アダルト(大人)」や「天草」のAだそうです。
「A列車で行こう」 大人向けに観光列車 熊本―三角(西日本新聞Webページ)

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今日の乗車記録

和泉鳥取(0803)〜和歌山 普通 クハ103-609
和歌山(1931)〜和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5020

阿武隈急行、本日から全線運行再開

東北のローカル鉄道路線では少しずつ運行再開が進みつつありますが、内陸部の路線で一部区間が運休となっていた阿武隈急行ですが、本日より全線運行再開となりました。

全線運行再開予定及び復旧工事に伴う臨時列車運休のお知らせ(阿武隈急行Webページ)

内陸部で津波の被害はなかったとはいえ、200箇所にわたる箇所で被害を受けていましたが、ようやく復旧し、全線で運行再開となりました。

ところで、本日のニュースで、東北の地方鉄道各社で震災の影響で減少した利用客回復のためのキャンペーンを先月末より実施してる旨、Yahoo!ニュースでも紹介されていました。

東北ローカル線各社が団結=利用客回復へ共同キャンペーン(Yahoo!ニュース)
がんばろう! 東北 ローカル線ご乗車・ご支援感謝キャンペーン(第一弾)(国土交通省東北運輸局プレスリリース)

折しも、JR東日本パスの販売も発表されていますので、このJR東日本パスを利用して、多くの人々が東北の地方鉄道を訪問し、そのことが少しでもこれら地方鉄道の利用促進の一助になればなあ、と思ったりもしたニュースでした。

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和泉鳥取(0815)〜和歌山 普通 クハ103-200
和歌山(1913)〜和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5004

姫路モノレールの展示を見に行く

このブログでも幾度か取り上げてきたように、かつて姫路市内を走っていた「姫路モノレール」の車両などが、当時の終点だった手柄山中央公園において一般公開される事となりました。
(参考記事:姫路モノレール、遂に一般公開開始へ

先月の4月29日から一般公開が開始となりましたが、意外と早いうちに訪問することができるようになったため、早速訪問してみることにしました。

山陽電鉄の手柄駅から西へ徒歩10分ほど歩いたところにある手柄山中央公園の中にある「手柄山交流ステーション」の2階にモノレール展示室があります。
CIMG0848
入り口隣に貼っていたポスター

CIMG0849
かつてモノレールが出てきたと思われる穴の跡。

建物の中に入ります。いよいよ姫路モノレールの車両とご対面することとなります。
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和泉鳥取(0815)〜和歌山 普通 クハ103-118
和歌山(2230)〜和泉鳥取 普通 モハ205-1005

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和泉鳥取(0815)〜和歌山 普通 クハ103-176
和歌山(1959)〜和泉鳥取 紀州路快速 モハ225-5002

JR東日本、震災復興に向けて全線乗り放題の「JR東日本パス」を発売

東日本大震災で被災地の多くで被害を受けたJR東日本。
去る4月29日に東北新幹線が全線復旧したとはいえ、沿岸部の各線では津波や原発の影響で復旧もままならない路線も多く残っています。

とはいえ、沿線の地域が少しでも復興に向けて元気になれるように、被災した当事者のJR東日本自体が様々な取り組みを行っていくことが発表されました。

JR東日本は復興に向けた様々な取り組みを実施します(JR東日本プレスリリース)

この中で、一番注目されるのは、期間限定ではありますが、同社管内の新幹線・特急を含む全線の自由席が一日乗り放題の「JR東日本パス」の発売です。

このパスの概要は次のとおりです。
・利用期間:
第1回・・・6月11日(土)〜6月 20日(月)
第2回・・・7月9日(土)〜7月18日(月・祝)
・発売期間:各回利用期間の一ヶ月前から前日まで
・価格:大人10,000円、子ども5,000円
・フリー区間:はJR東日本線・北越急行線・青い森鉄道線及びIGRいわて銀河鉄道線の全線
・効力:フリーエリア内では、特急列車(新幹線含む)の普通車自由席が乗り降り自由予めの指定で、普通車指定席が2回まで利用可能(「はやぶさ」号の普通車指定席も利用可能)

このきっぷの設定目的として、東北をはじめとした東日本エリアの各観光地を元気にするとともに、復興支援・お見舞い・帰省等の様々な移動をサポートすること、とJR東日本ではしていますが、先日のGWの利用状況が、予想されていたとはいえ大幅な減だったこともあり、より多くの利用者に戻ってきて欲しい、といったこともあると思われます。

ともあれ、私個人としては、利用出来る機会があれば、利用して少しでも東日本エリアでの復興の一助になれば、と思っています。
また、このきっぷを利用して、JR東日本以外に震災の影響を直接・間接に受けている地方鉄道・第三セクター鉄道各社を支援するために訪問する、というのも一つの使い方とも言えるな、と思ったニュースでした。

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