阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
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今日の乗車記録:
砂川駅前(0928)〜岩出駅前 和歌山バス那賀 3名
紀伊(2213)〜和泉砂川 快速


「JR宝塚線事故について その8」の後半で書いた「罵倒だけの記者会見」ですが、この話には続きがあったようで、5月13日付の読売新聞で、このことについての謝罪記事が掲載されていたそうです。

読売新聞が謝罪記事 JR記者会見で記者が暴言

JR西事故で記者不適切発言、読売新聞が紙面で謝罪 (夕刊フジ)

ほんでももって読売の記事はこれ。
ひとこと付け加えると、この記事は読売新聞のホームページから見つけたのではなく、ブロクの検索から見つけてきました。それだけ読売新聞のホームページからは見つけづらかったということです。

脱線事故会見巡る不適切発言でおわび…読売・大阪本社

今回は読売新聞がこういう謝罪を出しましたが、別に読売新聞の記者だけがそういう罵倒をしていたとも思えません。まあ続いて謝罪するところは出てくるかどうかは分かりませんが、今回の騒動で、マスコミ各位がほんとの取材とはどういうようにするべきかを学習してほしいと思います。
もしこれで再び同じような騒動が起きたら・・・ほんとにJR西日本と同レベルと言われても仕方がないですね。ということは、他社を批判できるような立場ではないという事です。
(JR西日本も、信楽高原鉄道での正面衝突・JR神戸線での消防士死亡事故と起こしていながら、今回こういう事故を起こしてしまった)

さて、この「JR宝塚線事故について」もあれよあれよという間に10本目の記事になってしまいました。ひとまずここで区切りをつけて、今後は事故原因の発表・JR西日本の安全対策やダイヤ改善情報などを適宜フォローしていきたいと考えます。

砂川駅前(0748)〜岩出駅前 南海ウイングバス南部 1名
岩出駅前(1835)〜砂川駅前 和歌山バス那賀 1名


今日は和歌山で用事があったので、行きは阪和線に乗車。先頭車両の真ん中にすわっていましたが、女性運転士さんがきっちり指先確認しているのがちゃんと見えました。


今日の乗車記録:
和泉鳥取(0918)〜和歌山 普通
岩出駅前(2020)〜砂川駅前 南海ウイングバス南部 3名
和泉砂川(2105)〜和泉鳥取 普通

この事故の報道も日に日に減っては来ていますが、関西地区ではまだ新聞の多くの欄を占有し続けています。まあそれだけ大きいニュースなわけですから、扱い方さえちゃんとして頂ければ、取り上げ続けてもいいとは思います。
(現在テレビや新聞といったマスコミがこの事故をちゃんと扱っているかどうかは、これまでの「JR宝塚線事故について」を読んで頂ければおわかりいただけると思います)

さて、そんな中、JR西日本職員に対する暴行や暴言が相次いでいるとか。

運転士に暴行、暴言相次ぐ=足けられ「人殺し」…−JR西日本(Yahoo!ニュース)

二重の意味で情けないですね。

一つめの意味としては、そんな形でしか怒りを表せない張本人。
怒りを向ける相手と向ける方法が間違えています。運転士に暴行したからどうにでもなるものでもないですし、根本的な解決には至らないのはいい大人なわけなんですから、分からないはずがないと思います。

そして二つめは、やはりマスコミ。
どうして「暴力はだめです」「置き石はだめです」というごく当然の事を言えないのでしょうか。
今回の事故の責任だからといって、現場の社員が暴行をうけているのを、ただ単にニュースとして流すだけではあかんでしょう。
「JR西日本に怒りがあるのは分かる」
「しかし暴力によって解決するものではない」
「解決する手だては他にあるはずだ」
なぜこんな事を言えない?

いつからこの国は暴力による自力救済を認めるようになったんでしょうか?
やっぱり情けない・・・

今日の乗車記録:
砂川駅前(0748)〜岩出駅前 南海ウイングバス南部 1名
岩出駅前(2020)〜砂川駅前 南海ウイングバス南部 2名


今日の乗車記録:
砂川駅前(0748)〜岩出駅前 南海ウイングバス南部 3名
岩出駅前(1925)〜砂川駅前 和歌山バス那賀 1名



今日の乗車記録:
砂川駅前(0748)〜岩出駅前 南海ウイングバス南部 2名
紀伊(2147)〜和泉砂川 紀州路快速


「JR宝塚線事故についてその7」で述べた通り、本来報道するべき事故の原因と再発策を報道せず、ボウリング大会やら飲み会やらで何でもかんでもJR西日本を叩こうというマスコミに危機感を感じていました。

そういうところを微妙に感じ取っているのかも知れませんが、今日の新聞の記事は、まだまともな事を書いているようでした。

「全線ダイヤ改正」明言 京阪神近郊 JR西 過密緩和図る(産経新聞)

過密ダイヤ見直しへ 速度制限強化も視野(神戸新聞)

今後は、どういうダイヤになっていくのか逐次報道していってほしいと思います。我々も知りたいのは「その後どうなったんか?」ということです。
瞬間風速的にあれこれ記事やニュースにする割には、その後のフォローが全くなっていないのは日本のマスコミの問題と常々思っています。

さて、そのマスコミに関して、産経新聞に面白い記事を見つけましたので紹介します。

【社会部発】「罵倒だけ…恥ずかしい」 「客観報道」へ自戒

タイトルだけでも大体の内容は分かると思いますが、なあるほど、こういうことも書けるのね、といったところでしょうか。

最後の段落が秀逸です。

「遺族や被害者の立場に立った報道は重要だ。しかし、客観性や冷静さを欠いた報道は、今回の事故の本質を見失わせる。そのことを肝に銘じながら、真実を追いかけていきたい。」

ここ数日私が書いてきた事、言いたい事をまとめてくれたという感想です。

産経新聞には、ライブドアの一見で見損なった部分がありましたが、この記事で少しは見直しました。(あくまでも「少し」ですが)

逆に、批判されるような質問をしているのはどこのマスコミか。心当たりあるところは早いめに白状した方がよいのでは・・・

昨日の日記(JR宝塚線事故その6)で書いていた懸念が現実のものになってきました。

尼崎脱線事故>ボウリング発覚、社長会見に異様な雰囲気

まあ事故当日にボウリングなんか、やめとけばよかったんですけどね。というか、普通は参加する気にならへんのやないのかな、とは思います。まず第一に。

で、このボウリング問題の報道が、本来の事故の報道よりここ数日はメインになってしまい、一体何が本来の報道であり、何が付随の報道であるのか主従逆転が起こってしまったことが、「懸念が現実化した」ことそのものです。

そもそも、今回の事故の原因と、対策を突き詰めていくのがマスコミの仕事だと思います。今現在も現場検証は行われているはずですし、鉄道事故調査委員会も事故原因の分析を着々と進めているはずです。

でも、そういう経過報告は何一つ入ってこない。いや、まだしも新聞はスペースを何とか捻出して書いているとしても、テレビは完全にこのボウリングの話題で持ちきり。

そもそもこういう大事故に対しては、マスコミも、「こうすれば事故は防げた」「停車駅はこれで妥当なのか?」等々、識者のみならず視聴者・読者からの意見もふまえてあれこれ建設的な提言するべきではないのかと思います。

私が見る限りそんな機会を設けているマスコミは皆無。あれば色々提言したいのですが、見つかりません。

やはりマスコミさんとしても、地道な議論よりも、スキャンダルや不祥事といった、いわゆる視聴率や発行部数を「稼げる」(JR西日本と同様!)記事を全面に出したい気持ちは分からん事もないのですが、鉄道と同じくマスコミも公共的機関なわけですから、JR西日本と同じく「稼ぐ」だけで記事を書いたりニュースを作ったりしていては、JR西日本と同じような道をたどってしまうのではないのでしょうか。

今回の事故は100%JR西日本の過失であるはずなのに、なぜかマスコミ批判のブログが多いのも、そんな底の浅いマスコミもJR西日本と同様と感じているブロガーが多いからなのかも知れません。

JR宝塚線の脱線事故ですが、どうもここ数日の報道を見ていると、脱線事故そのものよりもむしろその周辺のことが報道の中心になってしまっている感がします。ちょっと危険な感じがします。

例えばこれ。

脱線快速に乗車の運転士2人、救助活動せず出勤

今日のお昼の番組(朝日放送系列のこの番組)でもこの話題を取り上げて、運転手の人格をこてんぱに批判していました。まあそれはともかく、なぜ出勤せざるを得なかったのか。そういう問題の深層を掘り下げておらず、もっぱら感情的な報道に終始しているのが非常に気がかりです。

このままでは、本当に批判され、改善されなければならないものが何なのか。そういったものが明らかにされないまま、「運転手は無神経」やらそんなイメージだけが先行してしまう気がして仕方ありません。

実際のところは、遅刻で減給や厳しい日勤教育が待っていたのでしょうから、乗車の運転手に救助の手助けをしろというのが無理かも知れません。
改善するべきことはそこら辺のような気がします。

で、JR西日本はこの運転手の処分を行うようなことを記者会見で発表しているが・・・これを無批判で載せているのもどうかと思う。

結局、JR西日本はマスコミに踊らされ、マスコミはJR西日本に踊らされていて、今回の事故の被害者や、JR西日本の現場の社員(運転手・車掌等ですな)からの視点というものが消えてしまっている気がします。

マスコミの皆さんは、いわゆる一流大学を卒業され、ハードな入社試験をクリアした、いわゆる超エリートの皆さんだと思います。なぜ、そんなエリートの皆さんがこれしきの記事しか書けないのか。大いなる疑問です。

皆さん、どのようにお考えでしょうか?

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