阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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海遊館、近鉄が筆頭株主に?

大阪市の出資する第三セクターは、大阪ドーム・フェスティバルゲートのように破綻してしまったり、ATC(アジア太平洋トレードセンター)他でも経営状態が芳しくないものが多い、と日頃のニュースを見ていると思われるわけですが、まあそれは経営状態が悪くないものを取り上げてもニュースにならないからなんでしょうけど・・・

さてそんな大阪市出資の第三セクターでも「優良企業」と言えるのが「海遊館」。
巨大水槽にジンベイザメが泳ぐその姿は見るものを圧倒し、水族館の概念を完全に変えてしまったこの施設。開業後約17年経ってますが、未だに人気の施設です。
この海遊館を運営する第三セクター会社の株式を大阪市が売却の方針だとの事です。

水族館・海遊館株、9億円で近鉄に売却へ 大阪市(gooニュース、元記事:朝日新聞)

売却先は、近畿日本鉄道(近鉄)の方針です。
海遊館の最寄り駅である、地下鉄中央線大阪港駅には、大阪市営地下鉄だけでなく、近鉄けいはんな線の車両も乗り入れていて、相互直通運転を行っています。
そのため、近鉄としてもけいはんな線の利用促進や施設の活性化に貢献出来ると判断して、今回の方針となったものと思われます。
近鉄は、天保山の対岸のユニバーサルスタジオ・ジャパン近くでも「ホテル近鉄ユニバーサルシティ」を運営しており、大阪湾岸でのグループ会社での相乗効果も期待出来るのではないのでしょうか。
#ちなみに、桜島〜天保山には大阪市営の渡船がありますね。

こうなると、大阪湾ベイエリアの観光に近鉄がどのような仕掛けをしてくるのか。
これまでのリストラが一段落し、伊勢志摩を中心に再び積極姿勢に転じつつある近鉄。
次なる観光地、大阪湾ベイエリアでの次なる施策に注目したいと思います。

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0812)〜和歌山 普通 モハ102-456(A60)8分遅れ
和歌山(1817)〜和泉鳥取 普通 クハ204-1001(74A)

今日の帰りは205系4連が来ました。ダイヤの乱れによる運用変更なんでしょうか…

プラレールを使った訓練風景の模様がDVDに

先にこちらのエントリーでご紹介したJR東海のプラレールを使用した運転取扱訓練。
その実際の様子が収録されたDVDが完成したとの事です。

「トミカ・プラレールビデオ2007」(タカラトミーWebページ)
このDVDの「新製品の紹介」の1コーナーで、JR東海の訓練風景が収録されています。

ところでこのDVD、非売品で店頭のキャンペーン景品として配布されているので、他のDVDのように、注文して手に入る代物ではありません。
どうしても欲しい、という方は、キャンペーンを実施している店舗でかけ合うしかないとは思われます。
筆者はこのDVDをたまたま手に入れる機会があったので、上記の訓練風景も見る事が出来ました。
本来子どもが無邪気に遊んでいるはずのプラレールのレイアウトを取り囲んで制服姿の社員がマニュアル本を片手に真剣に訓練している、そのギャップはある意味見ものかな、とは思います。

ちなみに筆者がこのDVDを手に入れたのは、筆者の親族がどこぞの電気屋でこんな商品を買ってきたときに一緒に付いてきたものだそうです。

Amazon.co.jp: トミカワールド トミカビル: おもちゃ

近鉄特急、姫路へ?

既にニュースソースへのリンクが切れてしまっているので、他にこの内容を取り上げているブログをご紹介して、その代わりとさせて頂きます。

近畿日本鉄道、新型特急車投入へ。(Simplex's Memo)
近鉄、阪神との相互乗り入れで特急乗り入れ視野に?(kqtrain.net)
夢ではない?近鉄特急の阪神乗り入れ(Cassiopeia Sweet Days)

自分の勝手な考えでは、御影駅のカーブの関係で、近鉄側の乗り入れは西宮までで、料金制特急の乗り入れは無いものだと思っていたので、かなり意外な印象を受けました。

実際、乗り入れとなると、上述の特急料金や種別の問題(近鉄は有料、阪神・山陽は無料)や乗り入れ対応車両の準備等、考えるだけで大変な調整が必要な事は明らかですが、近鉄社長の弁によると、既に阪神側とも協議を始めているとの事ですので、是非実現して欲しいな、とは思います。

近畿圏では、これまで大阪を中心にバラバラの路線網だった民鉄に対抗して、JR西日本が民営化後、各線区の直通運転の充実を目指してきた結果、相当な乗客が民鉄からJRにシフトしたのはご承知の通りです。
しかし、今回の近鉄特急の姫路〜伊勢志摩直通は、JRには決して真似の出来ない直通運転となるわけで、これがJRに対する強みともなる可能性もありますし、また神戸近辺の人が伊勢志摩方面への旅行に阪神〜近鉄への直通特急を使うことで、乗換の手間が省ける事から、マイカーからのシフトも十分考えられます。

ともあれ、色んな意味でこの直通特急が実現して欲しいな、と思わずにはいられないニュースでした。

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0812)〜和歌山 普通 モハ102-261(A60)
和歌山(1830)〜和泉鳥取 普通 クハ103-163(A45)

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0812)〜和歌山 普通 モハ102-371(A60)
和歌山(1830)〜和泉鳥取 普通 クハ103-616(A45)

秋田内陸縦貫鉄道、現状維持は困難

先日の福井鉄道に関する記事に続いて、こういう話題ばかりというのは嫌なものがあるのですが・・・

秋田内陸線「現状維持は困難」 知事方針(Yahoo!ニュース、元記事:河北新報)

秋田県知事の県議会での知事の発言上、現状維持は困難と語ったとの事です。
ただ、廃止か存続かの二者択一ではなく、何らかの方向転換の可能性も含めて検討している、とあることから、運行区間の縮小や運行本数の削減等の検討も行うとの事。

ところでこの秋田内陸縦貫鉄道、もともとは国鉄阿仁合線・角館線という二つの盲腸線を引き継ぎ、後に全区間を開通させた路線ですが、やはりと言うべきか、後で開業した区間では観光客の利用が多い(=地元の利用客が多いとは言えない)状況が記事の中でも分かります。

逆に、新線区間は観光的な要素もある事から、即座に廃止するというのも少々勿体ないわけで、これを逆に観光資源としてアピール出来るか、ということがこの区間の存続にかかってくるのかも知れません。
勿論、そういう取り組みはこれまでもしてきた、という意見もあるでしょうが、必ずしもそれが効果として上がっていない以上、これまでのやり方が拙かったのかも知れません。

ともかく、現状の形で秋田内陸縦貫鉄道が存続するのは、そう長い話ではない事だけは確かなのは、この記事からは分かりました。
今後どうなっていくのかは、秋田県の検討の結果如何にかかってくるとは思いますが、いずれにしても厳しい結果が出てくる事は予想に違わないのでは、とは思います。

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0812)〜和歌山 普通 サハ103-317(A60)
和歌山(1830)〜和泉鳥取 普通 クハ103-206(A45)

今日の乗車記録(通勤)

和泉鳥取(0803)〜和歌山 普通 モハ102-405(A50)
和歌山(1804)〜和泉鳥取 普通 クハ103-258(A29)

福井鉄道、存続困難のニュース

福井鉄道といえば、近年旧名鉄揖斐線・美濃町線の新しい車両を譲り受けて車両の近代化を図り、都市近郊型LRTへの転換を図るべく、これからの施策を期待していたところですが、ここに来てちょっと気がかりなニュースが飛び込んできました。

福井鉄道:福武線で追加支援要請へ 「現状では存続困難」と、県と沿線3市に /福井(Yahoo!ニュース、元記事:毎日新聞)
福井鉄道 単独で鉄道経営困難(中日新聞Webページ)

車社会の発展に加え、併走するJR線にも乗客を奪われて利用客が減少する中、累積赤字が22億円、借入金が30億円にも達しており、福鉄単独での存続は困難との発表を行ったとのこと。
ただ、よくある解決策である鉄道廃止という方法ではなく、あくまでも鉄道の存続を前提にした新しいスキームを検討したいと考えているところ、まだ前向きな状況かな、とは思われます。

「行政などを含めた新しいスキーム」として、この地域で真っ先に思いつくのは既存の第三セクター鉄道である「えちぜん鉄道」との経営一体化、というものですが、実際福井鉄道福武線とえちぜん鉄道三国線との乗り入れが検討されていることもあり、こういうことが実現する事もなきにしもあらず、と言ったところでしょうか。

ともあれ、「鉄道の存続を主眼」という言葉のとおり、無闇やたらに切り捨てることなく、折角ある鉄道というインフラを有効な形で活用出来るような仕組みを作り上げて欲しいな、とは思います。
一時は廃止されるものと思われた京福電鉄を、えちぜん鉄道という形で再生させた土地ですので、今回の福武線でも積極的な解決策を願わずにはいられません。
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