毎月、月初めに携帯電話各社の契約数と、前月に比較しての増減数(純減数)が発表されています。
増減数の多い少ないは、その時期の各携帯電話会社の人気を反映したものと考えても良いでしょう。

今回発表された1月末現在の契約数で、ボーダフォンが前月に比べて58,700の契約減を記録しました。
ボーダフォンは、以前J−PHONEと呼んでいた頃には、現在第二位のauを一瞬ではありましたが契約総数で追い越したこともあるくらい人気がありました。
それが、現在はこの体たらく・・・契約数の差も400万近くに広がってしまいました。
J-PHONEがauを追い越した頃も、auの契約数がマイナスになった事がありました。丁度IDO、セルラーが合併してauになった頃であり、また第二世代のデジタル方式から第三世代のCDMA方式に切り替える時期でした。
丁度、現在ボーダフォンがおかれている状況と似たような感じでした。

ただ、当時のauと現在のボーダフォンとで大きく異なるのは、当時のauの減少の原因は、ユーザーニーズのくみ取りが遅かったことに対し、今回のボーダフォンの減少は、ユーザーへの背信行為が原因だという事です。
例えば、1分5円の「ハッピータイム」を導入したかと思えば一年もしないうちに廃止したり、J-PHONE時代の比較的ユーザー本位の料金プランをことごとく廃止したり、また、現在では、機種変更端末が極端に少なくて新規契約を優遇している等、どこを見ているのか不思議に思える施策ばかりです。
こりゃ、ユーザーもそっぽ向くわなあ・・・とも思います。

auの場合、ユーザーを裏切らなかった為、何とか復活できましたが、ボーダフォンはどうでしょうか・・・信頼回復の道のりはまだまだ遠いような気がします。

参考ホームページ

携帯電話事業者別契約数