「JR宝塚線事故についてその7」で述べた通り、本来報道するべき事故の原因と再発策を報道せず、ボウリング大会やら飲み会やらで何でもかんでもJR西日本を叩こうというマスコミに危機感を感じていました。

そういうところを微妙に感じ取っているのかも知れませんが、今日の新聞の記事は、まだまともな事を書いているようでした。

「全線ダイヤ改正」明言 京阪神近郊 JR西 過密緩和図る(産経新聞)

過密ダイヤ見直しへ 速度制限強化も視野(神戸新聞)

今後は、どういうダイヤになっていくのか逐次報道していってほしいと思います。我々も知りたいのは「その後どうなったんか?」ということです。
瞬間風速的にあれこれ記事やニュースにする割には、その後のフォローが全くなっていないのは日本のマスコミの問題と常々思っています。

さて、そのマスコミに関して、産経新聞に面白い記事を見つけましたので紹介します。

【社会部発】「罵倒だけ…恥ずかしい」 「客観報道」へ自戒

タイトルだけでも大体の内容は分かると思いますが、なあるほど、こういうことも書けるのね、といったところでしょうか。

最後の段落が秀逸です。

「遺族や被害者の立場に立った報道は重要だ。しかし、客観性や冷静さを欠いた報道は、今回の事故の本質を見失わせる。そのことを肝に銘じながら、真実を追いかけていきたい。」

ここ数日私が書いてきた事、言いたい事をまとめてくれたという感想です。

産経新聞には、ライブドアの一見で見損なった部分がありましたが、この記事で少しは見直しました。(あくまでも「少し」ですが)

逆に、批判されるような質問をしているのはどこのマスコミか。心当たりあるところは早いめに白状した方がよいのでは・・・