昨日でしたか、大阪市内の大阪城公園と靱(うつぼ)公園にテントを張って生活していたホームレスのテント等撤去の行政代執行が行われました。

テントの撤去を完了 ホームレス1人を逮捕

行政代執行法に基づく撤去、と書くと簡単に聞こえますが、実は代執行を行うまでにちゃんとした手続きを踏まないといけない、最終手段なわけです。

勿論いきなり行政代執行で撤去、というわけには行かず、それまでには市役所職員とホームレスの人たちとの話し合いもあったと思います。
例えばホームレス援助施設への入所等の提案もあったんでしょう。それでも動かなかったわけですから、当の大阪市も、行政代執行に踏み切らざるを得なかったんでしょう。


でもよく考えてみると分かるとおり、公園は市民一般の公共物であり、その建設や維持管理には勿論市民の税金が使われているわけです。そういう公共施設を、自分の居住地だということで居座るというのはどうも納得いきませんね。

もちろんホームレスの支援は必要ですし、まだまだ充実していかないといけない。
だからといって公共物にいつまでもホームレスが居住するのはいかんでしょう。

信じられないのは、このテントに居住しているホームレスを支援している団体が一緒になって撤去反対をうたっている事。撤去反対よりも、社会復帰支援のためにもっと他の事をしてあげた方がいいと感じたのは決して私だけではないような気もします。