その1からの続きです。
とうとう「あかつき」の廃止が正式にプレスリリースされましたが、これについては別エントリーで取り上げます。

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京都駅を発車した「あかつき」「なは」。
モーター音のない、車輪がジョイントを刻む音が小気味よく聞こえてきます。

しばらくして、車掌が検札にやってきました。
検札後、カードキーの扱い方や、個室内の照明・空調等の説明を丁寧に行ってもらいました。

列車は、最初の停車駅の新大阪。
いきなりですが、この駅で約5分間停車。後続の新快速に道を譲るためでしょう。
「あかつき」「なは」のダイヤが、同じ外側線を使用する新快速の邪魔になっているのは確かなようで、次の大阪駅でも新快速を先行させるためにしばらく停車するダイヤとなっています。

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新大阪駅に停車中の「あかつき」
線路隣に駐車しているバスは、中国JRバスの高速バス。

しばらくして発車の後、大阪に停車。20時41分着、47分発の6分停車。

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大阪駅3・4番線の「なは」「あかつき」案内表示板。

大阪駅では10号車のレガートシートを中心にそこそこの乗車があったようですが、寝台の利用状況に目をやると、さほど高くない様子。週末で、しかも廃止報道が先行している状況でこの程度の乗車率なら、先もそんなに長くないのかな、と妙に納得してしまいました。

20時47分、後続の新快速に道を譲り、発車。

ここから先は、特に長く停車する駅も無い事から、常にジョイントを刻む音をBGMに、ゆったりします。

あらかじめ購入していた弁当とエビスビールでちょっと遅い夕食を頂き、食後はのんびり車窓を眺めます。

ライトアップされた明石海峡大橋が見えてくると、お休み放送(緊急の場合を除き翌朝までの車内放送を一時中断する放送)が流れてきました。
一緒に、明石海峡大橋の説明の放送もしてくれました。今日の車掌はなかなか良い車掌のようです。

三ノ宮・姫路・岡山と特急列車らしく主要駅のみに停車していきますが、車内の様子は個室主体の「あかつき」だけに、混んでいるのか空いているのか、いまいちよく分かりませんでした。

岡山を出たところで、そろそろ就寝。熟睡できるといいのですが・・・

(その3へ続きます)