日頃の生活で航空会社のマイルを貯めて、貯まったマイルで地方の鉄道を乗りに行こうという「鉄マイラー」生活を送っているので、マイレージ関係のニュースにも目を通していますが、今日はこんなニュースがありました。

[マイレージ]国家公務員による「共有化」案に航空会社反発(ライブドアニュース、元記事:毎日新聞)

この議論が始まる前段として、中央官庁の国家公務員職員の帰宅時に利用するタクシーでビールが提供されていたというニュースがありました。

そこから派生して、似たような、というのはちょっと語弊がありますが、出張時に飛行機に搭乗した際に搭乗者個人に付与されるマイルを貯めて私用に使用することが、公費で私的な特典を得ている、という批判が例えばこの議員から出されていました。
この解決策として、国家公務員で貯めたマイルを共有化して特典航空券を利用することで、批判を避けて尚かつ経費節減が可能な案として、政府から航空会社に打診されていたようです。

ところが、航空会社としては、そういう案は受け入れられない、というのが今回の記事の内容です。
もうちょっと詳しく見てみると、航空会社の言い分は次の通りです。
・マイレージサービスは、顧客個人を繋ぎ止める手段であって、他人のマイルで特典を利用するというのは納得がいかない。
・他の民間企業でも「マイル共有化」は認めておらず、公務員だからと言って認めるわけにはいかない。

航空会社によると、他の民間企業でも「マイル共有化」は認めていない、とのことですし、それについては「民間準拠」でお願いしたいとのこと。

ただ、江田議員の言っているのは、どうも「マイル」ではなく、コーポレートカード・法人カードによる一括精算による「クレジットポイント」の共有化のようで、それなら考えられない話でもありません。
どうやら議員も総理も「マイル」と「クレジットポイント」をごっちゃにしている節があるんやないのかな、とも思ったりしました。

でも、もうちょっと詳しく調べてみると、例えばANAマイレージクラブのページにはこのように法人カードによるクレジットポイントはマイル交換対象外の旨が記載されていたりするので、それなら一体どんな事実を元に江田議員が提案しているのか、ということも気になった、マイレージと政治と行政が妙に絡んだ、本日のニュースでした。
ところで、上記のような提案をしている江田議員は、勿論議員歳費による出張の際に付与されるマイルは辞退されているのだろうな、と思いましたが、どんなものか、また興味のある方は確認してもらってはいかがでしょうか。
江田けんじNET(江田議員Webページ)