現在JR西日本のアーバンネットワークを中心に活躍する223系電車。
実はこの系列が最初に導入されたのは阪和線・関西空港線ですが、それから東海道・山陽線を中心とした各路線に投入されてきました。
また、岡山地区では同型の車両のJR四国版の5000系と併結して「マリンライナー」として運用されていることもよく知られています。

さて、約15年に渡って増備されてきた223系ですが、その後継とも言うべき225系の投入の発表がありました。

9月定例社長会見(JR西日本プレスリリース)
JR西日本、新型車両投入へ 安全性を向上(神戸新聞Webページ)
安全性向上の新型車両導入へ=衝撃吸収構造、来年完成−JR西(時事ドットコム)
JR西日本 京阪神エリアに225系直流電車を投入(鉄道ホビダス)

225系の概要は、上記新聞等記事内容によると以下の通りです。
・2010年度より約200両を、東海道・山陽線の新快速を中心に投入予定だが、投入路線等については検討中
・安全性を向上させた構造を採用(前部の衝撃吸収構造、吊り手の大型化・増設・視認性の向上等)
・車内には、321系と同様の液晶ディスプレイを設置
また、乗降口識別ラインの追加・荷棚高さの下降を行う

225系のデザインは上記記事を参照頂きたいのですが、223系では横目のライトが、225系では釣り目となっている点が特徴的でしょうか。

投入路線は、東海道・山陽線の新快速を中心に投入されるとされていますが、そうなると置き換えとなった223系・221系がどこへ転属されるか、という点も気になります。
3扉転換クロスの車両となれば、真っ先に置き換えが思い浮かぶのは113系でありまして、阪和線・きのくに線の他、草津線・湖西線・嵯峨野線でもその姿を未だに見ることが出来ますが、これらの車両が置き換えになるのかも知れません。
また、山陽地区に大量に残る115系等をどうするのか、ということもありますので、導入後の車両配置がどうなるか、というのも気になるところです。

また、この流れで行くと、現在大量に残っている103系の置き換えはどう進めていくのか、というのも派生的な問題ではありますが、気になるところです。ただ、とりあえずは225系の大量増備が先のようなので、阪和線の103系もしばらく安泰・・・なのかも知れませんね。

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