現在、上野から常磐線方面へ向かう特急として「スーパーひたち」「フレッシュひたち」が運行されており、これらの列車は651系E653系により運行されています。

この常磐線特急に、新型車両「E657系」が投入される旨、JR東日本より発表がありました。
常磐線特急に新型車両を導入! ~ E657系特急形交直流電車 ~(JR東日本プレスリリース)

上記発表によれば、新型車両は平成24年春に一部導入、平成24年秋に現行上野駅を発着する651系・E653系をすべて置き換えるとのことです。
また、この置き換えに際し、現在の「ひたち」系統をいわき駅で系統分割し、いわき~仙台間はE653系により新たな名称で運行するとのことも記載されています。

現在の「スーパーひたち」も、いわきを境にして本数・両数が減少していることから、系統分割は、ある意味仕方のないこと、とも言えるのかも知れませんが、幾つか疑問な点が無いわけではありません。

例えば、E653系ですが、現行のいわき以北の列車本数を置き換えてもまだ余剰車両が発生すると思われますが、その余剰編成の扱いはどうするのか。
登場後20年以上を経過した651系はこのまま引退・廃車となるのか。
また、いわき以北の新設特急の名称についても気になるところです。
それどころか、下記朝日新聞の記事によると、「スーパーひたち」「フレッシュひたち」の名称そのものも変更の検討がなされているようなニュアンスが記されていました。
常磐線特急列車に新型車両、12年春から上野―いわき間(朝日新聞Webページ)

個人的には、伝統のある、なおかつ沿線利用者にとっても馴染みのある名称であろう「ひたち」の文字は残しておいてほしいなあ、と思います。
いわき以北の列車名は「ときわ」なんていう懐かしい名前はどうかな、とも思いますが、果たしてどうなるのか。

平成24年といえば、「くろしお」に287系が投入される時期にも重なりますので、東西で新型特急車両にによる置き換えが見られることになります。
もっとも、片やJR化後の車両の置き換え、片や国鉄時代の車両の置き換え、しかも置き換えられた車両は別の地域で再利用されるということも決まっていることは大きな違い、とも言えるでしょうが・・・


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