本日2月11日、関西地区では未明からの降雪によって、夜が明けると一面銀世界が広がっていました。
私が住んでいる阪南市では、日頃積雪や降雪が少ないのですが、今日だけは例外で、しっかり積雪していました。
しかも、時が経つに連れ、降雪量が増えてきており、雪が溶ける雰囲気はまったくありませんでした。

ふと考えると、阪和線の雪景色が撮影できるまたとないチャンス、と考え、一駅だけ列車に乗って山中渓駅で撮影してみることにしました。

山中渓駅で撮影したのは、春の桜のシーズンの写真と対比するのも面白いなあ、と感じたからであります。
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山中渓駅駅名票。
ご覧のとおり、真っ白です。
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山中渓駅駅舎。

駅で撮影をしていたのは、私以外に皆無で、また、降車したのは冬山登山のパーティー一組だけでした。

そのような静かな状況の中、撮影・・・と思いきや、山中渓・紀伊間で積雪によると思われる竹の線路支障の影響により、特に上り線の運転見合わせが続きました。

参考:竹倒れ、22本運休 JR阪和線(msn産経Webページ)

下りが先に復旧しましたが、ダイヤは勿論混乱状態。
そのような中、下り和歌山方面には続々と特急列車がやって来るではありませんか。

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くろしお5号(381系)
こちらは既報のとおり、287系に置き換えが決定しています。

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スーパーくろしお7号(381系)
こちらの置き換えは発表されていませんが、車齢の関係もあり、今後の動きにも注目していかないといけません。
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スーパーくろしお7号を後追い撮影。
この日は、三連休の初日ということもあり、付属編成も含めた9両編成でした。

そうこうしているうちに、上り線が復旧したようです。
最初にやってきたのは、意外な編成。
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113系4両×2編成

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天王寺方から阪和色・カフェオレ色の編成でした。
幕は「回送」の標記がなされていました。
本当に回送列車が設定されているのかはよく分かりませんが、ともかく、225系の導入により撤退が濃厚となっている阪和線の113系の姿を、こういう形で撮影することが出来たのは、思ってもみない収穫でした。
ですので、写真の出来栄えがこんな感じでしたが、113系が来たこと自体に驚き、そして心のなかでガッツポーズをしたくらいでした。

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103系

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103系後追い。

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ポジションを変えて和歌山方から天王寺行きを撮影

103系も、今春のダイヤ改正で大幅な変化が見られることが濃厚です。
具体的には、パターンダイヤの見直しにより普通列車の運用が減少するため、103系の活躍の場が狭まりますし、昼間は基本的に山中渓方面にはやってこなくなります
そういう意味でも、またそもそもこれだけの雪の中を走るスカイブルー103系自体が珍しい、ということもあり、今日の目的の一つでもありました。
勿論このように撮影できたことで、満足いく結果となりました。

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最後に223系。
湖西線あたりでは珍しくもなんともない光景でしょうが、0番台・2500番台にとっては、雪景色そのものが珍しいところがあります。
こちらも和歌山方での撮影を行いました。

運転見合わせとダイヤの混乱に見舞われはしたものの、今後の撤退・縮減が濃厚な形式を中心に是非とも撮りたい、と考えていた編成を一通り撮影出来たことは、ある意味非常に巡り合わせのよかった滞在だと思いました。
滞在時間は約1時間半、撮影しない間は駅のベンチで列車の接近を待ち、またホームの移動は滑らないよう安全に注意するという、初めての雪中撮影でした。

勿論技術的には問題があるので、より一層の精進が必要な出来栄えではありますが、それとは別に雪の中を駆け抜ける列車たちを撮影する楽しさを味わったひとときでもありました。

ちなみに、春の山中渓駅の様子はこちらをどうぞ。
2010年4月1日の撮影記録

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