こちらのエントリーですでに述べているように、3月12日の改正により阪和線のダイヤが大幅に変わります。
改正内容の概要は上記エントリー記事に記載したとおりですが、詳細の時刻に関して、ようやく確認することができました。
いつもダイヤ改正時に購入する「携帯全国時刻表」(交通新聞社)では、阪和線に関して快速・普通の全列車・全駅の時刻が掲載されているので、普通と快速の乗り継ぎが必要になる和泉鳥取ユーザーにとっては重宝する時刻表であります。

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さて、この時刻表をしげしげと眺めてみますと、上記の発表では盛り込まれていなかった内容についても、色々気づくことがありました。

まず、和泉鳥取駅ユーザーにとって関心の高い「紀州路快速の停車時間帯」ですが、以下の時間帯の列車が日根野以南各駅停車となります。
下り:天王寺発6:27、8:05〜20:51(平日) 8:13〜20:53(休日)
上り:和歌山発9:38〜22:09(平日) 9:39〜22:09(休日)

これから見ても分かるように、朝と深夜を除き、ほとんどの紀州路快速が日根野以南各駅停車となります。
そうなると、日根野以南快速運転の列車は絶滅するのか、といえばそういうわけではなく、天王寺発16時台以降、和歌山発17時台後半以降に天王寺〜和歌山間の快速が設定されています(一部日根野・鳳発着も存在)。

さらに話をややこしくして恐縮ですが、この快速にも日根野以南各駅停車(現在のB快速に相当)する列車が設定されています。
(平日ダイヤ天王寺発8:30、9:42、和歌山21:47)
少ない本数ではありますが、この系統があることで、「快速」「紀州路快速」それぞれに「和歌山まで快速」「日根野以南各停」の2つの停車パターンが生じることから、少なくとも4種類の案内が必要となります。
これらをどのように案内していくのか、改正以降の阪和線での旅客案内に注目したいと思います。

区間快速が日中を中心に設定されることは既報のとおりですが、区間快速と関空・紀州路快速との緩急接続は、上下ともに東岸和田で行われることとなります。
また、現在の普通列車が系統分割されることとなりますが、その接続については、普通←→区間快速(鳳)、区間快速←→紀州路快速(熊取)いずれも6分〜10分程度となっている模様で、あまりダイレクトに接続をとっているわけではなさそうです。

また、22時台に平日2本、土休日1本存在していた「B快速」(103系等)は廃止となり、他の列車に変更されています。
一方で、和歌山初発の新大阪行のB快速はそのまま存在しています。
ただ、上記の日根野以南各停の「快速」が登場したことから、これらをまとめて「B快速」と案内するのかどうなのか、これまた確認しないといけない点だと思っています。

快速系統の内容が中心となりましたが、特急系統にも多少の変化が見られます。
「はんわライナー」が廃止されることから、その代替として夜の下り特急列車の停車駅が増加します。
また、特急列車の一部運転区間短縮の影響か、使用編成の入れ替えが行われたようです。
具体的には283系「オーシャンアロー」充当列車が0.5往復増えました。増加分は新大阪〜和歌山間の特急で、これまで「スーパーくろしお31号」として運転されてきたものです。
またこれにより、和泉府中・日根野・和泉砂川の各駅にははじめて「オーシャンアロー」が停車することになります。

とまあ、実際利用してみて気づくことも出てくることかと思いますが、とりあえずは時刻表上から見てみた阪和線の改正内容を記してみました。
和泉鳥取駅ユーザーの私にとっては、なかなかに都合の良い改正となりましたが、全般的には選択と集中が大きく見られた改正だと思いますので、実際の改正後の様子も逐次フォローしていければと思っています。


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