昨日の札幌市の話題から一転、最南端の鉄道の話題です。

沖縄県の唯一の鉄道である「沖縄都市モノレール」(ゆいレール)。
那覇空港〜首里間の12.9kmを結ぶ、沖縄県唯一の旅客鉄道路線で、また沖縄本島の空の玄関である那覇空港と市内を結ぶ定時性・効率性に優れた交通機関として、利用も定着してきたのではないか、と思っています。

さてこの「ゆいレール」ですが、現在の終点である首里駅より浦西駅(仮)までの4.1kmを延伸する旨の特許が交付された旨、国土交通省より発表されました。

報道発表資料:沖縄都市モノレール株式会社に係る軌道運輸事業の特許について(国土交通省Webページ)


今回の延伸が特徴的なこととしては、終点の浦西駅(仮)で沖縄自動車道とスマートICで接続し、高速バス・自家用車とモノレールを乗り継いで那覇市内・那覇空港へアクセスする「パーク&モノライド」を構築することでしょうか。
ゆいレールが建設された一つの理由として、慢性化する那覇市内の渋滞の緩和という観点があります。

那覇市内においては、現在の路線である程度モノレールへの移転が進んでいるものと思われますが、本島中・北部からのアクセスについては、定時性の確保による利便性の向上が望まれたのですが、今回の延伸によりその拠点が整備されることとなり、沿線住民のみならず沖縄本島全体、あるいは県外からの観光客にとっても利便性向上の恩恵を受けることができると思われます。

開業予定は7年後の平成31年春の予定とのことですが、予定通り開業されることで、モノレールの利便性が発揮されることを願いたいと思います。



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