先のエントリーで記したように、Maxやまびこ156号の乗車記で、今回の「東日本大震災復興応援企画・第1弾」は終了となりました。

今回の旅行では、約1日という短い時間ながらも、旅行記に記した福島交通阿武隈急行仙台空港空港鉄道山形鉄道の他、未乗だったJR仙山線・JR左沢線にも乗車することができました。

個人的に未乗線区の多い東北地方を含む震災被災地域やその周辺に何度も足を運び、完乗を目指しながら、東日本大震災からの復興の足取りも記していきつつ、被災地やその周辺地域へ一人でも多くの方に訪問していただく、そのきっかけをこのブログで記すことができないか。
そんな気持ちで書き始めたこの「東日本大震災復興応援企画」。

今回の一連のエントリーでは「第1弾」と記していることからも分かるように、今後も第2弾・第3弾…と続けていきたいと思っています。もっとも、次回以降がいつになるのかは、全くもって未定ですが、訪問する機会に恵まれれば、このブログでご紹介していきたいと思います。

さて、今回の訪問でふと感じたのは、仙台市の都市としての吸引力の強さと、福島市の閑散とした状況でしょうか。
阿武隈急行から仙台空港鉄道を乗って仙台へ向かうときには、日曜の午前ということもあり、どの列車もかなりの混雑でした。もっとも、仙台空港発の列車が2両編成だった、というのもあるのですが、その前に乗っていた列車は6両編成でしたが、これまた相当な混雑でした。
仙台駅に到着すれば、階段・跨線橋も結構な人が行き交っており、やはり東北地方一の都市の玄関口だけある、とともに、仙台市そのものの経済力の強さを人の動きという点からも感じました。

その一方、奥羽本線で到着した福島駅は、跨線橋の人通りも閑散としていましたし、本来ならもっと賑わっていいと思われる日曜夜の東京方面の新幹線ホームも、あまり人のいない状態でした。
駅前広場や駅ビルに目をやっても、状況はあまり変わらず、同じ「震災被災地」といっても、仙台と福島とで、ここまで違うのか…と、ある意味愕然としました。

東北地方での仙台市への一極集中は震災前から続いていたことなので、殊更震災・原発事故と絡めるつもりは全くなかったのですが、それにしても、と感じました。

そんな複雑な思いも抱いた今回の旅行でしたが、次回はまた別の地域を訪問し、単に鉄道に乗るだけでなく、地域の状況も垣間見ながら、このブログの管理人としてできることをまた探したいなあ、という目標を立てて、今回の「第1弾」の終わりとさせていただきます。


鉄道コム
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村