JR東日本では、岩手県盛岡市にある岩手県営運動公園内の交通公園に展示保存されている蒸気機関車、「C58 239」号機を復元し、釜石線を中心とした東北エリアで2013年度冬以降の運転を計画している旨、発表がありました。

東北でSLが復活します!〜SL銀河鉄道(仮称)〜(JR東日本プレスリリース)

JR東日本としては、4両目のSL運行となりますし、SLの復元も直近ではC61 20号機があったりすることから、SLの復元そのものは決して珍しいニュースではありません。

むしろこのニュースで注目しておきたいのは、こちらの方ではないかと思います。
○ 車両形式
動力付のキハ141系(旧50系客車改造車)を使用した指定席車及びオープンスペース車からなる4両編成を予定しています。釜石線では途中こう配区間を走行するなど本機関車のみでの牽引が困難であるため、動力付のキハ141系(旧50系客車改造車)をJR北海道から購入して、改造する予定です。
(上記プレスリリースより引用)


何と、JR北海道の札沼線を中心に活躍してきたキハ141系気動車を購入し、改造した上でC58に連結させる、ということとなっています。

そもそもこのキハ141系は、国鉄時代に50系客車(51形)として登場しましたが、客車列車の減少と非電化路線の札沼線の輸送力増強のために気動車として改造された車両、という変わった経歴を有する気動車となっています。

そのキハ141系が、今度は元の客車として機関車に牽引される一方で、気動車として蒸気機関車の補機として、後から付け加えられたエンジンをもって活躍するという、50系51形客車→キハ141系気動車として歩んできたこれらの車両の経歴・経験の全てを存分に発揮する場所が与えられた、そんな気がしないでもない編成と感じました。

元々客車として製造され、気動車に改造された際も大幅な外観上の変更点がなく、客車としての雰囲気が残っていることや、キハ141系のラインナップにエンジンの付いていない付随車(キサハ144形)があり、動力・重量等のバランスも確保できることも、このキハ141系に白羽の矢が立てられた理由になるのかな、とも感じました。

ともあれ、メインのC58形以上に目を惹いたキハ141系の改造車が投入されるこのSL。運行開始は来年度の冬以降となっていますので、機会があれば是非とも目にしてみたいなあ、とも感じたニュースでした。

JR東日本、岩手県営運動公園内に展示保存されている「C58 239号機」を復元し運行 - kqtrain.net(京浜急行)
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