阪和線の沿線から

発車15分ほど前に、淀屋橋方から回送列車として旧3000系特急車が入線してきました。しかし、ホームには既に多数の乗客がおり、写真の撮影もままならない状態でした。

一旦出町柳方の引き込み線に入り、16時35分の発車3分ほど前に入線してきました。
ホームで待っていたファンが多数カメラを向けて撮影したのは言うまでもありません。



普通に撮影するとまず列車前面が入らないので、足元にカメラを置いてディスプレイを上から覗き込むようにして撮影しましたが、上手いこと撮れずに歪んでしまいましたが、こんな感じの雰囲気、とういのを感じ取っていただければ幸いです。

私は比較的早くから並んでいたこともあって、テレビカーの窓側を陣取ることができました。
窓側に座りたかったのは、車窓の動画を撮影したかった、というのもありました。

16時35分、いよいよ旧3000系特急車を使用した「クリスマスエクスプレス」が中之島に向けて発車します。

ここから先の車窓の様子は、樟葉〜枚方市、枚方市〜京橋について、動画でアップしておきました。




特に日没近くの時間帯ということもあり、なるべく明るい時間帯の撮影場所を多くのファンが選んだ結果、樟葉〜枚方市の大概の列車の写真が取れるところには誰か撮影者がいた、それくらい多くのファンが集った様子がこの動画からも見て取れます。
また、誰か樟葉駅構内で撮影している！と思いましたが、ヘルメットをかぶっていることから、恐らく京阪電鉄の広報担当者なのではなかろうか、とも思いました。

車内に目を転じると、たまたま私が乗車したのがテレビカーということもあってか、多くのファンがテレビが放送されている様子を熱心に写真に撮影していました。

枚方市でも少々の乗車があり、また多くのファンに見送られながら、暮れなずむ路線を中之島に向けて走ります。
京橋では淀屋橋行きの列車からの乗り換え客も拾い、結構な混雑具合で中之島駅の3番線に到着しました。

先のエントリーでも述べたように、到着後の旧3000系特急車はグッズ販売会場となりますが、その準備のため、一旦3番線から乗客を退出させることとなります。
とはいえ、多くのファンは到着したての旧3000系特急車を撮影したいと思う人が多いこともあり、先頭車付近はこのように大変な混雑となっていました。



そのため、グッズ販売を最初から考えていなかった私としては、しばらくしてからここに戻ってきたほうがいいと考え、一旦改札を出て中之島界隈を散歩しますが、丁度橋がライトアップされていたりしたので、しばしこういった夜景を撮影してみます。





約30分ほど外にいたでしょうか。18時過ぎに中之島駅に戻ってくると、丁度グッズ販売が始まったようで、長蛇の列が進み始めているところでした。
私は、というと、再び3番ホームに戻ってみると、相変わらず多くのファンがいるのは確かですが、その数は先程よりは減っているようで、少しは撮影しやすい環境となったことから、先頭車に近づいて撮影してみたいと思います。











撮影してから気がついたのですが、運転室の助士席側に雪だるまが鎮座しています（笑）。心憎い演出だなあ、と思いました。
心憎い演出といえば、グッズ販売箇所となる1号車の車内には、クリスマスの装飾が施されていました。



これを見るためにグッズ販売に並んでも、損はなかったかもなあ、と少しばかり後悔はしましたが、とはいえかなりの長蛇の列ということもあり、帰宅時間も迫っていることから、パスすることとし、中之島駅をあとにしました。


旧3000系特急車の引退イベントの一環として実施された今回の「クリスマスエクスプレス」。
専用ヘッドマークに車内の装飾、そして中之島駅の3番線を使用した車内でのグッズ販売といったように、今回もまた色々な趣向をこらしたイベントの内容に感心しないわけにはいかない、乗っていて楽しい企画と感じました。
旧3000系特急車の引退が発表され、引退が間近になるにつれ、この手のイベントの混雑が回を増すことに激しくなってきているなあ、とは思います。
そんな中でも安全を十分に確保して列車を運行して下さった京阪電鉄の方々には、毎回のことですが頭が下がります。深く感謝したいと思います。

そして、この「クリスマスエクスプレス」ですが、丁度この時期は「OSAKA光のルネサンス」が開催されていることから、このイベントへの輸送力列車として、来年以降も運転してもいいのではないか、とも思ったりしました。
事実、「クリスマスエクスプレス」撮影後、大江橋で下車して御堂筋線に乗り換えようとしましたが、OSAKA光のルネサンスを見物する人のあまりもの多さに、乗り換えにかなりの時間を要しました。

これくらい見物客が集中するわけですから、そのアクセスとなる京阪線もかなりの混雑となるわけで、そこにこういった臨時列車を走らすことは、検討に値するのではないかと思いました。
「光のルネサンスへ」の輸送目的なわけですから、下り中之島行きのみならず、折り返しで樟葉方面への列車の設定も考えられますし、また夕刻から深夜時間帯まで2〜3往復する、ということもありでしょう。

新調した「クリスマスエクスプレス」のヘッドマークを掲出すれば、旧3000系特急車引退後でも、どの車両であってもファンの注目の的になることは確かですし、またこの列車で「OSAKA光のルネサンス」見物の一般客も快適に移動できれば、一石二鳥？になるのでは、と思い、この列車が京阪電鉄の毎年恒例イベントになればいいなあ、とも思いました。

ともあれ、旧3000系特急車の引退まで後3ヶ月ほどになってきました。
引退発表からもうあっという間、という印象しかありませんが、最後の最後まで、トラブルなく走り続け、京阪電鉄のフラッグシップを担ってきた車両として有終の美を飾ってほしい、という願いを最後に今回の乗車レポートとさせていただきます。

【京阪】樟葉発中之島行き『クリスマスエクスプレス』: Kissyの鐵路日記
臨時特急クリスマスエクスプレス 12/23 1 - KEIHAN-EXPRESS - Yahoo!ブログ




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