福井県の第三セクター鉄道「えちぜん鉄道」。
私自身もこちらの乗車記録で三国芦原線・勝山永平寺線に乗車しましたが、その際に乗車したのは、前身の京福電鉄時代の末期に導入されたMC5001形と、えちぜん鉄道になってから愛知環状鉄道の100形電車を譲受の上改造して導入したMC6001形・MC6101形でした。

えちぜん鉄道には他にも京福電鉄時代から引き継いだ車両も在籍していますが、これらの車両が老朽化したことから、新しい車両に置き換えることとなりましたが、その新型車両が公開され、福井新聞でも報じられたのでご紹介します。

えちぜん鉄道が新車両を公開 前照灯にLED、騒音低減 社会 福井のニュース :福井新聞

新車両はMC7000形と称することとなっており、今年度中に3編成6両、来年度中に2編成4両を導入することとなっています。
MC7000形にはLED前照灯や同社初の交流モーター搭載といった特徴がありますが、一方でこのMC7000型は他社の中古車両の改造車ということになっています。

その改造元車両というのが、下記でご紹介のとおり、JR東海119系電車です。
えちぜん鉄道7000形が陸送される |鉄道ニュース|2013年1月20日掲載|鉄道ファン・railf.jp

119系といえば、こちらのエントリーでご紹介したように、昨年3月のダイヤ改正で飯田線から全車両が引退しましたが、登場後約30年とまだ完全な寿命にも至っていないいうこともあってか、一部の車両がこのえちぜん鉄道で新たな役割を担うこととなりました。

といっても、外観では運転台下にあった前照灯が貫通扉上に移設されたり、また足回りではモーターも交換されたりと、全く別の車両に生まれ変わった、という感が無きにしもあらず、ともいえるでしょうか。
内装の様子が記事にないので、どのような変化があるのかは分かりませんが、これは実際の営業運転で乗ってみて、ということでしょうか。

ともあれ、乗客数も増えていて、一部列車では積み残しの発生という事態まで生じているため保有車両を増車するという報道もある(参考記事)えちぜん鉄道ですが、新型車両の導入による輸送力の確保で、地域の根幹たる公共交通機関としての役割を確固たるものにしてほしい、とも思ったニュースでした。

えちぜん鉄道、元JR東海119系導入?: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


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