こちらのエントリーでご紹介したように、城東貨物線の「赤川橋梁」ですが、おおさか東線の延伸工事に伴い、今年秋頃には人道橋(仮橋)が廃止となることが既に発表されています。
この橋は、鉄道橋の中に人道橋が併設されているというユニークな構造となっているので、その様子をなるべく早いうちに収めておきたいと思い、連休の合間の5月2日に訪問してみました。

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赤川橋梁に到着すると、このような看板が目につきました。

正式な廃止日はまだ決定していないのですが、今年の秋頃に廃止になる、ということが告知されています。

連休の合間ということもあり、ちらほら撮影者がいる中で、何とか記録を撮ろうと思い、撮影してみることにしました。

一本目。
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EF66形100番台の牽引する1083列車。
少し歪んでしまって、申し訳ないのですが…

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最後尾からはこんな感じです。流石に長いです…

二本目。
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EF210形100番台の牽引する83列車。
構図はよかったのですが、撮影直前に前に人が入ってきてしまい、編成全体が撮影出来ませんでした…
とはいえ、こういうことが起こりうるのも赤川橋梁ならではなので、これはこれでよし、とするべきでしょうか。

予定では、あと二本(4071列車・1092列車)を撮影することとしていましたが、予定の時刻を過ぎてもやってくる気配がなかったので、連休中なので運休だったのでしょうか。
梅田貨物駅の廃止に伴うダイヤ改正で、赤川橋梁を通過する列車の本数は増えたのかもしれませんが、それでも連休中の撮影は、運休列車がそれなりにあるので、やはり上手いこといかないなあ、とそういえば以前の撮影記録のエントリーでも同じような目に遭っているのに、学習能力が無いのか、何というか…

ともあれ、以前のディーゼル機関車による牽引から電気機関車による牽引に変化し、そして梅田貨物駅廃止にともなうダイヤ改正で長大編成の列車が通過するようになった、そういう赤川橋梁の姿だけはとらえることができた、という意味ではそれなりに意味のあった訪問、といえるでしょうか。

できればもう一度、別の機会に改めて撮影に向かい、他の種類の機関車もとらえることができればいいな、と思っています。
貨物列車の撮影記録はこれだけですが、ついでなので、赤川橋梁へのアクセスについてご紹介したいと思います。

私が今回利用したのは、この日の乗車記録を見ていただければわかるように、大阪市営バス34系統(大阪駅前〜守口車庫前)を利用しています。
この系統は、一日を通して運転本数が多いので、鉄道での直接のアクセスが現状では無い赤川橋梁の訪問には利用しやすいバス路線といえるでしょうか。
またこの系統は大阪駅前を発着としていますが、途中で御堂筋線の中津駅で地下鉄とバスとの乗継が可能となっています。
スルッとKANSAI3dayチケットや、各種のフリーきっぷで利用の場合は、乗換のしやすい中津駅での乗継がいいのではないか、と思います。
また乗車券・ICカードの場合でも乗継料金が適用され、バスが100円割引となります。

この市バス34系統に乗車して、「赤川三丁目」で下車しますが、そこから先のルートは次のとおりです。

地図ではこの辺りとなります。

大きな地図で見る

まず、このアーケードの筋を入っていきます。
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商店街を直進して、一つ目の信号を右に曲がります。
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小学校(城北小学校)を左手に見て、次の四つ角を左に曲がります。
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そのまま、こんな感じの住宅街を歩きます。
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単線の線路が見えてきたら、これが城東貨物線です。
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堤防を上がっていくと、赤川橋梁に到着です。
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撮影上の注意です。
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一応、こんな看板があるのですが、誰も守っていません…
つまり、自転車を押して歩いている人は皆無で、普通に自転車を漕いで乗ってきています。
そのため、それなりのスピードで地元の方々が通過していきます。
機材や、何より自分の身を守るために、細心の注意をして撮影していただきたいと思います。

また、橋梁の真下はそのまま川なので、携帯電話等の小物を落とさないようにも注意していただきたいと思います。

ともあれ、廃止が間近となれば、より多くの方が撮影に来られることと思われますが、安全とマナーを守って気持ちよく撮影していくことができればいいな、という願いも込めての本日のエントリーとさせていただきます。


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