少し前にご紹介したJR東日本と三陸鉄道の盛岡〜宮古〜久慈の直通列車ですが、両社より公式発表がありましたので、ご紹介したいと思います。

三陸鉄道北リアス線―JR山田線直通運転について ≪ 三陸鉄道株式会社の公式サイト
三陸鉄道北リアス線・JR山田線直通列車運転について(JR東日本盛岡支社|プレスリリース)
盛岡〜久慈間でJR・三鉄直通列車運転…8月8〜17日 | レスポンス

直通列車名は「さんりく北リアス」号で、平成26年8月8日(金)〜17日(日)の間、3両編成の全車自由席で運行されます。

使用車両は、JR東日本はキハ58系列の「Kenji」、三陸鉄道は一般車両36-700とレトロ車両36-Rとなっています。
JR東日本のKenjiは盛岡発偶数日・久慈発奇数日、三陸鉄道車両は盛岡発奇数日、久慈発偶数日の列車で運転されることとなっていますので、往復で両社の車両を乗り比べる、という楽しみ方も可能となっています。
なお、三陸鉄道の車両がJR山田線の盛岡〜宮古を走行するのは15年ぶりとのことです。

運行ダイヤは、盛岡10:03発→宮古12:12着/12:40発→久慈14:35着、久慈12:15発→宮古13:54着/14:07発→盛岡16:20着となっています。
停車駅は、盛岡発は、盛岡・宮古・一の渡・田老・小本・島越・田野畑・普代・堀内・野田玉川・陸中野田・久慈、久慈発は三陸鉄道内は各駅停車で、JR線内は宮古・盛岡となっています。
いずれもJR山田線内は線内の途中駅では客扱いを行わないというのも特徴といえるでしょう。

また、三陸鉄道線内のサービスとして、希望者への乗車証明書のプレゼント、久慈発盛岡行き利用者に海鮮弁当の予約購入、久慈〜小本での海女のスタイルのアテンダントによる車内ガイドが行われることとなっています。

今年春に全線復旧した三陸鉄道ですが、この夏休みに全線復旧後の姿を見ておきたい、という旅行者は多いと考えられます。
今回の直通列車は、そういった旅行者にも利用しやすい列車にもなっているといえるでしょう。
例えばダイヤですが、盛岡発の列車は東京7:36発のはやぶさ・こまち3号(盛岡9:52着)から、久慈発の列車は盛岡16:50発のはやぶさ・こまち26号(東京19:04着)と接続しており、主として関東方面からの旅行にも利用可能なダイヤとなっています。

また三陸鉄道の車両が山田線(盛岡〜宮古)を運行するのも15年ぶりということから、珍しいシーンも展開されることから、これまた一見あるいは乗車の価値はありそうと感じました。

今回の臨時直通列車は、お盆の時期の繁忙期に限定されていますが、利用が好調であれば、今後も継続されればいいな、とも思ったニュースでした。

山田線と三陸鉄道、8月10日から17日に直通運転: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


↓その他の鉄道関係ニュースはこちらからもどうぞ
鉄道コム

↓その他の鉄道ブログはこちらからもどうぞ
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村