東海道本線の梅小路駅(JR貨物駅の駅名は京都貨物駅)から山陰本線の丹波口駅の間には、京都駅を経由しない連絡線(山陰連絡線)があります。
主に東海道本線から山陰本線への貨物列車が通るルートとして利用された他、民営化後に大阪方面から嵯峨野線方面への臨時列車がこの短絡線を経由して運行されたこともあったようです。

この区間ですが、JR貨物の第二種鉄道事業は平成18年4月に廃止となり、その後もJR西日本の第一種鉄道事業者として運営してきましたが、今後将来にわたり営業線として活用する予定がないことから、同区間の廃止を届け出を行った旨を発表しました。

嵯峨野線 京都〜丹波口駅間新駅設置に関する事業基本計画の変更認可申請ならびに東海道線(梅小路〜丹波口間)の廃止届出書の提出について:JR西日本

今回の廃止は、活用予定がないという理由もありますが、大きな理由としてはこちらのエントリーでご紹介した京都〜丹波口間の新駅設置に支障となることも挙げられており、同じプレスリリースで、鉄道事業変更の新駅設置の変更認可申請が行われていることからも、その事情が分かります。

なお、以前こちらのエントリーでJR東日本岩泉線の廃止の際に触れたように、鉄道事業法上では廃止予定日の1年前までに廃止の届出を行うこととなっていますが、その後関係各者の意見聴取を行って、公衆の利便を阻害するおそれがないと認められた場合には廃止日の繰り上げが可能となっています。
今回の東海道線の支線についても、現在営業線として利用していないことから、廃止日の変更が行われる可能性もあり得るのかな、とも考えられます。
参考:JR西日本、東海道・山陰の接続支線を廃止へ…新駅建設で支障 | レスポンス

JR西日本管内での貨物線の廃止は、こちらのエントリーでご紹介した阪和貨物線以来となるのかな、と思いますが、かつては「ホリデー号」等で乗車する機会が皆無ではなかったものの、結局乗車できないまま廃止になるのは少々惜しいとは思いつつ、現地を訪問する機会があれば廃止前の姿を記録にとどめておきたいな、と思ったニュースでした。

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