近畿日本鉄道（近鉄）の特急列車としては、平成25年に運行開始した「しまかぜ」をはじめとし、「伊勢志摩ライナー」「さくらライナー」といった観光特急、「アーバンライナー」の名阪特急、そして主要各路線にネットワークを広げる一般（汎用）特急と、多彩なラインナップで各種需要に対応していますが、この度この近鉄特急のサービスのあり方を全面的に見直していくことを発表しました。
近鉄特急のイメージが大きく変わります！（近畿日本鉄道｜ニュースリリース）
まず「名阪特急」については、大阪〜名古屋間の長距離都市間輸送として、ビジネス・観光客に快適に利用できる特別な列車として、リラックスしてくつろげる客室空間・プライベート感の向上・最高クラスとして1人用個室の導入・ビジネス向け各種設備の充実（Wi-Fi、大型テーブル、座席コンセントほか）などの方向性で、検討を進めており、更に次のステップとして「伊勢特急」のさらなる充実についても検討を予定しています。
一方「汎用特急」においては、サービス向上のため主力車両「22000系 ACE」全86両を全面的にリニューアルすることとしています。
リニューアルの内容としては、外装カラーリングを大幅に変更する他、インテリアデザインも一新し、座り心地の向上や装備の充実を図った新シートに変更することとしています。
また、リニューアルする22000系ACEで採用されるクリスタルホワイトをベースにブライトイエローとゴールドを加えた新たな外観カラーリングは、22000系以外の汎用特急車についても順次変更していくこととしています。
なお、このリニューアルした22000系の営業運転開始前に「有料試乗会・撮影会」を12月5日（土）に実施することとしています。（申込みは明日11月13日より）
その他詳細は、上記ニュースリリースをご覧下さい。
一部報道で、名阪特急のリニューアルで一人用個室の導入が検討されていることが報じられていましたが、この度の近鉄の発表では、その内容のみならず、汎用特急車両のデザイン変更という衝撃的なニュースも発表されました。
現行の特急色は、例えばこんな感じです。
16010系ほか 南大阪線 橿原神宮前駅（2015.1.2）
現行の特急色は、10000系初代ビスタカー以来長年にわたって汎用特急で使用されてきましたが、この伝統あるカラーリングが大きく変わることとなり、まさに近鉄特急の歴史の一つの転換点といえるでしょう。
カラーリングが変更されるのは、今回リニューアルされる22000系の他、広軌線では12400系・12410系・12600系・30000系（ビスタカー）・22600系（Ace）、狭軌線（南大阪線・吉野線）では16000系・16010系・16400系（ACE）・16600系（Ace)の各車両となっており、ビスタカー30000系以前の車両も一部を除きカラーリング変更が行われることがわかります。
また今回リニューアルされる22000系ACEですが、リニューアル内容のうち新シートでは大型テーブルやカップホルダー、物掛フックなどの設置に加えてコンセントの設置も注目するべきところでしょうか。
これまで近鉄の汎用特急車両でコンセントが設置されているのは22600系・16600系Aceのみだったこともあり、汎用特急車両充当の列車に乗車する際には、スマートフォン等の電源の心配をすることも多かったのですが、今回のリニューアルが22000系全編成で完了すると、そういった心配もかなり減るのかな、と思い、個人的には嬉しく感じました。
また今後気になる点としては、やはり新しい名阪特急で、現行のアーバンライナーには整備されていないWi-Fi、コンセント等の設備は勿論、「最高クラス」としての1人用個室は、新幹線にも高速バスにも提供できない新たなサービスとして、注目を集めるのではないかと思います。
ひとまずは、汎用特急車両のカラーリング変更が当座の注目点かと思いますが、ビスタカーやサニーカーといった、長らく近鉄特急カラーがお馴染みとなっている車両が新カラーでどのように感じが変わるのかも注目ですし、外観カラーリングの移行期に見られる新旧カラーリングの併結も、これまた見ものなのかな、とも思いますので、しばらくの間近鉄特急の動向に目が離せないな、と感じたニュースでした。
近鉄特急、伝統のカラーリングを一新へ…リニューアル車12月デビュー | レスポンス
近鉄特急 車両カラー変更・今後の方向性等を発表 ( 鉄道、列車 ) - 西和路快速の撮り鉄 Nゲージ日記＆情報局 - Yahoo!ブログ
近鉄、「汎用特急」の外観カラーリング変更を含めたリニューアルを実施 - kqtrain.net（京浜急行）
近鉄特急のカラーリングが変わります: 鉄道の小箱
近鉄名阪特急に個室、汎用特急は大幅リニューアル: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
あらかわ交通ノート : お楽しみは明日から？〜近鉄特急が新塗装に変更へ
kinbusのうだうだ文字放送局 : 近鉄特急、ついに塗装変更へ
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一方「汎用特急」においては、サービス向上のため主力車両「22000系 ACE」全86両を全面的にリニューアルすることとしています。
リニューアルの内容としては、外装カラーリングを大幅に変更する他、インテリアデザインも一新し、座り心地の向上や装備の充実を図った新シートに変更することとしています。
また、リニューアルする22000系ACEで採用されるクリスタルホワイトをベースにブライトイエローとゴールドを加えた新たな外観カラーリングは、22000系以外の汎用特急車についても順次変更していくこととしています。
なお、このリニューアルした22000系の営業運転開始前に「有料試乗会・撮影会」を12月5日（土）に実施することとしています。（申込みは明日11月13日より）
その他詳細は、上記ニュースリリースをご覧下さい。
一部報道で、名阪特急のリニューアルで一人用個室の導入が検討されていることが報じられていましたが、この度の近鉄の発表では、その内容のみならず、汎用特急車両のデザイン変更という衝撃的なニュースも発表されました。
現行の特急色は、例えばこんな感じです。
16010系ほか 南大阪線 橿原神宮前駅（2015.1.2）
現行の特急色は、10000系初代ビスタカー以来長年にわたって汎用特急で使用されてきましたが、この伝統あるカラーリングが大きく変わることとなり、まさに近鉄特急の歴史の一つの転換点といえるでしょう。
カラーリングが変更されるのは、今回リニューアルされる22000系の他、広軌線では12400系・12410系・12600系・30000系（ビスタカー）・22600系（Ace）、狭軌線（南大阪線・吉野線）では16000系・16010系・16400系（ACE）・16600系（Ace)の各車両となっており、ビスタカー30000系以前の車両も一部を除きカラーリング変更が行われることがわかります。
また今回リニューアルされる22000系ACEですが、リニューアル内容のうち新シートでは大型テーブルやカップホルダー、物掛フックなどの設置に加えてコンセントの設置も注目するべきところでしょうか。
これまで近鉄の汎用特急車両でコンセントが設置されているのは22600系・16600系Aceのみだったこともあり、汎用特急車両充当の列車に乗車する際には、スマートフォン等の電源の心配をすることも多かったのですが、今回のリニューアルが22000系全編成で完了すると、そういった心配もかなり減るのかな、と思い、個人的には嬉しく感じました。
また今後気になる点としては、やはり新しい名阪特急で、現行のアーバンライナーには整備されていないWi-Fi、コンセント等の設備は勿論、「最高クラス」としての1人用個室は、新幹線にも高速バスにも提供できない新たなサービスとして、注目を集めるのではないかと思います。
ひとまずは、汎用特急車両のカラーリング変更が当座の注目点かと思いますが、ビスタカーやサニーカーといった、長らく近鉄特急カラーがお馴染みとなっている車両が新カラーでどのように感じが変わるのかも注目ですし、外観カラーリングの移行期に見られる新旧カラーリングの併結も、これまた見ものなのかな、とも思いますので、しばらくの間近鉄特急の動向に目が離せないな、と感じたニュースでした。
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