静岡県の大井川鐵道といえば、大井川本線のSL列車が有名ですが、この度SL列車用としてJR北海道より14系客車を導入したことを発表しました。
JR北海道より14系客室車両導入のお知らせ | 大井川鐵道【公式】
大井川鐵道、『はまなす』14系客車をJR北海道から購入…来年6月から運転 | レスポンス(Response.jp)

今回購入する14系客車は、今年3月のダイヤ改正まで急行「はまなす」で使用されていた14系客車のうち4両となっており、導入した車両は、スハフ14 502、スハフ14 557、オハ14 551、オハ14 535となっています。
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急行「はまなす」のスハフ14
(2014.9.7、青森駅)

導入の概要としては、SL列車用客車の品質向上を図るとともに、現在保有する旧型客車にかかる負担を分散させ末永いSL列車運行を行うことを目的とした導入としています。
なお14系客車による運行は平成29年6月の開始を予定しているとのことです。
その他詳細については上記Webサイト等をご覧下さい。


SLと旧型客車というかつての日本の風景を想起させる情景が売り物の大井川鐵道ですが、この度14系客車を導入した背景としては、冷房化やトイレの近代化といった品質向上という事情もあるのですが、上記でも触れられているように旧型客車の負担を軽くし、末永く旧型客車によるSL列車運行を行うためというのが大きな理由となっている模様です。

14系客車自体も40年を超える車齢となっていて、それなりに古い車両と言えなくもないのですが、それさえも大きく上回る旧型客車の車齢となれば、今後老朽化が進み運行がままならない状況も大いにあり得ると考えられます。
そうなるリスクを少しでも減らすため、旧型客車にかかる負担を分散させるための受け皿としての14系客車の導入は理にかなっているのかな、とも思いました。

勿論、ファン的な視点で見ても、蒸気機関車が青色の14系客車を牽引する姿が見られるのも新鮮であることには違いないわけですし、かつて北の大地を最後の定期客車急行列車として走り続けた「はまなす」の14系客車に新たな活躍の場が与えられたこと自体も嬉しいニュースに感じますので、この14系客車の運行開始を心待ちにしたいな、と感じたニュースでした。

大井川鐵道、『はまなす』14系客車をJR北海道から購入…来年6月から運転 | レスポンス(Response.jp)
大井川鐵道、JR北海道から14系客車を購入: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
大井川鐵道、JR北海道より14系客車導入 - kqtrain.net(京浜急行)



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