こちらのエントリーでも乗車記録でご紹介したように、昨年10月に北陸新幹線に乗車したのですが、私が乗車した時には、トンネル区間内は携帯電話のエリア外で、圏外表示がかなり続いていた記憶があります。

この北陸新幹線のJR西日本エリアの一部の区間で、携帯電話通信サービスを整備することが、JR西日本より発表がありました。
北陸新幹線における携帯電話通信サービスの対策実施について:JR西日本

北陸新幹線で携帯電話サービスの対策を実施する区間は、金沢〜黒部宇奈月温泉駅及び黒部宇奈月温泉駅〜新親不知トンネル西側の区間となります。
今後、「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金に基づき工事を実施していくこととなっていますが、サービス開始時期は今のところは未定となっています。

一方で、上記プレスリリースでは、今年度中に山陽新幹線全線で携帯電話サービスが利用できるようになることも、同時に発表されています。


関東〜石川県・富山県への移動のシェアをみると、新幹線開業前は航空が優位だったのですが、開業後は一変し新幹線が優位の状況となっている模様ですが、一方でトンネル区間の多さから携帯電話サービスが使えないことに対する不満もそれなりにあるということも聞こえてきたりしています。
そのことを逆手にとり、このようなサービスのように、航空会社では機内Wi-Fiを時間制限で無料にしたりしている会社もあり、そういった意味でも新たな競争が始まっているとも捉えることができるわけですが、今回の北陸新幹線での携帯電話サービスの整備により、また新たな競争環境の変化が起きるのかな、とも思ったりしました。

今後、工事の進捗状況などが発表されれば、逐次ご紹介していきたいと思います。



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