JRグループでは、この10月から12月にかけて実施される「長崎デスティネーションキャンペーン」(長崎DC)の概要を発表しました。
「長崎デスティネーションキャンペーン」の開催について:JR西日本

JRグループが関わるデスティネーションキャンペーンでは、開催地域で運行される臨時列車・団体臨時列車が鉄道ファンにとっては注目の的といえますが、そういう意味では今回の長崎DCでは、特に注目したい列車の運行が予定されています。
○特急「サロンカーあかつき」で行く長崎(仮称)
 出発日:平成28年11月25日(金曜日) 大阪駅(16時2分ごろ)発 長崎駅(10時6分ごろ)着
 編成:欧風客車サロンカーなにわ 7両編成
 特色:関西発長崎行の夜行特急をサロンカーなにわ車両で復活運転します。懐かしの夜汽車の旅をお楽しみください。
 主催:株式会社日本旅行
(上記ニュースリリースより引用)

「サロンカーあかつき」。
名称から分かるように、JR西日本の「サロンカーなにわ」を使用した、かつて関西地区と長崎県を結んでいた寝台特急列車「あかつき」を彷彿とさせる夜行列車の旅を味わうことができる団体臨時列車となっています。
運行日は11月25日(金)で、大阪駅を16時頃に出発し、長崎駅には翌日の10時頃に到着するという、往年の「あかつき」からみればかなり余裕のあるダイヤとなっていますが、途中の駅で長時間の停車もあり得るだけに、かつて全国津々浦々みられた「夜汽車」の雰囲気をそういった点でも味わうことができるかも知れません。

個人的な感想を記しますと、関西〜長崎県を結ぶ寝台特急「あかつき」の名称が今回の団体臨時列車に取り入れられたことは、非常に嬉しく思います。
P9080846-2_R
寝台特急「なは・あかつき」(2007.9.8、高槻〜山崎間)

下記のかつてのエントリー記事でもご紹介したように、寝台特急「あかつき」は、両親の実家が長崎県にあり、その帰省の際に乗車した初めての夜行列車ということもあり、他の列車以上に思い入れのある列車であり、愛称でした。
「ありがとう」そして「さようなら」。寝台特急「あかつき」ラストラン : 阪和線の沿線から(2008.3.16)

定期列車としての「あかつき」は、2008年3月のダイヤ改正で廃止となり、それから8年以上が経ちましたが、このDCという機会に、一本限りではありますが「あかつき」の名称が復活するわけですから、仮に諸条件が整うのであれば、乗車や撮影ができれば非常に嬉しく思います。
撮影ということで思ったのですが、この「サロンカーあかつき」に掲出されるヘッドマーク・テールサインが果たしてどのようなものになるのか、も興味のそそられる点と言えるでしょうか。
ファン的には、勿論かつての寝台特急「あかつき」のデザインされたヘッドマークが掲出されることを願いたいですが、はたしてそういった願いが実現するのか、という意味でも、上記団体臨時列車の詳細が発表されれば改めてご紹介したいな、と思ったニュースでした。

Msykの業務(鉄道)日誌:サロンカーあかつき?



↓↓その他の鉄道関係ニュース・ブログはこちらをクリック!↓↓
鉄道コム