JR西日本グループのJR西日本ファーストキャビンは、キャビンスタイルホテルとして、夜行列車の個室をイメージした「ファーストキャビンステーション」を展開することとし、2017年秋に大阪阿倍野と和歌山に開業することを発表しました。
キャビンスタイルホテルの新ブランド「ファーストキャビンステーション」誕生:JR西日本
上記発表資料によれば、「ファーストキャビンステーション」は、寝台列車の個室をイメージし、コンパクトな空間ながら上質で心地よい滞在空間を追求したキャビンとし、キャビンデザインとして、「ファーストクラスキャビン」「ビジネスクラスキャビン」の2種類を展開することとしています。
今秋開業予定としては、「ファーストキャビンステーションあべの荘」「ファーストキャビンステーション和歌山駅」の2ヵ所を開業することとしています。
このうち「ファーストキャビンステーション和歌山駅」は、和歌山駅前の「ホテルグランヴィア和歌山」の宴会場の一部をリノベーションして開業することとしています。
参考:5月定例社長会見 「線路設備診断システム」試行導入、駅へのタブレット配置拡大、ホテル事業新ブランド決定:JR西日本
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
今回発表のあった「ファーストキャビンステーション」ですが、夜行列車の個室をイメージしたキャビンスタイルホテルということで、こちらのエントリーでご紹介した「北斗星」の実車パーツを再利用したホテルを以前ご紹介しました。
流石に今回のファーストキャビンステーションにはそういったパーツの再利用などは無いと思われますが、つい最近まで運行されていた夜行列車の個室の雰囲気を、どのような形で再現するのか、というのも興味があるところです。
加えて、今回「ファーストキャビンステーション」が開業する2ヵ所のうち、1ヵ所は和歌山駅の「ホテルグランヴィア和歌山」の一部をリノベーションするというところも興味あるところです。
もはや和歌山市内でも、外国人観光客を目にするのが当たり前の光景になってきましたが、そんな訪日外国人観光客の増加もあって、ここ和歌山でも宿泊需要が高まっているといえるだけに、今回の「ファーストキャビンステーション」の開業も、そういったニーズの高まりに対応したもの、といえるでしょうか。
また、「ファーストキャビンステーション和歌山駅」は、既存の「ホテルグランヴィア和歌山」の宴会場を一部リノベーションすることとしています。
かつてホテルといえば、結婚式等の宴会場のニーズも高かったものですが、こと和歌山市内及びその近辺でいえば、ラヴィーナやベルナールといった競合施設もかつてに比べると増えてきているといえます。
一方ホテル側としても、春・秋の週末に利用が集中し、その他の曜日・季節には利用が減る結婚式の披露宴会場は施設の利用率も低いと考えられることから、より収益性の高い利用方法が求められていたところといえます。
加えて、全国的に今後少子化が続くこと及び生涯未婚率の上昇が続くことを考えると、結婚式場としてのニーズが今後縮小傾向であることも考えられます。
これらの諸条件を考えると、披露宴会場をリノベーションしてファーストキャビンステーションにするという今回の方針は、理にかなったものと考えられるだけに、こういったところでも今後の世情が見えてくるのかな、ともふと感じたりしたニュースでした。
ファーストキャビンステーション和歌山駅ですが、一泊の宿泊料金が果たしてどの程度になるのかは今回発表されていませんが、機会があれば宿泊できればいいな、と思っています。
もっとも、そんな「機会」はいつなのか、と考えると、和歌山駅で最終列車に乗り遅れた時くらいなのだろうなあ、とも思ったりもしたニュースでした。
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キャビンスタイルホテルの新ブランド「ファーストキャビンステーション」誕生:JR西日本
上記発表資料によれば、「ファーストキャビンステーション」は、寝台列車の個室をイメージし、コンパクトな空間ながら上質で心地よい滞在空間を追求したキャビンとし、キャビンデザインとして、「ファーストクラスキャビン」「ビジネスクラスキャビン」の2種類を展開することとしています。
今秋開業予定としては、「ファーストキャビンステーションあべの荘」「ファーストキャビンステーション和歌山駅」の2ヵ所を開業することとしています。
このうち「ファーストキャビンステーション和歌山駅」は、和歌山駅前の「ホテルグランヴィア和歌山」の宴会場の一部をリノベーションして開業することとしています。
参考:5月定例社長会見 「線路設備診断システム」試行導入、駅へのタブレット配置拡大、ホテル事業新ブランド決定:JR西日本
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
今回発表のあった「ファーストキャビンステーション」ですが、夜行列車の個室をイメージしたキャビンスタイルホテルということで、こちらのエントリーでご紹介した「北斗星」の実車パーツを再利用したホテルを以前ご紹介しました。
流石に今回のファーストキャビンステーションにはそういったパーツの再利用などは無いと思われますが、つい最近まで運行されていた夜行列車の個室の雰囲気を、どのような形で再現するのか、というのも興味があるところです。
加えて、今回「ファーストキャビンステーション」が開業する2ヵ所のうち、1ヵ所は和歌山駅の「ホテルグランヴィア和歌山」の一部をリノベーションするというところも興味あるところです。
もはや和歌山市内でも、外国人観光客を目にするのが当たり前の光景になってきましたが、そんな訪日外国人観光客の増加もあって、ここ和歌山でも宿泊需要が高まっているといえるだけに、今回の「ファーストキャビンステーション」の開業も、そういったニーズの高まりに対応したもの、といえるでしょうか。
また、「ファーストキャビンステーション和歌山駅」は、既存の「ホテルグランヴィア和歌山」の宴会場を一部リノベーションすることとしています。
かつてホテルといえば、結婚式等の宴会場のニーズも高かったものですが、こと和歌山市内及びその近辺でいえば、ラヴィーナやベルナールといった競合施設もかつてに比べると増えてきているといえます。
一方ホテル側としても、春・秋の週末に利用が集中し、その他の曜日・季節には利用が減る結婚式の披露宴会場は施設の利用率も低いと考えられることから、より収益性の高い利用方法が求められていたところといえます。
加えて、全国的に今後少子化が続くこと及び生涯未婚率の上昇が続くことを考えると、結婚式場としてのニーズが今後縮小傾向であることも考えられます。
これらの諸条件を考えると、披露宴会場をリノベーションしてファーストキャビンステーションにするという今回の方針は、理にかなったものと考えられるだけに、こういったところでも今後の世情が見えてくるのかな、ともふと感じたりしたニュースでした。
ファーストキャビンステーション和歌山駅ですが、一泊の宿泊料金が果たしてどの程度になるのかは今回発表されていませんが、機会があれば宿泊できればいいな、と思っています。
もっとも、そんな「機会」はいつなのか、と考えると、和歌山駅で最終列車に乗り遅れた時くらいなのだろうなあ、とも思ったりもしたニュースでした。
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