関西圏などでは、朝ラッシュ時の混雑率も緩和傾向にあるのですが、関東圏では人口集中が継続していることもあって、相変わらず激しい混雑が続いている路線も多くあります。
その代表の一つと言える東急田園都市線では、東京都の混雑緩和プロジェクト「時差Biz」に連動した取組を実施の一つとして、朝6時台の臨時特急列車「時差Bizライナー」を運転することを発表しました。

朝6時台の田園都市線臨時特急列車「時差Bizライナー」を運転し、複数企業と連携したクーポン配信で朝活を推進 |東急線沿線ニュース|東急電鉄

上記発表資料によれば、「時差Bizライナー」の運転日は、7月11日(火)〜7月21日(金)の平日8日間で、運行区間は中央林間発押上行きとなります。
停車駅は、中央林間・長津田・あざみ野・溝の口・渋谷と、半蔵門線内の各駅です。
運行ダイヤは、中央林間6:04発〜渋谷6:43着で、所要時間は中央林間〜渋谷間で39分と、渋谷到着7時台の急行よりも2分、渋谷到着8時台の準急よりも11分短縮されています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


冒頭にも触れたように、東急田園都市線は混雑緩和が長年の課題となっていますが、全線的な複々線化などの抜本的な解決策についても具体的な計画がないことから、しばらくは通勤時間のピークをシフトさせる等の、言わば小手先の対策に終始せざるを得ないのが実情のようです。

そんな中で今回発表された今回の臨時特急ですが、実は田園都市線で特急が走るのは初めてみたいなので、そういった意味でも鉄道ファンの注目を浴びた報道発表といえるかも知れません。

それにしても、関西圏はもとより、首都圏でも少なくない鉄道路線で有料着席サービスが実施され始めている昨今であっても、着席サービス以前に混雑緩和による臨時列車を走らせざるを得ないところをみると、やはり田園都市線の混雑は別格だということを改めて感じたニュースでした。

東急電鉄・東京メトロ「時差通勤」促す臨時列車 7月11〜21日 | レスポンス(Response.jp)
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