以前こちらのエントリーでご紹介したように、JR北海道では国鉄時代に製作したキハ40形一般気動車の老朽取替用として、新型一般気動車の新製を計画していますが、この度その詳細が発表されました。

新型一般気動車の試作車( 量産先行車) について(JR北海道|プレスリリース)

上記発表資料等によれば、新型一般気動車の車両形式はH100形で、愛称名は「DECMO(デクモ)」となります。
このH100形はJR北海道では新方式となる電気式気動車システムを採用しており、JR東日本が開発したGV-E400系に基本仕様を合わせ、そこに極寒対策等の北海道仕様を加えた車両にすることとしています。

車両の特徴としては、定時性の確保として、2軸駆動やモーターの適切な制御等により、急勾配での落葉や積雪による空転の発生を抑制したり、ブレーキ制御方式の変更や滑走再粘着制御(自動車のABS)機能の追加により、鹿の出現等による急ブレーキ時の車輪路面傷の発生を抑制することとしています。

車両デザインは、先に発表のあったGV-E400系に、新しさ・北海道らしさを表現した外観として、グリーンとホワイトのラインで自然との調和を表現するとともに、前面のブラックにイエローを配置し警戒色を強調、またインテリアリアは北海道の自然を表現したグリーン・ブルーなどのカラーを採用しています。

今後の計画としては、車両落成(2両)は平成30年2月で、その後走行試験等を平成31年3月まで実施することとしています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


キハ40形代替のこの新型一般気動車ですが、約2年前の発表資料をご紹介した時に、「電気式の採用」「JR東日本の車両と同一仕様」といったことは既に発表されていること、またこの発表の少し前にJR東日本での導入が発表されていることから、JR北海道の新型車両もこの車両をベースに導入するのではないかと思われましたが、果たしてその通りとなりました。

今回の発表で興味深いのは車両形式名でして、「H100形」という、JR東日本で付与されているものと似たような形式名が付与されています。
既に北海道新幹線のH5形で前例があるのですが、在来線車両としては初といえるでしょうか。

このH100形、当初は2両導入し、約1年をかけて各種試験を実施することとしています。
現在のところ、量産のスケジュール並びに導入規模は発表されていませんが、JR北海道のキハ40形の老朽化が深刻な状況を鑑みれば、その置き換えは意外と早いペースで進むかも知れません。

また、H100形の量産導入が具現化する頃には、「JR北海道単独で維持困難な線区」についての方向性が見えてくることも考えられます。
その方向性によって廃止路線が出てくるようなこととなれば、車両運用の減少にもなることが考えられ、それだけ置き換えペースが早く進むことも考えられるだけに、JR北海道におけるキハ40形の状況は、H100形導入に加えて路線見直しの状況も左右するのかな、とも感じたニュースでした。

JR北海道の新型ディーゼルカーはH100形: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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