高石市と南海電鉄では、南海電鉄のオリジナルグッズ「鉄道コレクション 南海2200系『走る!工場夜景』2両セット」を、同市のふるさと納税のお礼品としてラインナップすることとし、この10月13日(金)から先行予約を開始することを発表しました。


鉄道コレクション 南海2200系「走る!工場夜景」を高石市ふるさと納税のお礼品としてラインナップします|南海電鉄


上記発表資料等によれば、「鉄道コレクション」のお礼品は、寄付金額が15,000円以上となっており、その内容としては、車両2両(蓋付きパッケージ)に加え、方向幕シール、ヘッドマークステッカー、台座となっています。
また、受付個数は1,000セットで、数量に達し次第受付終了とし、発送時期は平成30年2月頃としています。

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鉄道コレクション 南海2200系「走る!工場夜景」パッケージデザイン(イメージ)
(上記南海電鉄発表資料より引用)

受付方法は、下記ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」にて受付することとしています。
https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/27225
また、当「走る!工場夜景」ラッピング鉄道コレクションの申込ページはこちらとなっています。
ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 大阪府高石市 - 鉄道コレクション 南海2200系「走る!工場夜景」

なお、平成29年4月1日の総務省通知により、高石市民によるふるさと納税については、謝礼品の発送は行わないこととしています。
参考:総務省|ふるさと納税に係る返礼品の送付等について
第2 返礼品のあり方
ふるさと納税について、寄附金が経済的利益の無償の供与であること、通常の寄附金控除に加えて特例控除が適用される制度であることを踏まえ、各地方団体がふるさと納税に係る周知、募集等の事務を行う際には、次のように取り扱うこと。

2 ふるさと納税の趣旨に反するような返礼品について

(3) ふるさと納税の趣旨を踏まえ、各地方団体は、当該地方団体の住民に対し返礼品を送付しないようにすること

上記総務省発表資料内通知(「ふるさと納税に係る返礼品の送付について」(平成29年4月1日付け総務大臣通知))より引用


高石市民向けには、この鉄道コレクションの高石市民向けの事前予約受付を実施することが、高石市役所のWebサイトで告知されています。
「走る!工場夜景」が“鉄道コレクション”で登場します!/高石市ホームページ

上記高石市の発表によれば、事前予約受付の実施は平成29年11月12日(日)の午前10時〜午後3時に市役所別館1階で、11月13日(月)〜11月17日(金)の午前9時〜午後5時30分に市役所本館2階「総合政策課」窓口にて実施することとしています。
数量は200個(先着順)で、一人2個までとなっています。
受付時には、本人確認ができるもの(免許証・保険証など住所と氏名が確認できるもの)が必要となっています。

購入は、平成30年3月21日(水・祝)に、「走る!工場夜景」発売開始日における先行予約&当日の優先販売を南海難波駅2階中央改札口サービスセンターで、また引換券所持者のみを対象に、同日午後3時〜午後5時に限りアプラ高石3階イベントスペースで販売することとなっています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


高師浜線で運行する南海2200系「走る!工場夜景」ラッピング編成は、運行開始直後に下記の記事にて早速撮影したわけですが、工場夜景が売り物の高石市としては、この工場夜景とそのラッピング車両で同市の知名度アップを積極的に行っているようで、今回「鉄道コレクション」の販売を機に、「ふるさと納税」でのお礼品でのラインナップ、及び高石市民向けの事前予約受付を実施することが発表されました。
参考:南海電鉄高師浜線の「走る!工場夜景」ラッピング列車を撮影する(2016.10.10) : 阪和線の沿線から

本来の趣旨から逸脱した換金性の高いお礼品のラインナップなどが見られたことから、今年の4月に総務省から改善策の通知が出されたところです。
今回の鉄道コレクション販売も、同通知に基づき、高石市民向けには実施ができないということで、同市民向けということで、事前予約受付の機会を設けたところが、今回の枠組みでできる限りの配慮なのかな、とも感じました。

ともあれ、高石市民ではない私としては、面白い取り組みだと思ったので、この機会に高石市へのふるさと納税で「走る!工場夜景」ラッピング車両を手に入れるのもいいな、とも感じたニュースでした。



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