昨日から本日にかけての台風21号による豪雨で、近畿地方では各地で大きな被害が出ました。
鉄道各線でも長時間に渡る運転見合わせ等が発生しましたが、南海本線ではこの豪雨の影響で樽井〜尾崎間の橋梁で線路が歪みが生じ、長期間に渡る運転見合わせが発生しています。

台風21号通過後の列車の運転再開について|南海電鉄

当初は樽井以北での折り返し運転となっていましたが、本日夕方頃から、尾崎〜和歌山市間でも運転が再開したのですが、日頃は見られない尾崎行きがどんな感じとなっているのか、仕事帰りに和歌山市駅に寄ってみることにしました。

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和歌山市19:00発尾崎行き。
8300系の前方後円墳型ヘッドマーク掲出編成でした。
ヘッドマーク掲出編成と、通常はまず無い「尾崎」の行先表示という、希有なシーンとなりました。

LEDの行先表示を見てみます。
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日本語表記

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英語表記

「尾崎」という行先は、予め設定がある模様です。


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19:00の尾崎行きが発車後、しばらくして、次の19:30発尾崎行きが入線してきました。
こちらは、この記事でご紹介した「コレ なんかいいネ!号」ヘッドマーク掲出編成となっていました。
ヘッドマーク掲出編成が2編成、奇しくも尾崎〜和歌山市間の折り返し運用に充当されていました。

発車まで時間があるので、車内の案内表示も撮影してみます。
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日本語(漢字)表示

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日本語(ひらがな)表示

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英語表示

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中国語表示

編成後部の姿も撮影してみます。
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「コレ なんかいいネ!号」の側面に貼られているグッズのステッカーと「普通 尾崎」の組み合わせも記録として撮影してみます。
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駅の発車案内表示も記録してみます。
こちらは尾崎行きの行先が設定されていないせいか、種別のみの表示となっていました。
運行は30分間隔となっていました。
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以上で、和歌山市駅で確認した「普通 尾崎行き」の列車の様子でした。

相当の豪雨であり、各地で氾濫・浸水・土砂崩れの被害が生じた今回の台風。
特に私の近所でもある樽井〜尾崎間で橋梁に被害が生じるとは、思ってもおらず、本日も朝から夕方にかけて、阪和線・南海線ともに運休が続いていたという、相当の被害となっていました。

今回の南海線の被害は、橋脚にも相当の被害があるものと思われ、しばらくは運転見合わせが続くものと思われます。
そんな状況であることから、尾崎〜和歌山市間という通常は運行しない系統での折り返し運行となったわけですが、地元の路線ということもあり、その様子を今回記録して、ご紹介することとしました。

今回の台風災害で犠牲となった方のご冥福をお祈りし、また、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げるとともに、今回ご紹介した南海線も含め、被害からの早期の復旧をお祈りして、今回のエントリーの終わりとさせていただきます。



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