東日本大震災で被災し、現在運転見合わせが続いているJR山田線・宮古〜釜石間ですが、こちらのエントリーで既にご紹介したように、同区間を鉄道復旧した上で、三陸鉄道が南北リアス線と一体運営を行う旨の基本合意書・覚書が締結され、2019年春の復旧に向けて工事が進んでいるところです。

この度、岩手県の地方紙・岩手日報で、山田線区間移管後の路線名について、現行の「北リアス線」「南リアス線」を含めて「リアス線」とする方向で検討していることが、報じられていましたので、ご紹介します。

※宮古〜釜石間復旧後の路線名は、岩手日報の報道によるもので、三陸鉄道からは公式の発表はまだありませんのでご注意下さい。

三鉄、路線名「リアス線」で検討 JR山田線移管後|岩手日報

上記報道記事によれば、「リアス線」の路線名については、10月上旬に県や関係市町村に提示し、好感触を得ているとのことで、三陸鉄道では今後も関係市町村などと調整し、12月の取締役会で決定することとしています。


路線名の正式発表は12月になるものと思われますが、それに先んじて、地元メディアで報道された、この「リアス線」。
個人的には、既存の南・北リアス線の名称を解消する手間もあることから、JR山田線移管区間を「中リアス線」にでもするのだろうか、と思っていたら、まさかの全線の統一名称を検討しているとのことで、これは個人的に驚きました。

とはいえ、これまでJR(八戸線)〜三鉄(北リアス線)〜JR(山田線)〜三鉄(南リアス線)〜JR(BRT大船渡線)と、JRと三鉄が入り交じっていた三陸海岸中部の鉄道が、今回の路線移管を機に、多くの区間で三陸鉄道に統一されることから、路線名についても統一したものにしたい、という考えは十分考えられるのかな、とも感じました。

路線名の正式発表の際には、当ブログでも改めて取り上げたいと思いますが、こういったニュースが出てくるところからして、この区間の復旧に向けた作業が着実に進んでいるのを改めて感じたニュースでした。

三陸鉄道は全線がリアス線に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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