南海電鉄と、関西空港を運営する「関西エアポート」、台湾の桃園国際空港(桃園國際機場股份有限公司)、桃園メトロ(桃園大眾捷運股份有限公司)の4社では、2018年2月1日より相互連携を実施し、鉄道の企画きっぷを発売することを発表しました。

「大阪市内〜関西空港・桃園空港〜台北市内」の鉄道企画切符を発売します|関西エアポート
旅行''台灣↔大阪''乗車券|南海電鉄

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きっぷのデザイン
(上記関西エアポート発表資料より引用)

上記発表資料によれば、企画きっぷの内容は以下の通りです。
・商品名:旅行“台灣⇔大阪”乗車券
・発売期間:2018年2月1日(木)〜8月31日(金)
・引換期間:2018年2月1日(木)〜12月31日(月)
・発売枚数 :計3,000枚(南海:1,000枚、桃園メトロ:2,000枚)
・対象区間:
 南海電鉄・・・難波・新今宮・天下茶屋〜関西空港間の乗車券・ラピートのスーパーシート特急券(片道相互間)
 桃園メトロ・・・台北駅〜空港第1ターミナル駅、空港第2ターミナル駅の乗車券(片道相互間)
・発売価格:南海発売・・・1,770円、桃園メトロ発売・・・470台湾元
・発売場所・引換場所
 南海:難波駅2Fサービスセンター、難波駅3F特急券発売所、新今宮駅、天下茶屋駅、関西空港駅
 桃園メトロ:台北駅、空港第1ターミナル駅、空港第2ターミナル駅
 桃園国際空港:第1・2ターミナル入国フロア(桃園空港MRTサービスカウンター)
・特典:
 当企画切符の提示で、関西国際空港20店、桃園国際空港10店以上の飲食・物販店での割引など

また、これら4者の相互連携施策の一環として、南海電鉄と桃園メトロの交通広告媒体を最大限に活用した情報発信を行うこととしています。
具体的には、南海電鉄「ラピート」と桃園メトロの車両に車体広告を施す等で、南海「ラピート」車体広告は2018年2月20日〜8月末まで、台湾メトロの車体広告は2018年1月中旬〜7月中旬の予定となっています。


その他詳細は、上記発表資料等をご覧下さい。


LCCの就航増などにより、近年利用者が軒並み増加している関西空港と、そのアクセス特急「ラピート」。
そのうち、LCC等の就航便数も多い台湾方面からの集客を、更に強めようという企画の第一弾ということで、今回日本・台湾の鉄道事業者と空港運営者が一体となった企画きっぷが発売されることとなりましたが、こういった取り組みは日本初とのことで、面白い取り組みと感じました。

また更に注目すべき点は、相互プロモーションとして南海ラピート・桃園メトロの車体広告を実施することで、ラピートのラッピング塗装といえば、一時期「ガンダム」や「ラピート」、「スターウォーズ」と連続して実施していましたが、その後しばらく実施されておらず、そろそろ次のラッピングを心待ちにしていたところに、今回の発表ということなので、2月20日からの台湾の広告をまとったラピートの運行開始が楽しみ、といえるでしょうか。


管理人の個人的な話で申し訳ないですが、海外旅行に関しては丁度20年前の卒業旅行で行って以来、全く行ったことがありません。
時間的な余裕がないことが原因だけに、まだもうしばらくは海外に出るのは難しそうですが、台湾くらいの距離なら、ひょっとしたら機会があれば、ということもあり得るかも知れませんが、ともあれ本当に海外旅行に再びいけるのはいつの日になるのだろうか、とも感じたニュースでした。

南海-台湾・桃園メトロの連絡切符を限定発売…引換券がセットに 2月1日から | レスポンス(Response.jp)
日本初の試み! 南海電鉄ら日台4社共同企画きっぷ「旅行“台灣⇔大阪”乗車券」発売 | 乗りものニュース



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