香川県の高松琴平電鉄(ことでん)の鉄道線では、現在のところ同社のICカード「IruCa」だけが利用できることとなっていますが、下記のエントリーで今年春にも全国相互利用交通系ICカードが利用できるようになることは、既にご紹介したとおりです。


この度、ことでんより全国相互利用交通系ICカードの利用開始日、及び当日のオープニングセレモニーの概要が発表されました。
交通系ICカードのご利用開始日について|高松琴平電鉄

上記発表資料によれば、供用開始日は2018年3月3日(土)の始発からで、新たに利用可能となるICカードは、ICOCA、Suica等の10種類のカードとなります。
これら10種類の交通系ICカードが利用可能となるエリアは、ことでん(電車)の琴平線・長尾線・志度線の合計52駅となっています。
なお、現在IruCaが利用可能なバス及び電子マネー端末での利用はできませんでご注意下さい。

また、これら10種類の交通系ICカードへのチャージが可能となるIruCa取扱い窓口は、高松築港駅・片原町駅・瓦町駅・栗林公園駅・太田駅・仏生山駅・一宮駅・滝宮駅・琴電琴平駅(琴平線)、高田駅・長尾駅(長尾線)、瓦町駅(志度線口)・今橋駅・八栗駅・琴電志度駅(志度線)の各窓口となっています。


また、オープニングセレモニーについては、2018年3月3日(土)の10時から、琴平線の瓦町駅2Fコンコースで開催されます。
内容としては、ことでんのマスコットキャラクター「ことちゃん」と、ICOCAのマスコットキャラクター「カモノハシのイコちゃん」を招待して、テープカットを行うとともに、セレモニー終了後に、先着200名に、記念品が配布されることとなっています。

詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


既に当ブログでもご紹介した、ことでん鉄道線での全国相互利用交通系ICカードの利用開始。
栗林公園や屋島、こんぴらさんといった観光地も多数あることでん沿線、それに加えて、愛らしい風貌が人気の「ことちゃん」の知名度も今や全国区ということもあり、香川県外からの利用者も多いと思われることでん鉄道線で、ICOCAやSuicaといったICカードが利用できるようになることは、県外からの利用者にとっては朗報といえるでしょう。

今回の発表資料で注目したのは、こちらのイラストでしょうか。
iruca_10cards
(上記ことでんWebサイトより引用)

「イルカじゃなくてものれますよ!」というシンプルなPRの下に並ぶのは、今回利用可能となる他エリア交通系ICカードのキャラクターに扮した10体の「ことちゃん」でしょうか。
愛らしいことちゃんが、各地の交通系ICカードのキャラクターの特徴をもじっている姿は、ことちゃんファンにとってはたまらなくも愛らしいものといえるでしょう。

身体の形状や目・口・手といったメインパーツの配置はそのままながら、10種類のカードの色をことちゃんに反映させていることに加え、耳(Kitaca・はやかけん・nimoca)・パンタグラフ(PASMO)・くちばし(Suica・TOICA・ICOCA)等の各キャラクターのパーツの特徴も、ことちゃんのオリジナルのデザインに違和感がないように加えられているだけに、「このデザインの記念カードが欲しい!」と思った方もいらっしゃるかも知れません。

かくいう私自身も、この11種類のことちゃんが描かれたグッズが欲しいと思った一人で、今後のグッズ展開に大いに期待したいな、と思います。
利用開始日当日は「ことちゃん」と「イコちゃん」の2体のキャラクターが同時に見られるのですが、生憎高松までいくのは無理かな、と思いますが、いつの日かことでんを利用する際に、IruCa購入は勿論のこと、ICOCA等でも利用してみて、便利さを実感したいな、と感じたニュースでした。








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