泉北高速鉄道では、泉北ニュータウンから大阪市内へのお出かけに便利な「泉北ライナー らく2(らくらく)チケット」の発売を発表しました。

「泉北ライナー らくらくチケット」を発売します。|お知らせ|泉北高速鉄道

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「泉北ライナー らくらくチケット」(上記泉北高速鉄道発表資料より引用)

上記発表資料によれば、きっぷの概要は以下の通りとなっています。
●発売期間:
平成30年3月10日(土)〜3月30日(金)

●有効期間:
平成30年3月10日(土)〜3月31日(土)までの連続した2日間
(購入時に、使用日の指定が必要)

●内容:
・泉北高速鉄道発駅から難波駅までの往復割引乗車券(2枚)
・特急「泉北ライナー」特急券引換券
(平日の「泉北ライナー」62・64・66号は引換対象外)

●発売場所
泉北高速鉄道 泉ヶ丘、栂・美木多、光明池、和泉中央の各駅
(南海電鉄は発売せず)

●特急券引換場所
泉北高速鉄道 泉ヶ丘、栂・美木多、光明池、和泉中央の各駅及び南海電鉄 難波、新今宮、天下茶屋の各駅の特急券発売窓口
(特急券自動券売機、特急チケットレスサービスでは引換不可)

●発売額
泉ヶ丘発:1,000円
栂・美木多、光明池発:1,100円
和泉中央発:1,200円


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


昨年8月のダイヤ改正で大幅な増発が実施された特急「泉北ライナー」。
平日朝の上り(和泉中央発)の通勤・通学時間帯となる62号・64号・66号に関しては、安定して高い乗車率となっている模様で、有料着席サービスが泉北高速鉄道利用者にも定着してきた感があります。

一方で、平日夕方の下り(難波発)や土休日については、他の列車も比較的余裕があるせいか、平日朝ほどの高い利用率というわけでもなさそうで、これらの時間帯の利用者の開拓が大きな課題になっていると感じています。

今回の「らくらくチケット」は、特急券1回分と往復乗車券をセットして、普通運賃往復にプラス100円程度で「泉北ライナー」を利用してもらい、利用者の拡大につなげようという趣旨のきっぷといえるでしょう。
その証左として、平日朝の上りの通勤時間帯に相当する62号・64号・66号の各列車は、今回の「らくらくチケット」の対象外となっていますし、また往復きっぷで2日間有効なところから考えてみても、主に土休日の利用者拡大を狙ったきっぷ、とも考えられたりしました。

今回の「らくらくチケット」は3月10日から3月月末という限られた期間での発売・利用となりますが、今後もより多くの方々に「泉北ライナー」のゆとり感を体験し、利用者の裾野を広げることができるような企画きっぷの発売を期待したいな、と感じたニュースでした。






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