JR西日本では、株式会社サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボレーションし、西日本の地域活性化をめざすプロジェクトを実施し、同プロジェクトにおいて500系車両を使用した「ハローキティ新幹線」を運行することを発表しました。

ひと、もの、こと。つないで、結ぶ「ハローキティ新幹線」登場!:JR西日本

●「ハローキティ新幹線」の概要
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「ハローキティ新幹線」ポスター
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/180314_00_kitty.pdfより引用



上記発表資料によれば、「ハローキティ新幹線」の概要は以下の通りとなっています。
・500系車両1編成に、「つなぐ」「結ぶ」という思いがつまったリボンをモチーフにし、ハローキティがそのリボンをつなぐデザインを施したもの
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ハローキティ新幹線外装
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/180314_01_kitty.pdfより引用

・1号車では西日本の地域を期間限定で紹介
・2号車は、ハローキティの世界観でおしゃれにかわいく飾りつけ
・2018年夏から運行開始

その他詳細は、上記発表資料及びスペシャルサイト(http://www.jr-hellokittyshinkansen.jp/)をご覧下さい。

●JR西日本の「ハローキティ」デザイン車両は、過去にも「ハローキティ和歌山号」(2014年)があり
一部界隈では「仕事を選ばない」ことで有名な「ハローキティ」。

JR西日本のセブンイレブン・ハートインの店舗でも、お土産でハローキティのキャラクターグッズが販売されているのを目にすることも多いかと思います。
また、列車へのラッピングもこれまで多く行われており、当のJR西日本でも、こちらのエントリーでご紹介したように、和歌山デスティネーションキャンペーンで運行された「ハローキティ和歌山号」以来になるものと思われます。

今回は、このハローキティが新大阪〜博多間を往復するわけですが、鋭い先頭車と円筒型デザインの500系に、どちらかと言えばユルいキャラクターのハローキティという、一見相まみえないような組み合わせですが、それを上手に組み合わせた外装デザインは、必見といえるでしょうか。

●「500 TYPE EVA」運行終了後に登場。ところで今回のデザインは屋外広告物となるのか?
500系といえば、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボした「500 TYPE EVA」が2015年11月から運行されていますが、こちらはこの5月に運行終了の予定です。
「ハローキティ新幹線」は、この「500 TYPE EVA」と入れ替わりの運行開始となりますので、引き続き、山陽新幹線でキャラクター系のデザイン車両が運行することとなり、鉄道ファンやアニメファン、キャラクターファンにとっては、目が離せないものといえます。

ところで、この「500 TYPE EVA」、下記東洋経済記事によると、「屋外広告物」としての規制をクリアするため、「エヴァンゲリオン」風のデザインとしつつ、車外には「エヴァンゲリオン」という直接的な表現を行わず、屋外広告ではないデザインとしたという、デザイン上の苦労があったとのことです。
徹底解説!エヴァ新幹線はどこがスゴいのか (2)| 新幹線 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
徹底解説!エヴァ新幹線はどこがスゴいのか(3) | 新幹線 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

今回の「ハローキティ新幹線」ですが、先頭車には紛れもなく「ハローキティ」のキャラクターとロゴが入っているのですが、その他はリボンをモチーフとしたデザインとなっています。
ワンポイントの掲出なら沿線の広告条例をクリアしているのかどうか、先の「500 TYPE EVA」での屋外広告物の規制をクリアする話を聞いていただけに、非常に気になるところですが、そういった裏話もどこかのメディアの取材があればいいな、とも感じたニュースでした。











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