南海電鉄では、昨年10月に発生した台風21号に伴う大雨により被災した、南海本線男里川橋梁下り線について、本復旧工事が完了したことを発表しました。

南海本線 男里川橋梁の本復旧工事完了について|南海電鉄

上記発表資料によれば、男里川橋梁の橋脚のうち、尾崎駅側から2本目の傾いた橋脚を撤去し、杭基礎による鉄筋コンクリート製の橋脚を新設したとのことです。

工事完了は5月10日(木)で、この完了に伴い、仮復旧以降実施していた速度制限(50km/h)を解除することとしました。

また、橋脚に異状が発生した際に、特殊信号発光機を動作させ橋梁手前で停止信号を現示するとともに、運輸指令など関係各所に警報を発泡することにより、列車を停止させるシステムを導入したことも併せて発表されています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

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復旧工事中の男里川橋梁。
この時は上り線単線運転による復旧工事が行われていました。(2017.11.3撮影)

昨年10月の豪雨による線路異常により、バス代行輸送、そして単線運転による暫定的な運転再開、そして上下線の復旧と、管理人的には昨年の大きな出来事の一つだった男里川橋梁の豪雨災害。
昨年11月11日の復旧で一区切り、といったところでしたが、この区間はその後も本復旧に向けて工事が進んでいて、そのため、復旧後も徐行運転が続いていました。

今回、本復旧によりこの徐行運転も終了し、一連の復旧工事は終了したこととなりますが、上記の発表資料によれば、新たに橋脚を設置したとのことですので、近所でもあるので、その工事後の姿も確認しておきたいな、と感じたニュースでした。

南海本線男里川橋りょうの本復旧工事が5月10日に完了…異常を乗務員へ通報するシステムも構築 | レスポンス(Response.jp)



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