毎週日曜日にお送りしている「過去のきっぷから」。
今回は、この4月に民営化され、大阪市の組織としての歴史に幕を閉じた大阪市交通局の一日乗車券をご紹介したいと思います。

現在は、「エンジョイエコカード」という名称となっていますが、この名称が付けられる前は、単に「一日乗車券」という名称となっていました。
以下、主に私が学生時代(平成一ケタ台)の時期に購入した「一日乗車券」をご紹介します。

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▲平成2年8月1日、梅田駅購入

現在は予めデザインが印刷されたものとなっていますが、この頃は、券売機ではまだ購入できなかったと思われ、定期券売り場で購入すると、このように定期券と同じ用紙(磁気券)に印刷されたものが手渡されました。
子供心に、定期券みたいなきっぷを使えるということで、何だか嬉しく感じたことを覚えています。


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▲平成4年4月5日購入
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▲平成4年4月29日購入
購入はいずれも中百舌鳥駅。

消費税の導入により、発売額が800円から810円に改定された後の券面です。
この頃には券売機で購入することもできるようになった模様です。
券面のデザインをみると、豊里大橋やかもめ大橋の写真が入っているのが分かります。
券面には、いくつかのパターンがあった模様ですが、これらを揃えようとは特に思わなかったのですが、今から考えると、もう少しこだわってもよかったのかな、とも思います。


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▲平成6年4月4日、天下茶屋駅で購入

この頃には、発売額が850円に改定されていました。
また、券売機の置き換えが実施されたのか、「一日乗車券」のフォントが若干太くなっていました。


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▲平成9年12月13日、中百舌鳥駅で購入

この頃になると、これまでの横レイアウトから、縦レイアウト(但し注意書きは横レイアウト)という形となりました。
また、磁気券の地紋に「OSAKA」のロゴが入っていました。

同じ時期に購入した「ノーマイカーフリーチケット」
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▲平成9年10月17日、難波駅で購入



どうやらこの頃は、毎回券売機で購入していたようで、売店等で予め用意されているデザインの一日乗車券は全く購入していなかった模様で、それはそれで勿体ないことをしていたのかな、とも思ったりしました。


今回は、きっぷの整理をしていたら、大量に出てきた大阪市交通局の「一日乗車券」をご紹介しました。

来週も、手持ちの過去のきっぷをぼちぼち取り上げていきたいと思います。




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