台風21号の強風が原因で発生した駅舎火災により、現在も営業を休止している南海電鉄南海本線・尾崎駅ですが、9月11日(火)初列車より臨時の出入口にて営業を再開することが発表されました。

南海本線・尾崎駅営業再開のお知らせ|南海電鉄

上記発表資料によれば、尾崎駅営業再開の概要は以下の通りです。
●営業再開日時:
9月11日(火)初列車から、臨時の出入口にて再開

●その他:
・なんば方面・和歌山市方面の各ホーム間の移動はできないため、駅北側または南側の踏切を渡って反対側ホームの出入口を利用。
(跨線橋は通行不可)
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▲尾崎駅臨時出入口等
(上記発表資料(http://www.nankai.co.jp/library/pdf/201809typhoon.pdf)より引用)

・各ホームに仮設トイレ(男女各1つ)を設置
・駅務機器の設置、乗車券類の取扱い等については、決定次第告知とのこと。



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


台風21号の強風が原因となった駅舎火災で、全焼した尾崎駅ですが、この度、焼失した駅舎を利用せず、上下ホームにスロープを設置することで、火災発生から約一週間にして営業再開が実現することとなりました。

先のエントリーでも少し触れたように、尾崎駅では列車の待避が可能となっていますが、その待避線を利用してスロープのスペースを捻出したような形となっています。
そのため、本来尾崎駅で待避すべき列車が、今回の臨時出入口設置のために待避ができなくなったことから、ダイヤの修正等があり得ると考えられますので、駅の案内等に注意しておく必要があります。

ともあれ、大阪府統計年鑑(下記参照)によれば、1日あたりの乗降客数が計約1万1千人となっている尾崎駅。
尾崎駅が利用できないことから、近隣駅の利用を余儀なくされていますが、その不便な状況からも、来週火曜日で解消される目処が立ったわけで、南海電鉄はじめ関係者の方々のご尽力には感謝の念しかありません。
(参考:大阪府/平成29年度大阪府統計年鑑(平成30年3月刊行)

私自身は、JR和泉鳥取駅が最寄りですが、場合に応じて尾崎駅も利用することがあるため、駅が利用できない状況が長引くと少なからず不便を被ることもあるだけに、早期の営業再開は非常に喜ばしいことと感じています。

実際に臨時出入口の設置された際、改札や券売機、また特急券の販売など、どのような形で実施されているのか、その状況もご紹介することができればと思います。



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