毎週日曜日を中心にアップしている「過去のきっぷから」。
本日、10月14日は「鉄道の日」ということで、今回は鉄道の日にちなんだきっぷをご紹介したいと思います。

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▲鉄道の日記念・乗り放題3きっぷ

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「鉄道の日記念・乗り放題3きっぷ」という名称のきっぷです。
画像でご紹介した平成7年発売分では、以下のような内容でした。

●利用エリア等:
JR西日本・JR四国・JR九州の普通列車の普通車自由席及び連絡線の普通船室が利用可能

●有効期間:
平成7年10月7日〜10月22日間、1人で3回、または3人までのグループ(同一行程)で利用可能
●発売価格:
9,000円


言ってみれば、青春18きっぷの西日本以西版とも言うべききっぷといえるでしょうか。
この手のきっぷは、その後、JR西日本単体で1日乗り放題のきっぷに形を変えましたが、現在では設定はない模様です。
その代わり、JR各社がエリアとなるこの手のきっぷは、現在は「秋の乗り放題パス」という名称で今年度は発売されています。
参考:「秋の乗り放題パス」および「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」の発売:JR西日本

当時、秋にも青春18きっぷに似たようなきっぷが発売されるというのは個人的に衝撃で、大学の休みの時期を利用して九州まで向かった模様です。

またその時、乗車した列車の指定券がこちらです。
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快速「ムーンライト九州」の指定席券です。
秋の行楽シーズンの対応か、はたまたこの「乗り放題3きっぷ」の利用を想定してか、通常春・夏・冬の多客期のみに設定されていた「ムーンライト九州」が、この10月にも設定されていました。
10月7日・博多発ですが、3日前の10月4日でさえも余裕で購入できた(但し通路側のC席でした)という、ある意味のどかな時代だった、ともいえるでしょうか。

この時は、熊本から北上し、福岡県内の路線を乗りつぶした後、ムーンライト九州で帰阪という行程だったかと思います。
(3回目の姫路入鋏では、どのように利用したか記憶がありません。)
当時は大学生で、休みも融通が利いていた模様で、このように3日前に思い立って旅行する、というのも自由だった時代でした。
今ではそんなことも難しいですし、何より客車列車の臨時快速の指定券もすんなり手に入るところも、懐かしい時代だったなあ、と改めて感じた次第でした。


次週も、懐かしいきっぷをご紹介したいと思います。



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