このブログの定番になりつつある「鉄道書籍・雑誌紹介」。
とはいえ、紹介したい書籍の数に対して、私自身が読むための時間があまりにも不足している状況で、興味ある全ての書籍をご紹介できず、歯がゆい気持ちではあります。

とはいえ、可能な限りご紹介していきたいと思っていますので、引き続きおつきあい下さればと思います。



今回ご紹介するのは、「鉄道ピクトリアル」の2019年2月号です。
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特集は「東武鉄道6050系」。
といっても、関東地区の方ならともかく、関西地区の私にとっては、とてもじゃないけど「馴染みのある車両」とは全く言えないものでした。

しかも、この6050系に初めて乗車したのは、何と今年の7月。
そんな車両が走っていること位しかしらないのが正直なところ、というのが、東武6050系に対する私のイメージ、でありました。

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▲東武日光駅で並んだ6050系を撮影。
この時は、新栃木から乗り通しました。

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▲東武6050系の車内。
2扉・クロスシートという、往年の国鉄急行形車両の東武版、と言われて納得するアコモデーション。
折り畳みの大型テーブルがこの車両にも付いていることに驚きました。


この時に乗車して、2扉・クロスシートといった独特のアコモデーション、加えて東武のみならず直通運転を行う野岩鉄道・会津鉄道も同系を保有していることなど、地味な存在でしかないものの、色々調べてみると面白い要素もあることから、いつかまた乗ってみたいと思っていました。

そんなところ、鉄道ピクトリアルで、この6050系にフォーカスを当てた特集が組まれる、というのを耳にして、これは購入せねば、と思い、発売日当日に早速購入しました。



本特集の概要としては、6050系の前身である6000系からの東武鉄道快速用クロスシート車の変遷、6000系・6050系のプロフィール、そして6050系にとって近年の大きな動きとなった2017年4月21日ダイヤ改正にともなう快速列車最終運転の記録、また相互直通先の野岩鉄道・会津鉄道での走行シーンの写真等、一形式のみ(実際はその前身である6000系も含めてですが、それであっても)では考えられないボリュームと質で迫っている、盛り沢山な特集となっています。


特に本文では、6050系が登場後30年以上経過していることから、今後の行く末を案ずる内容も含まれており、個人的にはある意味参考になった内容、とも言えました。


浅草〜日光・鬼怒川・野岩・会津方面の長距離輸送が、500系「Revaty」となったいま、2扉クロスシートの後継車両が登場する可能性は低いと言わざるを得ません。
そういう意味では、宇都宮線でみられる20040型による置き換え、というのは現実的にあり得る選択肢とも思われます。

一方で、野岩・会津の両鉄道では、東武鉄道とはまた違った輸送事情を抱えていることから、同様の置き換えとなるのか、輸送需要に対応したコンパクトな車両を投入するのか、それとも6050系を更新して使用し続けるのか、といった点も気になるところです。


ともあれ、2扉クロスシートというユニークな形態の車両である6050系、今後大きな動きが見られる前に、このような形で取り上げられるのは、貴重な機会なのかなと思い、多くの方に本書を手にとっていただきたく、ご紹介させていただきました。


今回の特集記事で個人的に衝撃を受けたシーンは、「6000系と6050系は実際に併結していた」ことでした。

本誌でも、6000系から6050系の更新途上で両系式が併結されるシーンが紹介されていました。
てっきり6050系は6000系の入れ替わりに投入され、重なる時期がなかったと思っていただけに、丸いヘッドライト・スカート無し・片開き扉の6000系と、四角いヘッドライト・スカート付き・両開き扉の6050系が併結して走っているシーンは、意外感をもはや通り越して、無知のものに遭遇した衝撃を受けた、というのが素直な感想でした。

このシーンを見ることができただけでも、今回の特集を購入した価値があったと確信しましたので、是非とも多くの方、特に東武鉄道と無縁の方も、自らの興味を広げるための最初の一冊として購入してみてはいかがでしょうか。




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