個人的に注目する記事が掲載されているものを中心に購入してご紹介している鉄道雑誌のご紹介ですが、今回はこちらの雑誌のご紹介です。

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今回ご紹介するのは、「鉄道ファン」2019年3月号。

今月号の特集は「車体傾斜」で、振子車から空気ばね式車体傾斜を導入し、曲線の高速通過を実現していった車両を特集しています。
近年は振子車よりも空気ばね式が主流となり、新幹線でも多く採用されていますが、一方でこちらのエントリーでご紹介したJR四国2700系が過酷な路線環境が故に振子式を採用するなどの動きもあります。
技術的な解説も豊富で、じっくり読んでいきたいと思いますが、今回特にご紹介したい記事はこちらです。

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こちらのエントリーでもご紹介したように、2023年度までの更新が発表されている南海電鉄6000系。

誕生から56年を経た今なお、1両も欠けることなく全車現役、しかも投入当初の路線で導入当初と変わらず優等列車にも充当されている車両というのは、他を見てもまあ例がないほどの、長寿を誇ってきました。

しかし、先のエントリーでご紹介したように、2023年度までの引退が示されたわけですが、その南海6000系について、その登場背景・諸元、そして投入から現在に至るまでの組成変更・改造・塗色変更といった、南海6000系のあゆみについて、総計6ページの記事として紹介されています。

記載記事の文章も読みやすい文体となっており、これまでの6000系の履歴を振り返るのに、丁度よい分量になっています。

また、掲載されている写真についても、現在では見られない行先表示板を掲げているなど、こちらの点からも貴重な記事であるかと思われます。
どんな貴重な写真が掲載されているか、それは是非ともこの鉄道ファンを購入して、皆様ご自身がお手にとって確かめて頂ければと思います。


写真・文面ともに、この南海6000系の記事を目当てに購入する価値のある今回の鉄道ファン。

今後2023年度の引退に向けて様々な動きが予想されますが、その予備知識、あるいは情報の整理という意味で、南海電鉄ファンは勿論、多くの鉄道ファンに手にして頂きたいな、という感想を記して、掲載記事の著者と、当該記事の掲載を決断した出版社の方々への最大限の賛辞とさせて頂ければ、と思った一冊でした。




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