こちらの乗車記録でご紹介したように、この3月末をもって廃止となるJR北海道の石勝線・夕張支線に乗車してきましたので、当記事でご紹介したいと思います。




夕張支線は現在5往復の運転となっています。
そのため、今回もプランニングに際しては、少ない運行本数に如何に合わせるか、が焦点でありましたが、追分7:08発の列車に乗れば、その後の行程がスムーズすぎるくらいになるので、この列車に合わせるべく、苫小牧から向かうこととしました。
追分駅で、室蘭本線から石勝線の列車に乗り換えます。

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追分駅での発車待ちの様子。

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キハ40に掲出されているサボ。

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夕張方面ワンマンカー乗り場。
こういった表示も3月末をもって変更になることでしょう。


この日、追分から夕張に向かったのは10名ほど。
1月の平日、しかも週半ばの水曜日とあって、廃止直前とはいえのんびりした雰囲気でありました。
ただ今でも昼間の列車や土休日は既に多くの人が訪問しているようですし、今後は列車を選ばず混んでくるのかな、と思います。

7時8分に発車。
しばらくは、石勝線の本線区間を走行しますが、時間帯もあって、すれ違う列車はほとんどありませんでした。
もう少し遅くなると、「スーパーおおぞら」や「スーパーとかち」に遭遇できるかも知れませんが…

追分から約30分、新夕張に到着します。
ここで7分ほど停車の間に撮影や入場券を購入します。
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▲新夕張駅で発車待ちの夕張行き。

7時48分、いよいよ今回廃止となる夕張支線へと入ります。
車内は、追分から乗り通している来訪者の他、地元の利用者がこれまた10名ほどでした。


途中の南清水沢、清水沢で多少の乗り降りがありました。
このあたりは夕張市内の中心部の一つらしく、地元の利用者の乗り降りが目立った印象でした。

清水沢からしばらく走り、夕張市内のもう一つの中心地区が見えてくると、夕張駅に到着です。
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夕張駅には、「ホテルマウントレースイ」に隣接しています。
かつてはもう少し北側に駅があったようですが、マウントレースイの建設などに合わせて移設された模様です。

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ホテルマウントレースイには、多数のバスが並んでいました。
ロビーも賑やかだったので、ダメもとでスタッフに「JR北海道 わがまちご当地入場券」が買えるか聞くと、買えるとのことでしたので、急いで購入しました。

この夕張市の「ご当地入場券」、4月以降は新夕張駅で引き続き販売されますが、勿論その際には券面も新夕張駅の入場券となります。
夕張駅としての「ご当地入場券」が買えるのも、勿論廃止までなので、僅か8分の折り返し時間を利用して購入した甲斐がありました。


乗車前に、夕張駅駅舎を撮影します。
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折り返し、8時25分発の千歳行きに乗りますが、この列車を清水沢駅で降ります。
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次の列車は12時49分までありませんが、ここから由仁駅あるいは栗山駅に向かう夕鉄バスの路線があるので、これを利用して室蘭本線方面へショートカットします。

清水沢駅は、かつて三菱炭坑方面への路線もあっただけに、広い構内敷地が当時の賑やかだった面影を残しています。


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駅舎と待合室の様子です。

ゆっくり見ていきたいところですが、時間は待ってくれません。
というのも、由仁駅経由新さっぽろ駅前行きの夕鉄バスがやってくるのは8時45分、僅か8分であります。
バス停が駅舎から少し離れているのにも気をつけつつ、バス停についてすぐにバスがやってきました。

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これに乗って由仁駅まで向かいます。

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由仁駅前に到着した夕鉄バス。

由仁駅でこれまたタイミングよく9時32分発(地震の影響で12分ほど遅れ)で岩見沢行きに乗り換えることができました。



以上が、この3月で廃止となる石勝線・夕張支線の訪問記となります。

訪問したのが1月下旬の水曜日、そして苫小牧〜追分以外からは訪問できない列車ということもあって、廃止間際のお名残乗車と見受けられたら人は全部で10名程度でした。
ただ、この後の11時〜12時に往復する列車では、時間帯の良さもあり、相当混雑していると思われるだけに、敢えて苫小牧に前泊して正解だったかな、と思いました。

夕張支線の終焉まであと二ヶ月。
間際ではありましたが、最後の様子を見に行くことができて満足いく訪問となりました。

また、これから夕張支線を訪問される方に、この記事が少しでも役に立つといいな、という願いを最後に、当エントリーの締めとします。




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