JR東日本・JR西日本・JR東海・JR九州の4社では、各社の株主を対象に、株主優待割引を実施しています。
参考:
株主優待割引券:JR東日本
株主優待:JR西日本
株主優待のご案内|JR東海
株主優待制度 | 株式情報 | IR情報 | 企業・IR・採用 | JR九州

今回はこのうち、JR東海の株主優待割引による乗車券・特急券をご紹介したいと思います。



JR東海の株主優待割引制度は、以下の通りとなっています。
(以下、JR東海Webサイト(https://company.jr-central.co.jp/ir/stockholders/treatment.html)より抜粋)

・優待券の有効期間:
6月1日から翌年5月31日までの1年間
(ゴールデンウィーク、お盆、年末年始を含め、一年中利用可能)

・利用方法:
1枚の優待券を、運賃および料金の双方の割引に利用可能
(1枚の優待券を2人以上での利用は不可)

・割引率:
1枚の優待券につき1割引、優待券は同時に2枚(2割引)まで利用可能

・割引の対象:
運賃については、JR東海営業路線内の片道乗車券が対象。
料金については、JR東海営業路線内の片道の特急券、急行券、グリーン券および指定席券が対象で、改札口を出ずに片道行程区間内で新幹線相互を乗り継ぐ場合を除き、一列車のみが対象。
(優待券により購入する乗車券等には他の割引(往復割引、学生割引、団体割引、乗継割引、身体障害者割引、ジパング倶楽部等の割引)の重複適用は行わない)

・優待券による乗車券等の発売箇所:
JR東海営業路線内各駅のきっぷうりば(自動きっぷうりばを除く)およびジェイアール東海ツアーズの各窓口



JR東海の営業エリア内の片道乗車券と一列車(新幹線改札内乗り継ぎ除く)のみの料金で適用されることなのですが、同様に株主優待割引制度のあるJR東日本・JR西日本・JR九州と比べると、エリア内を一周して距離を稼ぐ、という使い方ができないこともあり、他社に比べてお得感が薄れるのは、営業エリアの都合上、仕方がないといえるでしょうか。

そのため、JR東海の株主優待を有効活用しようとすれば、自然と東海道新幹線を利用するケースとなります。
その例により購入したのが、以下のきっぷとなります。

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▲乗車券・東京→新大阪(株主優待2割引)

この時は、株主優待券を2枚使用して、2割引で購入しました。
そのため、右下に「海優2割76」という表記がなされています。

注目は発着駅名表記で、JR東海管内のみ有効の割引となるため、「東京都区内」「大阪市内」とはならず、「東京」「新大阪」と駅名が明記されています。

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▲新幹線特急券・グリーン券
料金については、特急料金・グリーン料金ともに2割引となります。


特定都区市内制度が適用されないこともあり、あまり利用するケースはないのかな、と思うJR東海の株主優待割引なのですが、この時は、なぜか手元に1枚JR東海の株主優待券があったので、金券ショップでもう1枚購入し、計2枚を使用して株主優待割引を利用した次第です。


他のJRグループ各社の株主優待割引制度も、機会があればご紹介できればと思います。




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