LCC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパンでは、この度関西空港と下地島(しもじしま)空港を結ぶ路線を開設することを発表しました。

関西空港から宮古地域への初のLCC直行便!ジェットスター・ジャパン、大阪(関西)=宮古(下地島)路線を開設

概要は、以下の通りです。

●運航開始日:
2019年7月3日(水)

●運航スケジュール(2019年7月3日〜2019年10月26日):
GK377便・・・大阪(関西)15:50発→下地島18:15発
GK378便・・・下地島18:55発→大阪(関西)21:15着

GK377便・378便ともに月・水・金・日の週4日運航。
(7月20日〜8月31日は毎日運航)

●片道運賃:
5,990円〜42,990円(税込)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下地島(しもじしま)空港とご紹介しても、航空ファン以外の方ではあまり聞いたことがない、と言う方も多いのかも知れません。
下地島空港とは、沖縄県の宮古島を中心とした宮古諸島のうちの一つである「下地島」に作られた空港で、国内でのパイロット養成のための訓練飛行場として開設されました。
かつては那覇空港からの定期便がありましたが、利用者の低迷から1994年に運休した後は、長らく定期便の運航はありませんでした。
参考:下地島空港|沖縄県

その下地島空港ですが、近年JALやANAといった国内大手航空会社の訓練飛行が撤退してきたことから、利活用が検討されてきました。
その結果、旅客ターミナルのターミナル建設による定期便を誘致することとなり、それに伴いこの3月30日からジェットスター・ジャパンが成田〜下地島線を運航することとなり、今回開設が発表された関西〜下地島線はそれに続くものであります。


そして、この下地島は、水路を挟んで隣接する伊良部島(いらぶじま)から伊良部大橋を経由して、宮古島まで地続きでアクセスすることができるようになっています。
そのため、この下地島空港が宮古島における第2空港としての機能を果たせることから、今回の発表資料でも「宮古(下地島)」と表記して、宮古島への観光アクセスとして売り出していることが分かります。


関西空港から先島諸島方面への路線としては、Peachの関西〜石垣便が現在も運航されていますが、こと宮古島方面への就航はこれまでありませんでした。

フルサービスキャリアを含めても、関西地区〜宮古はANAの1往復のみとなっており、Peachのほか、ANA・JTAを含めた3往復が就航する石垣線と比較しても便数そのものが少ないことから、今回の下地島線の開設により、より多くの観光客が訪問できるようになるのではないかと思われます。


こと離島に関しては、おいそれと訪問することも個人的には難しいのでありますが、とはいえ、鉄道路線の全線乗りつぶしを達成すれば、こういった関空からの離島路線にも乗ってみるのも面白そうだな、とも感じたニュースでした。



●関連ニュースサイト:
ジェットスター、関西−宮古島便就航=7月3日就航、8月は1日1往復 | 乗りものニュース



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