下記のエントリーでご紹介したように、明日の3月16日ダイヤ改正により、JR東日本・中央本線の特急列車が大きく変更となり、これまで運行されていた「中央ライナー」「青梅ライナー」がそれぞれ特急「はちおうじ」「おうめ」とそれぞれ特急列車に変更されることとなりました。
参考:【JR東日本】2019年3月ダイヤ改正を発表。中央線特急列車E353系統一、「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」新設 : 阪和線の沿線から

「中央ライナー」「青梅ライナー」利用者にとっては、これまでライナー券を購入しての利用だったものが、今後は特急券を購入して利用することとなり、利用者やファンにとっても大きな改正といえるのではないのでしょうか。


かくいう私も、ブログでこの改正はご紹介しつつも、実際乗りに行く機会はないだろうな、と考えていたのですが、奇遇にも3月11日に羽村市内で宿泊する予定となり、それなら時間が合えば都内から「青梅ライナー」に乗れることもなったことから、運行最終日を週末に控えた月曜日に、実際乗りに行くこととしました。


17時30分頃、東京駅の1・2番線に向かいます。
「青梅ライナー」の乗車整理券は、こちらの自動券売機で購入します。
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運行最終日を直前に控えてか、発売前からファンが行列をなして待機していました。
朝の時間帯はともかく、夕方の時間帯は発売開始を待つ性格の列車でもないのですが、このときは話は別、といったところでしょうか。

並ぶこと約10分、ようやく乗車整理券を購入。
グリーン席は発売直後に売り切れたため、普通席の利用となりますが、この普通席も発車15分前には売り切れとなりました。
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▲グリーン席・普通席ともに売り切れとなった「青梅ライナー1号」

駅の発車案内も見納めになるので、記録しておきます。
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▲日本語表記

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▲英語表記

17時55分頃、新宿方より「青梅ライナー1号」E257系が入線してきます。
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このE257系も、今改正で中央本線系統からは見納めとなります。

行先表示も記録しておきます。
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わずかな折り返し時間の間に撮影を済ませ、自分の席に座ります。

先ほどの自動券売機で入手した「青梅ライナー」ライナー券はこちらです。
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18時丁度に東京を出た後、新宿に停車し、その後は立川・拝島・河辺、そして終点青梅に停車します。
東京駅では3割ほど、残りの新宿駅で7割ほどが乗車してきて、満席となりました。

列車は、中央線の夕ラッシュ時間帯の合間を縫って走っていきます。
さすがにスピードを出せる区間は限られていますが、着席できているだけに、そのあたりはあまり苦痛に感じませんでした。

新宿から約30分、18時44分に立川に到着です。
この立川で8割ほどが下車していき、残りの約2割の乗客が青梅線内に向かっていきます。

今回のダイヤ改正では、これまで下りは3本設定されていた「青梅ライナー」は、特急「おうめ」としては1本に削減されることとなりました。(上り東京行きは引き続き1本)
この東京18時発の列車は、改正後特急「はちおうじ」に振り返られるのですが、立川で多くの乗客が下車する状況をみると、このまあ妥当な判断といえるのかな、とも感じました。

青梅線に入り、これまた普通列車の合間を縫って、加減速を繰り返しつつ、拝島に到着。
この拝島でも私を含めて幾分かの下車客がいました。

発車までの時間を使って、拝島駅に停車中の「青梅ライナー1号」を撮影します。
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以上が、このダイヤ改正で運行終了となる「青梅ライナー」1号の乗車記でありました。

滅多と利用する機会も無いだろうと思っていたところ、運行終了直前に利用できる機会に恵まれて、ラッキーにも乗車できた次第であります。
「青梅ライナー」だけでなく「中央ライナー」にも当てはまる話ですが、長年通勤ライナーとして定着していたこれらの列車が、この週末からは特急列車となり、仕組みも変わることとなるので、ある程度の混乱はあるのかな、とも感じました。

それを見越して、既に東京駅のホームでは各種掲示やダイヤ改正の啓発ティッシュ配布、また「青梅ライナー」車内でもダイヤ改正の案内放送が実施されていました。
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▲特急「はちおうじ」「おうめ」運転に伴う中央・青梅ライナー運転終了の案内掲示


既に常磐線や高崎線で実績のある全車指定席化ですが、利用者からどのような反応が出てくるのか、気になるところではあります。


気になる、といえば、「青梅ライナー」運行終了を目前に控え、鉄道ファンの姿も少なからず見かけられました。
この日は特に、迷惑行為等があったわけでもないのですが、明日最終日が目前となるのを控え、他の利用者の邪魔になるような行為は厳に慎んでいただきたいところではあります。


ともあれ、明日の運行を最後に後継の特急「おうめ」に後を託し運行終了となる「青梅ライナー」。
私自身にとって、決して馴染みのあった列車というわけではないのですが、こうして運行最後を前に乗ることができ、またこうしてブログに残すことができたのも何かの縁だったのかもな、という感想を記して、乗車記の終わりにしたいと思います。



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