和歌山バスでは、この4月1日に実施するダイヤ改正の内容を、車内などに掲出を開始したことを確認しました。
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上記は車内運転席真後ろの広告枠に掲出された改正内容となっています。
この写真を元に、下記にて改正内容をまとめてみました。

●利便性向上・混雑緩和に向けた増便:
・平日朝7時台のJR和歌山駅発・25系統和歌浦口行き及び27系統県庁前行きをそれぞれ1便ずつ増便。
・平日のJR和歌山駅発・79系統和歌山大学行き(和大ライナー)を1便増便
(現行8:43発に加え、10:07発を増便)

●夜間時間帯の充実に向けた最終便の時間繰り下げ:
平日の和歌浦口発・25系統JR和歌山駅行きの最終便発車時間を約40分繰り下げ
主なバス停の最終便時刻は以下の通り変更。
和歌浦口・・・(現行)22:17発→(改正)22:56発
日赤前・・・(現行)22:24発→(改正)23:03発
県庁前・・・(現行)22:27発→(改正)23:06発
市役所前・・・(現行)22:28発→(改正)23:07発
JR和歌山駅・・・(現行)22:40着→(改正)23:19着

平日のJR和歌山駅発・0系統南海和歌山市駅行きを22時台に2便増便し、最終便発車時間を50分強繰り下げ
主なバス停の最終便時刻は以下の通り変更。
JR和歌山駅・・・(現行)21:28発→(改正)22:25発
三木町新通・・・(現行)21:31発→(改正)22:28発
公園前・・・(現行)21:34発→(改正)22:31発
本町二丁目・・・(現行)21:35発→(改正)22:32発
南海和歌山市駅・・・(現行)21:41着→(改正)22:38着

●乗継負担の軽減に向けた系統再編:
朝・夜のみに運行している55系統JR和歌山駅〜塩屋〜和歌浦口について、JR和歌山駅〜南海和歌山市駅間を直通運転

●その他各路線に変更あり



詳細は、今後和歌山バスのWebサイトでも公表されることになるかと思われます。

今回の改正では、79系統「和大ライナー」の他、0系統・25系統の最終便繰り下げが大きなポイントといえます。

まず79系統「和大ライナー」は、和歌山大学への通学利用者向けに、JR和歌山駅からノンストップで和歌山大学前まで向かう系統であります。
これまでは朝8時台の1本が設定されていましたが、今回の改正からは、10時台にも1本増発されることとなります。
これにより、2時間目からの授業の学生も直行便「和大ライナー」を利用することができ、和大生にとって利便性が向上することと思われます。

次に「0系統」の最終時刻繰り下げですが、この0系統は、かつて「和歌山シャトルバス」と称された路線を今に引き継ぐ路線で、JR和歌山駅・南海和歌山市駅という和歌山市内の二大ターミナルを、市街地中心部の本町二丁目等を経由して結ぶ路線であります。
当路線でも、近年は利用者の減少等で便数減や最終便の繰上げが行われてきた結果、現在はJR和歌山駅発は21時28分発と、路線の性格の割にはかなり早い最終便となっています。

一方、0系統の経由地である本町二丁目停留所付近には「アパホテル和歌山」があったりと、もう少し遅い時間でも利用者はつくのではないか、と感じていました。
今回、JR和歌山駅発のみでありますが、最終便の発車時刻がほぼ1時間繰り下がることにより、上述の「アパホテル和歌山」宿泊利用に加え、JR線方面から南海線への乗り換え等の際にも、少し遅くまで利用可能になるので、本系等の利用者に取っては嬉しいことといえます。


更に「25系統」の最終時刻繰り下げですが、この改正で最終便が繰り下げられるのは、JR和歌山駅行き、というのがミソといえます。
この系統は、和歌浦口停留所から市内西部を主に国道42号線を経由して北上ののち東進し、県庁前・市役所前・公園前と経由してJR和歌山駅に至る路線であります。
今回繰り下げられるのは、このうちJR和歌山駅行きなのですが、これほど遅い時間に増発するほどの需要があるのか、と他地域の方は不審にも思えるかも知れません。

実は、上述のルートでも触れたように、この25系統の沿線には、日赤和歌山医療センター(日赤医療センター前)・和歌山県庁(県庁前)・和歌山市役所(市役所前)・和歌山地方合同庁舎(公園前または三木町新通)といったような、公的機関等が多く所在しており、これらの機関の職員の帰りが遅くなった際の帰宅の足としての、23時台JR和歌山駅着の便の需要があるといえるでしょう。

これまでは、22時台を過ぎるとタクシーで和歌山駅まで行かざるを得なかった職員にとっても、この増便は朗報なのではないか、と思えます。
勿論、残業でなくとも、飲み会帰り等で少々遅くなっても、バス最終便が遅くなったのは心強いのではないのでしょうか。



ここ最近、路線バスの運転士不足が問題となっており、運転士確保が困難なことによる減便や路線の運休・廃止といったニュースが、もはや珍しくなくなってきました。

そんな中で、運転士の確保がこれまた難しいであろう深夜時間帯の増発が今回行われる今回のダイヤ改正であります。
今回増便された深夜便が、今後も運行され続けるためには、やはり積極的な利用による実績の積み重ねが必要となるので、こういったブログ等でお知らせすることで、積極的な利用の一助になればいいな、と感じたニュースでありました。



●関連ブログ:
wap ONLINE:今年も実施!貴志川線でたけのこ掘り/和歌山バス新ダイヤ



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