和歌山バスでは、2019年4月1日(月)から「和歌山バスロケーションシステム」を導入することを発表しました。

バスロケーションシステムを導入します | 和歌山バス株式会社

概要は、以下の通りです。

●サービス開始日:
2019年4月1日(月)始発便〜

●提供路線:
和歌山バスが運行する路線バス全路線
(高速バス等一部路線を含む)

●開始サービス:
・スマートフォンや携帯電話等による運行情報の提供
URL:
https://loc.bus-vision.jp/wakayama/view/searchStop.html

・スマートフォン専用アプリケーションによる運行情報の提供
和歌山バス専用アプリ「Bus-Vision for 和歌山バス」の提供を開始。
App Store、Google Playでダウンロード可能(2019.4.1〜)

・デジタルサイネージによる運行情報の提供:
JR和歌山駅構内・和歌山マリーナシティ・和歌山県立医科大学附属病院内の3箇所で、大型の液晶ディスプレイ(デジタルサイネージ)を設置。
今後、日本赤十字社和歌山医療センター内にも準備が整い次第設置予定。



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



バスロケーションシステム(バスロケ)とは、スマホ等でバスの運行情報をリアルタイムに確認することのできるシステムで、全国の多くの都市で既に導入されていますが、今回この和歌山市内等を走る和歌山バスで遂に導入されることとなりました。

このバスロケですが、上記和歌山バスの発表資料にもあるように、国・和歌山県・和歌山市の補助を受けて導入することとなっていますが、これについては、昨年1月のエントリーで、和歌山県の当初予算知事査定の事業説明において、交通系ICカードとともに知事査定事業として報道等が行われたものであります。
参考:2019年度にも和歌山県内の路線バス事業者に交通系ICカード導入か。和歌山県当初予算知事査定の事業説明で明らかに。 : 阪和線の沿線から

交通系ICカードの導入は2019年度(来年度)となりますが、それに先立ち、バスロケについては、今年度中のシステム整備、来年度初めの正式運用開始となりました。

このバスロケですが、既に試験公開が行われていて、管理人も昨日帰宅時に使用してみましたが、これまで、バスがどの程度遅れているのか分からないまま待ちぼうけしていたことを考えると、非常に便利に感じました。
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▲和歌山バスロケーションシステムの画面例
(上記発表資料内Webサイト(https://loc.bus-vision.jp/wakayama/view/searchStop.html)より引用)

また、デジタルサイネージについても、JR和歌山駅で発車案内表示が4か国語対応となっていることが確認できました。
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他の都市圏等では既に供用されているバスロケでありますが、ここ和歌山でもようやく導入されることとなりますが、試験運用ではありますが、使ってみると、次にやってくるバスがいまどこを走っているのかが、リアルタイムで分かることによる安心感は、想像以上でありました。

上記エントリーでご紹介した知事査定事業では、交通系ICカードの導入が目立つものではありますが、日頃に利用者にとってみれば、実はバスロケも相当便利なものだな、と感じました。

4月1日にはスマホアプリも運用開始となることから、こちらも是非インストーラし、使い勝手を確かめるとともに、日頃の帰宅の際、バスの位置を確かめるのに、積極的に利用していきたいなと思います。

加えて、もう一つのトピックである交通系ICカード導入についても、2019年度の導入予定のスケジュールとなっているので、今後の動きを当ブログでも取り上げていきたいと思います。



●関連ブログ:
wap ONLINE:和歌山バス、バスロケ導入…だけじゃなかった!



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